犬猫小町(準備中)

グリセリンglycerin

保湿剤・湿潤剤として広く使われる安全な多価アルコール。

分類: その他 最終更新: 2026-06-28

犬・猫での見方

一般に問題なし

食品グレード(精製)グリセリンはFDAでGRAS、EFSAも数値ADIの必要なしと評価。セミモイストフードの保湿剤として一般的で犬で問題は報告されていない。

一般に問題なし

精製グリセリンは猫でも保湿剤として一般的に用いられ顕著な毒性は報告されていない。ただし純度(不純物管理)が前提。

期待される役割

水分を保つ保湿剤(セミモイストフードの食感・保存性維持)。

注意したい点

精製品は懸念が小さいが、バイオディーゼル副産物の粗製グリセリンはメタノール等の不純物混入が懸念されると報告されている。

詳しい解説

グリセリン(グリセロール)は、水分を保つために使われる保湿剤です。 主にセミモイスト(半生)タイプのフードで、食感と保存性のために使われます。

評価

食品グレードの精製グリセリンは、米国FDAで**GRAS(一般に安全と認められる)**とされています。 EFSAも再評価のうえ、数値の許容摂取量を設定する必要はなく安全上の懸念はないと結論しています。

気に留めるとしたら

製法によっては不純物が混ざりうる点が指摘されています。 バイオディーゼル製造の副産物として得られるグリセリンでは、 3-MCPD などの毒性が問題になる物質が混入する可能性があり、規格の管理が前提になります。

つまり「グリセリンかどうか」より「どのグレードのものか」が問われる成分です。 袋からは判断できないため、気になる場合はメーカーへの問い合わせになります。

根拠(1件)

  • 公的基準・規制

    EFSAはグリセリン(E422)を再評価し、報告された使用条件では数値ADIを設定する必要はなく安全上の懸念はないと結論した。一方で製法により毒性学的に問題となる不純物(3-MCPD等)が混入しうるため規格管理が推奨される。

    EFSA ANS Panel. Re-evaluation of glycerol (E422) as a food additive. EFSA Journal 2017;15(3):4720DOI 10.2903/j.efsa.2017.4720

この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。