エトキシキンEthoxyquin
合成酸化防止剤。EUでは飼料用途が停止されています。
分類: 保存料・酸化防止剤 最終更新: 2026-06-27
犬・猫での見方
犬
避けたい
猫
避けたい
詳しい解説
エトキシキンは合成の酸化防止剤です。とくに魚粉(フィッシュミール)の酸化を防ぐ目的で 長く使われてきました。
何のために入っているか
魚由来の油は酸化しやすく、放っておくと品質が落ちるだけでなく、輸送中に発熱・発火する危険もあります。 そのため魚粉には輸送段階で酸化防止剤が加えられることがあり、エトキシキンはその代表でした。
製品に「エトキシキン」と書かれていなくても、原料の魚粉の段階で使われていることがあります。 原材料に含まれていた添加物(キャリーオーバー)の表示は任意だからです。
議論があるところ
EUでは、EFSA(欧州食品安全機関)の評価を受けて飼料添加物としての認可が停止されています。 代謝物(エトキシキンキノンイミン)の安全性を判断するデータが足りない、というのが理由です。
国内では使用例が残っています。「禁止されている物質」ではなく、 地域によって扱いが分かれている物質という位置づけです。
表示での見え方
原材料表示では「エトキシ」とだけ書かれることもあります。 酸化防止剤は用途名と物質名の両方を書くことが求められるため、 使われていれば「酸化防止剤(エトキシキン)」の形で表示されます。
魚由来の原料が多いフードで気になる場合は、メーカーに問い合わせるのが確実です。 キャリーオーバーは表示義務がないだけで、答えてはいけない決まりがあるわけではありません。
袋の読み方は [[labels|表示の読み方]] にまとめています。
根拠(1件)
公的基準・規制
EFSA がペット用途で安全性を結論づけられないとし、EU で飼料添加物としての認可が停止された
EFSA Journal 2015;13(11):4272; EU Implementing Regulation 2017/962
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。