犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はCFA公式の猫種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

短毛

マンクス

Manx

登録団体CFA・TICA公認原産英国マン島(アイリッシュ海)原産の自然発生種。隔離された島の在来猫に生じた無尾の突然変異が定着した。無尾の記録は16世紀に船乗りが残し、絵画は1810年、言語学的証拠は1750年ごろに遡る更新2026.07.14体つき丸くずんぐりした、がっしりした体つき。後ろ足が前足より長く、背が弓なりに上がって腰高になります。"a bowling ball with fur"=毛皮のボウリング球に例えられます体の特徴無尾(尾を生む脊椎後端が欠損。無尾を生む遺伝子は脊椎の形成不全=マンクス症候群のリスクと不可分。無尾同士の交配は致死的になりうる)
体重
3.6–5.4kg
約3.6-5.4(オス4.5-5.4・メス3.6-4.5。TICAが示す目安)
寿命の目安
10–14
個体差があります
活発さ
3/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
短毛タイプは密な二層の毛
(表面にやや硬い毛があります)。長毛のキムリックは絹のような手ざわりで、やや長めの毛。後ろ足のうしろと首まわりに、ふさふさの飾り毛がつきます

毛色 ほぼ全色・全柄(ソリッド〈白/黒/ブルー/レッド/クリーム〉・スモーク・シルバー・タビー〈クラシック/マッカレル/スポテッド/パッチド〉・キャリコ・トーティ・バイカラー)

この猫種の食事の要点

ちょうどよい体重を保つことが、背骨とお尻まわりの負担を軽くします。マンクス症候群のある子は、うんちとおしっこの出し方(便秘への食物繊維・水分)を獣医師と一緒に決めてください

  • 体重管理(背骨とお尻まわりの負担)
  • 便秘(マンクス症候群のある子)
  • おしっこの通り道への配慮
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

マンクス症候群(仙尾部形成不全)
気づきのサインしっぽをなくす遺伝子が、背骨のいちばんうしろの部分をうまく作れなくすることがあります。うさぎ跳びのような歩き方、後ろ足のふらつき、おしっこやうんちを我慢できない。多くは生後4〜6か月までに表れます
巨大結腸症・便秘
気づきのサインマンクス症候群では腸を動かす神経も傷つき、腸の動きが鈍って便秘になることがあります。硬い便、長くいきむ、食欲が落ちる。こんな様子が続くようなら動物病院で相談を
尿失禁・排尿障害
気づきのサインぼうこうを動かす神経がうまくはたらかず、漏らす・出しにくいことがあります。おしっこがたまったままだと、ぼうこうの炎症も重なります
角膜ジストロフィー
気づきのサイン黒目をおおう透明な膜が、左右そろって白く濁ることが知られています。見え方に影響していないか、経過を見ていきます
尾の付け根の皮膚炎(間擦疹)
気づきのサインしっぽのあった位置のくぼみに汚れや湿りがたまると、赤みやにおいが出ます。拭いて乾かしておけば、たいてい防げます

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

家族にべったり、犬のように遊びを楽しむ穏やかな猫。子どもにもおおらかに接する子が多く、静かに過ごす傾向があります。

暮らしの中では、毛玉をためないためのお手入れ・食事の量と体型のこまめな確認・この猫種ならではの体の特徴の見守りに手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、品種特有の体の特徴に配慮が要ることと毛玉のお手入れが毎日続くことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 毛玉をためないためのお手入れ
  • 食事の量と体型のこまめな確認
  • この猫種ならではの体の特徴の見守り

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性4
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ3
活発さ3
よく鳴くか2
初めての飼い主向き4

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ4
デンタルケア優先度3
お手入れ
短毛タイプは週1〜2回のコーミング、長毛のキムリックは週に数回。しっぽのあった位置のくぼみは汚れがたまりやすいので、拭いて清潔に。抱き上げるときはお尻のほうをしっかり支えてください(しっぽのない部分は神経が骨に守られておらず、敏感です)
毛玉のケア
2(短毛の二層タイプはふつう、長毛のキムリックは高め)
室内で飼うこと
家の中だけで飼ってください。よく跳ぶ猫ですが、お尻まわりや背骨に不安を抱える子もいます。高い所からの落下や事故は避けたいところ。数の少ない純血種なので、迷子や盗難の心配もあります
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい動物です。マンクス症候群でぼうこうのはたらきに不安がある子は、とくに水を飲ませて排尿をうながしてください。おしっこがたまったままだと、ぼうこうの炎症につながります

解説

マンクス

沿革

アイリッシュ海に浮かぶ英国マン島で自然に生まれた、古い品種。まわりから切り離された島の猫に「しっぽがない」変異が起こり、島の猫たちに広まりました。しっぽのない猫の記録は、16世紀に島を訪れた船乗りが残しています。絵に描かれたのは1810年、言葉の上での証拠は1750年ごろまでさかのぼります。

長毛のタイプは、キムリック(Cymric)という別の名で呼ばれます。日本では数が少なく、人気ランキングの上位には入りません。

外貌と被毛

いちばんの特徴は、しっぽがないこと。理想とされるのは、しっぽのあった位置にくぼみ(dimple)があることです。ただし、まったくない子のほかに、短いしっぽや普通のしっぽを持つ子も自然に生まれます。

体は丸くずんぐりして、がっしり。後ろ足が前足より長いので、背が弓なりに上がって腰高になります。おとなになったときの丸みは「毛皮のボウリング球(a bowling ball with fur)」に例えられます。

毛は2タイプ。短毛(密な二層の毛)と、長毛のキムリック(絹のような手ざわりで飾り毛つき)です。色と柄はとても多彩です。

性格と暮らし

穏やかで愛情深く、家族と強く結びつきます。投げたものを取ってくる遊びを好むので「犬のよう(doglike)」と言われることも。声はさえずるようなトリルで、それで気持ちを伝えてきます。

ふだんは落ち着いていますが、跳ぶのが得意。急に加速して家じゅうを駆け回ることもあります。留守番は苦手で、長いひとりの時間を好みません。

抱き上げるときは、必ずお尻のほうを支えてください。しっぽのない部分は神経が骨に守られておらず、敏感なところです。

ケアのポイント

短毛タイプは週1〜2回のコーミング、長毛のキムリックは週に数回のブラッシング。これで毛玉を防げます。しっぽのあった位置のくぼみは汚れがたまりやすいので、拭いて清潔に。

抱き上げるときはお尻のほうを支える。この持ち方だけは覚えておいてください。

体重を増やしすぎないことも、背骨とお尻まわりを守ることにつながります。マンクス症候群のある子は、便秘への手当て(食物繊維・水分)や排尿の手助けまで含めて、暮らし方を獣医師と一緒に組み立てましょう。子猫を迎えるときは、マンクス症候群の有無を確かめているブリーダーかどうかを聞いてください。

出典

2

  1. 01cfa.org
    出典サイト ↗
  2. 02tica.org
    出典サイト ↗

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。