犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はCFA公式の猫種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

短毛

シャム

Siamese

登録団体CFA・TICA公認(CFA創設期1906年に最初期公認品種の一つ)原産タイ(旧シャム)。アユタヤ朝期(1350-1767)のタイの猫の詩集に記録が残る。1878年に初めて渡米更新2026.07.14別名サイアミーズ体つき中くらいの大きさで、すらりと細身。長くしなやかで、それでいて筋肉質な体つき
体重
2.5–5.5kg
約2.5-5.5(オス約3.5-5.5・メス約2.5-4。CFAの品種標準に体重の決まりがないため、広く知られている範囲の目安)
寿命の目安
12–18
個体差があります
活発さ
4/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
短くて細かい毛
つやがあり、体にぴたりと沿います

毛色 シールポイント・ブルーポイント・チョコレートポイント・ライラックポイント(顔・耳・脚・尾が濃色になるポインテッド)

この猫種の食事の要点

すらりとした体つきの猫です。布を吸ったりかじったり、食べ物でないものを口にする癖(ウール吸い・異食)が知られています。

布やひもを飲み込まないよう、置き場所と食事の与え方を工夫してください。歯みがきの習慣づけも忘れずに

  • 食べ物でないものを口にして飲み込む(ウール吸い・異食)
  • 体重管理
  • 尿路結石
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

猫喘息
気づきのサイン気道が狭くなって発作を起こす病気で、この猫種に多く見られます(獣医学の教科書と統計研究による)。急に咳きこむ、ゼーゼーという音がする、休んでいるのに呼吸が速い・浅い。口を開けて息をしていたら、すぐ動物病院へ
くわしく見る →
悪性リンパ腫(縦隔型)
気づきのサイン血液の細胞にできるがん。若いうちに、胸の真ん中にできる型が多く見られます(遺伝の関わりも指摘されています)。呼吸が速い、咳が出る、動きたがらない。胸に水がたまることもあります
くわしく見る →
アミロイドーシス(全身性/肝)
気づきのサインアミロイドという物質が体のあちこちや肝臓にたまる病気。シャムとオリエンタルで、生まれつきのなりやすさが知られています(この事典に個別ページはありません)。元気がなくなる、肝臓が腫れる、おなかの中で急に出血する
歯周病
気づきのサイン歯の汚れがたまり、歯ぐきから歯を支える組織まで炎症が広がります。口のにおい、歯ぐきの赤み、よだれ、硬いものを嫌がるそぶり
くわしく見る →
内斜視・眼振
気づきのサイン寄り目や、眼球が細かく揺れること。白い色をつくる遺伝子と結びついた、この猫種の昔からの特徴です(この事典に個別ページはありません)。多くは体に害がなく、治療も要りません

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

おしゃべりで、いつも人のそばにいたがる甘えん坊の猫。遊ぶ時間をよく求める子が多く、人に慣れやすい傾向があります。

暮らしの中では、歯みがきの習慣づけ・遊びの時間の確保・水を飲める場所を増やす工夫に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、よく声を出すことと歯のケアの優先度が高いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 歯みがきの習慣づけ
  • 遊びの時間の確保
  • 水を飲める場所を増やす工夫

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性4
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ4
活発さ4
よく鳴くか5
初めての飼い主向き3

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ3
デンタルケア優先度4
お手入れ
週1回ほどのブラッシングで足ります(毛が短く、抜け毛も少なめ)。ゴム製のブラシを使うとつやが出ます
毛玉のケア
毛が短いので、毛玉の手入れはほとんど要りません
室内で飼うこと
家の中だけで飼ってください。人にくっついて過ごす寂しがりやで、外のもめごとに弱い猫です。顔・耳・脚・しっぽが濃くなる柄は体温で色が変わるほどで、寒さも苦手。純血種なので迷子や盗難の心配もあります
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい動物です。ウェットフードを混ぜ、水飲み場を家の何か所かに置いて、尿路結石から守ってください

解説

シャム

沿革

原産はタイ(かつてのシャム)。アユタヤ朝の時代(1350-1767)に書かれたタイの猫の詩集に記録が残る、古い品種です。初めてアメリカへ渡ったのは1878年。1906年に猫の登録団体CFAができたとき、いちばん早く公認された品種のひとつになりました。

顔・耳・脚・しっぽが濃くなる柄と、際立ったおしゃべり好き。この2つで世界的に知られています。別名はサイアミーズ。

外貌と被毛

中くらいの大きさで、すらりと細い体つき。長くしなやかでありながら、筋肉はしっかりついています。毛は短くて細かく、つやがあり、体にぴたりと沿います。

特徴は、顔・耳・脚・しっぽが濃くなる柄(ポインテッド)。シールポイントのほか、ブルー(1934年公認)、チョコレート(1952年)、ライラック(1955年)があります。この濃い色は、体温の低い端のほうにはっきり出ます。

性格と暮らし

人と気持ちを通わせるのがとても上手で、声の種類も豊か。よく喋ります。猫の中でも、鳴きやすさの代表格です。

人にぴたりと寄り添う一途な甘えん坊で、いつも一緒にいたがります。活発で、家族が何かしていると必ず加わりたがる猫。賢く、芸も覚えます。

その反面、寂しがりで放っておかれるのが苦手。よく鳴くので、静かな暮らしを求める人、猫を飼うのが初めての人には負担になることもあります。布を吸ったり、食べ物でないものを口にしたりする癖も知られています。布やひもの飲み込みには気をつけてください。

ケアのポイント

毛が短く抜け毛も少ないので、週1回ほどのブラッシングとゴム製のブラシで足ります。寒さに弱いため、部屋の温度には気を配ってください。

よく鳴き、寂しがる猫です。留守番の時間には工夫を、帰ったらしっかり関わってあげましょう。

布やひもは、猫の届かないところにしまってください。飲み込む癖のある猫種です。歯みがきも習慣に。水を飲む量が落ちやすいので、飲み場を増やしておきましょう。

出典

3

  1. 01cfa.org
    出典サイト ↗
  2. 02猫喘息はシャムが最も罹患しやすい品種の一つ(MSD記載+下部気道疾患22例中55…
    PubMed (PMID 15265478) ↗
  3. 03縦隔型リンパ腫は若齢・シャム系で好発し遺伝性が示唆される(後ろ向き研究, 201…
    PubMed (PMID 24366846) ↗

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。