犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はCFA公式の猫種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

短毛・長毛 / 中〜大型のがっしり型

アメリカン・ボブテイル

American Bobtail

登録団体TICA・CFA公認原産アメリカ(1960年代末にアリゾナで発見された自然発生の尾の短い個体が起源。茶トラのボブテイル猫「ヨーディー」とシャム系の交配、その後北米各地の尾の短い猫を交えて選択繁殖)更新2026.07.14体つき中〜大型のがっしり型(筋肉質で骨が太く、胸は広く腰も力強い。縦に長い長方形の体つきで運動が得意。おとなの体になるまで約3年)体の特徴短い尾(自然発生の尾椎変異。1〜4インチのボブテイルが標準。無尾"rumpy"は脊椎短縮に伴う神経・排泄障害や股関節トラブルのリスクがあり繁殖には用いない)
体重
3–7.5kg
約3-7.5(雄5.5-7.5・雌3-5/TICAの雄12-16ポンド・雌7-11ポンドを換算)
寿命の目安
11–15
個体差があります
活発さ
3/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
短毛タイプは硬めで密な二重の毛
(うさぎの毛皮のような手ざわり)でもつれにくく、長毛タイプはやや毛足が長くもさっとした毛で、首まわりと後ろ足に飾り毛が出る。どちらも手入れは楽

毛色 あらゆる色・柄を認める(ソリッド/タビー/スモーク/ポインテッド/キャリコ/バイカラー等。ワイルドなタビー柄が人気)

この猫種の食事の要点

体が大きく、おとなになるまで時間がかかる。子猫のうちは成長に合わせた量を、おとなになってからは太らせない量を与えたい。関節と背骨への負担を減らすうえでも、体重を増やしすぎないことが体を守る

  • 体重管理(体が大きく関節・背骨に負担)
  • おしっこの通り道(尿路)への配慮
  • 毛玉(長毛タイプ)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

脊椎・股関節・神経のトラブル(尾椎変異関連)
気づきのサイン高い所へ跳び上がるのをいやがる、後ろ足の動きが硬い、足を引きずる。こんな変化が手がかりです。しっぽがまったくない個体は背骨が短くなる影響を受けやすく、繁殖には使いません
排泄コントロールの問題(完全無尾個体)
気づきのサインおしっこや便をがまんできず、もらしてしまうことがあります。しっぽのない個体でリスクが高いとされます
肥大型心筋症(HCM)ほか一般的な猫の疾患
気づきのサイン体が大きく、年齢が上がるほど、猫に広く見られる心臓の病気や腎臓・おしっこの病気にも気を配ってください。休んでいるときの呼吸が速い・浅い、水をたくさん飲んでおしっこが増える——このあたりが受診の目安。心臓の超音波検査(心エコー)と尿検査を定期健診に入れておくと早く気づけます
肥満・体重管理
気づきのサイン体が大きく育つのに時間がかかるうえ、去勢・避妊のあとは体重が増えがち。さわって確かめる体型チェック(ボディコンディションスコア)で見ていき、関節と背骨に負担をかけないように

CFA・TICAはどちらもこの猫を「概ね健康(generally healthy)」としており、この猫だけに多く見られる病気は挙がっていません。ただし品種の特徴である短いしっぽに関わる注意点があります。次のようなサインに気をつけてください。

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

家族みんなに懐く、明るくて愛嬌のある猫。犬など他の動物とも暮らせる子が多く、人のそばにいたがる傾向があります。

暮らしの中では、毛玉をためないためのお手入れ・食事の量と体型のこまめな確認・この猫種ならではの体の特徴の見守りに手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、品種特有の体の特徴に配慮が要ることと毛玉のお手入れが毎日続くことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 毛玉をためないためのお手入れ
  • 食事の量と体型のこまめな確認
  • この猫種ならではの体の特徴の見守り

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性5
猫同士の相性4
ほかの動物との相性5
人なつこさ4
活発さ3
よく鳴くか2
初めての飼い主向き4

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ4
デンタルケア優先度3
お手入れ
短毛・長毛とももつれにくい毛なので、ブラッシングは週1-2回で足りる。毛が生えかわる時期だけ回数を増やす
毛玉のケア
短毛は少なめ、長毛(やや長めの毛)タイプは中くらい。毛が生えかわる時期はブラッシングで飲み込む毛を減らす
室内で飼うこと
完全室内飼いをすすめる。人が好きで留守番が苦手、外での事故やトラブルにも弱い。血統のはっきりした猫なので迷子・盗難の心配も。しっぽの骨に生まれつきの変化がある子は、高い所からの落下や強い衝撃も避けたい
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい。体の大きい猫は動く量が減ると飲水も排尿も減りがちなので、ウェットフードの併用と水飲み場の複数設置で水分をとらせたい

解説

アメリカン・ボブテイル

沿革

1960年代の終わりごろ、アリゾナで見つかったしっぽの短い1頭の子猫が始まりです。アイオワへ連れ帰られてから、本格的な繁殖が始まりました。

茶トラのボブテイル猫「ヨーディー」とシールポイントのシャムをかけ合わせたのが土台で、そこへ北米各地のしっぽの短い野良猫を交えて選び育てられました。TICAが公認したのは1989年。日本の人気ランキング(アニコム)では上位圏外の、あまり見かけない猫です。

外貌と被毛

中〜大型で筋肉質、骨が太く、胸が広くて腰も力強い。縦に長い長方形の体つきで、運動が得意です。おとなの体になるまでには3年ほどかかります。

いちばんの特徴は、1〜4インチ(約3〜10cm)の短いしっぽ。生まれつきしっぽの骨が短くなる変化から来ています。警戒すると背中の上にぴんと立てて気持ちを表します(「同じ尾は二つとない」)。

毛は短毛と、やや長めの毛の2タイプ。短毛はうさぎの毛皮のような硬めで密な二重の毛で、もつれにくいのが持ち味です。やや長めのタイプは少しもさっとしていて、首まわりと後ろ足に飾り毛が出ます。毛の色や柄はどんな組み合わせも認められ、野生の猫を思わせる縞模様(タビー)が人気です。

性格と暮らし

頭がよくて明るく、どこか道化のような愛嬌のある猫です。特定の一人だけになつくのではなく、家族みんなと関わろうとします。自分で遊びを考え出したり、人の気持ちの変化に敏感に反応したり。

子どもやほかの動物、家庭の犬とも折り合いがよく、リードをつけた散歩や持ってこい遊びも覚えます。一人にされるのが苦手なので、留守がちな家より、家族と過ごす時間が長い家に向きます。

鳴き声はおおむね控えめ。チッチッ、クックッといった独特の声(chirp・click・trill)で気持ちを伝えてきます。

ケアのポイント

短毛も長毛ももつれにくい毛なので、ブラッシングは週1〜2回。毛が生えかわる時期だけ回数を増やせば足ります。

体が大きく、おとなになるまで時間がかかる猫です。子猫のうちは成長に合わせた量を与え、おとなになったら太らせない量に切りかえてください。しっぽの骨に生まれつきの変化がある子では、背骨と股関節をいたわるために、太らせないことと、高い所からの落下を防ぐことの2つを。

人が好きで留守番を嫌います。毎日少しでも遊ぶ時間、家族とふれあう時間をつくってください。

出典

3

  1. 01cfa.org
    出典サイト ↗
  2. 02tica.org
    出典サイト ↗
  3. 03概ね健康(generally healthy)

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。