犬猫小町(準備中)

プロピレングリコールpropylene glycol

湿潤剤。猫では米FDAが使用を禁じています。

分類: 添加物 最終更新: 2026-06-28

犬・猫での見方

条件つき・注意

犬では保湿目的でセミモイスト製品に使われるが、酸化ストレス感受性の観点から過剰摂取は避けたい。

避けたい

猫では赤血球にハインツ小体を形成し赤血球寿命を短縮させる報告があり、米国FDAはキャットフードへの添加を禁止している。猫には明確に避けるべき。

期待される役割

保湿・しっとり感の保持や凍結防止に使われる多価アルコール。セミモイスト製品に多い。

注意したい点

猫では赤血球のハインツ小体形成・赤血球寿命の短縮が報告され、米国FDAはキャットフードへの添加を禁止している。猫には避けるべき。

詳しい解説

プロピレングリコールは、セミモイストタイプのフードでやわらかさを保つために使われる多価アルコールです。猫では、市販フード相当の濃度でも赤血球にハインツ小体が形成され酸化ストレスに弱くなることが査読論文で報告されており(Weiss et al. 1990, PMID 2351602)、米国FDAはこの貧血リスクを理由にキャットフードへの添加を禁止しています。したがって猫には明確に避けるべき成分です。犬では使用が許容されていますが、過剰摂取は避けたいとされています。

根拠(2件)

  • 査読論文

    市販キャットフード相当濃度(乾物中7〜13%)のプロピレングリコール含有食を与えた猫では、アセトアミノフェン投与時のメトヘモグロビン濃度が有意に高くなり、猫の赤血球が酸化ストレスに感受性が高いことが報告されている。

    Weiss DJ et al. Effects of propylene glycol-containing diets on acetaminophen-induced methemoglobinemia in cats. J Am Vet Med Assoc. 1990 PubMed (PMID 2351602)

  • 公的基準・規制

    米国FDAは猫のハインツ小体性溶血性貧血リスクを根拠に、キャットフードへのプロピレングリコール添加を不適格としており使用が禁止されている。

    U.S. FDA 21 CFR 589.1001 — Propylene glycol in or on cat food

この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。