実物の写真はCFA公式の猫種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
長毛 / 大きくて長い体
ターキッシュバン
Turkish Van
- 体重
- 3–9kg 約3-9(雄4.5-9・雌3-5.5。TICAの雄10-20ポンド/雌7-12ポンドをkgに直した値)
- 寿命の目安
- 12–17年 個体差があります
- 活発さ
- 5/5 遊びの時間の目安をはかる目印です
- 被毛 カシミヤのような手ざわりで、根元まで柔らかく下毛がありません。水や汚れをはじきます
毛色 バン柄(純白の体に頭部と尾のみ着色)。着色はレッド/クリーム/ブラック/ブルーのソリッド・タビー・トーティ等。純白のみも認容
この猫種の食事の要点
大型でとてもよく動くので、必要なエネルギーも多くなります。質のよい動物性のたんぱく質を中心に。運動が足りないと太るので、動く量に合わせて食事の量を調整してください
- 体重管理(大型で、運動不足だと太る)
- 尿路結石・猫の下部尿路の病気(FLUTD)
かかりやすい病気と、気づくサイン
この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
CFA・TICAはどちらもこの猫種を「概ね健康な自然発生種」と位置づけていて、この猫種だけに出る遺伝の病気の報告は限られています。飼い主が気にかけたいのは、むしろ運動欲の強さと水好きから来る事故、そして太りすぎのほうです。
性格とケア
CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この猫種の性格とケアの要点
水を好んでよく動く、抱っこよりそばにいたがる猫。子どもにもおおらかに接する子が多く、家族との時間を大切にする傾向があります。
暮らしの中では、毛玉をためないためのお手入れ・上下に動ける遊び場づくりに手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、毎日たくさん遊ぶ時間が要ることと毛玉のお手入れが毎日続くことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 毛玉をためないためのお手入れ
- 上下に動ける遊び場づくり
気質
暮らしの負荷
- お手入れ
- 下毛がないので、長毛のわりに手入れは簡単。暖かい時期は週1回のコーミングで足り、冬毛が厚い時期だけ回数を増やします
- 毛玉のケア
- やや長めの毛でも下毛がなく、毛玉にはなりにくい。毛の生えかわる時期だけブラッシングを増やせば、手間は小さくすみます
- 室内で飼うこと
- 外に出さず、室内だけで飼ってください。運動能力がとても高く、脱走や高い所からの落下が心配です。水を好むので、浴室など水まわりの事故にも気をつけて。数の少ない猫種なので盗難の心配もあります
- 水を飲む量
- 猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりがちです。水遊びを好む子は多いものの、遊ぶことと飲むことは別。ウェットフードを混ぜる、水飲み場を家の何か所かに置くと飲む量が増えます
解説
ターキッシュバン
沿革
トルコ東部・ワン湖のまわり、東アナトリア地方に古くから暮らしてきた自然発生の猫種です。1955年、トルコを旅していたイギリス人によってイギリスへ紹介され、西洋に知られるようになりました。
TICAは1979年、CFAは1988年に公認(CFAは1994年にチャンピオンシップを与えました)。日本では数が少なく、公の人気統計には出てきません。
外貌と被毛
大型でがっしりと筋肉質な体つき。大人になるには3〜5年かかります。
いちばんの特徴は「バン柄」。真っ白な体に、頭と尾だけ色が入ります(体にばらばらの斑が15%まで認められます)。
毛はカシミヤのような手ざわりのやや長めで、根元まで柔らかく下毛がありません。このつくりのおかげで水や汚れをはじきます。夏毛は短く、冬毛は厚くなる季節変化を持ちます。
性格と暮らし
とても頭がよく、問題を解いて先へ進むのが得意。活発によく動き、よく鳴きます。投げたものを取ってくるなど「犬のような」行動を見せ、犬やほかの動物とも、うまく引き合わせれば仲よくできます。
抱っこや抱えられるのはあまり好みませんが、人のそばにはいたがる甘え方をします。
名前のとおり水が大好き。子猫でもプールや湖で自分から遊び、泳ぐことがあります——「泳ぐ猫(the swimming cat)」と呼ばれる所以です。蛇口を自分で開ける子もいるほど。運動能力が高いぶん、静かでおとなしい猫を求める人には向きにくいでしょう。
ケアのポイント
下毛がないので、長毛のわりに手入れは簡単。暖かい時期は週1回のコーミングで足ります(冬毛が厚い時期だけ回数を増やしてください)。
運動能力が極めて高い猫です。上下に動ける環境と、たっぷり遊ぶ時間で発散させましょう。水を好むので、浴室・洗面・トイレなど水まわりの事故にも注意を。
水遊びが好きでも、飲む量は別です。水飲み場を増やし、ウェットフードを混ぜましょう。運動が足りないと太るので、動く量に合わせて食事の量を調整してください。
このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。