亜硝酸ナトリウムsodium nitrite
発色剤。ニトロソアミン生成の懸念があります。
分類: 添加物 最終更新: 2026-06-28
犬・猫での見方
犬
条件つき・注意
発色・保存目的でジャーキー等に使われる。過剰摂取はメトヘモグロビン血症のリスクがあり、加熱・たんぱく質との反応でニトロソ化合物が生じうる。
猫
条件つき・注意
猫はメトヘモグロビン処理能力が相対的に低く過剰な亜硝酸塩への感受性が懸念される。
期待される役割
肉の発色と保存(ボツリヌス菌抑制)を目的とした保存料・発色剤。加工肉に使われる。
注意したい点
過剰摂取はメトヘモグロビン血症を起こしうると報告され、加熱・たんぱく質との反応でニトロソ化合物が生成しうる。規制上は使用量に上限が設けられている。
詳しい解説
亜硝酸ナトリウムは、加工肉(ジャーキー等)の発色と保存を目的とした保存料・発色剤です。亜硝酸塩はイヌを含む幅広い種でメトヘモグロビン血症を誘発しうること、加熱やたんぱく質との反応で生じるN-ニトロソ化合物が健康への懸念と関連しうることがレビューで報告されています(Bruning-Fann & Kaneene 1993, PMID 8351799)。EUでは犬猫用缶詰飼料で最大100 mg/kgと上限が設けられており、規制範囲内であれば直ちに危険とは言えませんが、過剰摂取のリスクを考慮し『注意して見る成分』とされています。
根拠(3件)
査読論文
亜硝酸塩はイヌを含む幅広い種でメトヘモグロビン血症を誘発しうること、N-ニトロソ化合物が肝障害等と関連しうることがレビューで報告されている。
Bruning-Fann CS, Kaneene JB. The effects of nitrate, nitrite, and N-nitroso compounds on animal health. Vet Hum Toxicol. 1993 PubMed (PMID 8351799)
査読論文
イヌにおける亜硝酸塩・硝酸塩の薬物動態が種間で比較され、イヌでの吸収・代謝特性が報告されている。
Schneider NR, Yeary RA. Nitrite and nitrate pharmacokinetics in the dog, sheep, and pony. Am J Vet Res. 1975 PubMed (PMID 1147360)
公的基準・規制
EUでは亜硝酸ナトリウム(E250)が犬猫用缶詰飼料の保存料として最大100 mg/kgまで認可されており使用量に上限がある。
EU Regulation (EC) No 1831/2003 — sodium nitrite (E250) in canned dog/cat food (max 100 mg/kg)
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。