カラメル色素caramel color
着色料。製法によっては4-MEI(発がん可能性物質)が生成されます。
分類: 添加物 最終更新: 2026-06-28
犬・猫での見方
犬
条件つき・注意
着色目的の添加物で栄養的役割はない。クラスIII/IV製法では副生成物4-MEIが生じうる。
猫
条件つき・注意
猫でも同様。嗜好や見た目のための着色であり機能性メリットは乏しい。
期待される役割
見た目を整えるための着色料(栄養的な役割はない)。
注意したい点
アンモニア法・亜硫酸アンモニア法(クラスIII/IV)の製造で副生成物4-MEIが生じ、4-MEIはIARCでGroup 2B(発がん性の可能性あり)に分類されている。
詳しい解説
カラメル色素は、見た目をととのえるための着色料です。栄養のうえでの役割はないとされます。
製法によって違う
アンモニア法・亜硫酸アンモニア法で作られるクラスIII/IVでは、 製造の過程で**4-メチルイミダゾール(4-MEI)**という副生成物が生じることがあります。
4-MEI は IARC(第101巻・2013年)で**グループ2B「ヒトに対して発がん性の可能性あり」**に分類されています。 食品からの曝露量については査読研究で評価が行われています。
すべてのカラメル色素で同じことが起きるわけではありません。 製法によります。 ただし袋の表示は「カラメル色素」で、どの製法かまでは書かれません。
表示での見え方
「着色料(カラメル色素)」または「カラメル」と書かれます。
根拠(3件)
公的基準・規制
4-メチルイミダゾール(4-MEI)はIARCモノグラフ第101巻(2013年)でGroup 2B「ヒトに対して発がん性の可能性あり」に分類されている。
IARC Monographs Volume 101, 2013 (NCBI Bookshelf NBK373183)
査読論文
クラスIII・IVカラメル色素はアンモニウム化合物を用いる製法により副生成物として4-MEIを生じ、4-MEI曝露が定量的リスク評価で検討されている。
Smith TJ, et al. PLoS One, 2015 PubMed (PMID 25693062)DOI 10.1371/journal.pone.0118138
査読論文
米国集団を対象に、カラメル色素含有食品および加熱で生じる4-MEIの食事曝露量が評価されている。
Folmer DE, et al. Food Additives & Contaminants Part A, 2018 PubMed (PMID 30130454)DOI 10.1080/19440049.2018.1508892
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。