実物の写真はCFA公式の猫種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
長毛
ターキッシュ・アンゴラ
Turkish Angora
- 体重
- 2.5–5kg 約2.5-5(雄3.5-5・雌2.5-3.5/TICAの5-10ポンドを換算。CFAの品種標準に体重の決まりはなく、広く知られている範囲の目安)
- 寿命の目安
- 12–18年 個体差があります
- 活発さ
- 5/5 遊びの時間の目安をはかる目印です
- 被毛
- 下毛がほとんどない一重の毛で、やや長めの絹のような毛 絹のような光沢がありもつれにくく、長毛の猫のなかでは手入れが楽な部類。夏は毛が短くなり、しっぽのふさは残る
毛色 白(伝統的・オッドアイや青目を含む)ほか多くの色・柄(黒/ブルー/クリーム/レッド/各種タビー/トーティ/キャリコ/スモーク等)。ただしチョコレート/ライラック/ポインテッドは登録対象外
この猫種の食事の要点
よく動き、細い体つきを保つ「猫界のレーシングカー」。動くためのエネルギーを支える、質のよいカロリーが要る(TICA)。むしろ痩せぎみになりやすいので、動く量に見合った量を与えたい
- よく動くぶんエネルギーが要る(痩せぎみになりやすい)
- おしっこの通り道(尿路)への配慮
- 毛玉(やや長めの毛・少なめ〜中くらい)
かかりやすい病気と、気づくサイン
この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
CFA・TICAがこの猫について挙げる注意点は、白い毛の子の難聴と、HCMの検査の2つです。次のようなサインに気をつけてください。
性格とケア
CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この猫種の性格とケアの要点
よく跳びよく遊ぶ、人と関わりたがる賢い長毛の猫。人のそばにいたがる子が多く、人に慣れやすい傾向があります。
暮らしの中では、毛玉をためないためのお手入れ・上下に動ける遊び場づくりに手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、毎日たくさん遊ぶ時間が要ることと毛玉のお手入れが毎日続くことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 毛玉をためないためのお手入れ
- 上下に動ける遊び場づくり
気質
暮らしの負荷
- お手入れ
- 一重の毛でもつれにくいので、週1回程度から毎日の軽いブラッシングで足りる(TICAは「毎日推奨だが必須ではない」)。水を好む子が多く、入浴はしやすいことがある
- 毛玉のケア
- やや長めの毛だが、下毛がほとんどなくもつれにくいので少なめ〜中くらい。毛が生えかわる時期はブラッシングで飲み込む毛を減らす
- 室内で飼うこと
- 完全室内飼いを強くすすめる。とても活発でよく跳び、脱走の心配が大きく、外での事故に弱い。**白い毛(とくに青い目)の子は耳が聞こえないことがあり、危険を音で察知できないため、室内飼いの必要性が一段と高い**。血統のはっきりした猫なので迷子・盗難の心配も
- 水を飲む量
- 猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい。水を好む子も多いが、おしっこの通り道への配慮としてウェットフードの併用・水飲み場の複数設置・十分な飲み水を用意したい
解説
ターキッシュ・アンゴラ
沿革
トルコ・アンカラ(旧アンゴラ地方)を原産とする古くからの長毛種で、CFAは「最古の長毛種のひとつ」と位置づけています。16〜17世紀に中東からヨーロッパへ紹介され、フランスなどで人気を集めました。
その後ペルシャとの交配が進んで一時は消えかけましたが、1930年代からトルコ政府とアンカラ動物園が保存のための繁殖に取り組みました。アメリカへ渡ったのは1950年代です。日本の人気ランキング(アニコム)では上位圏外の、あまり見かけない猫です。
外貌と被毛
小型から中型で、長く優美な胴と長い脚、ふさふさと垂れるしっぽ、大きく立った耳、くさび形の頭を持つ、骨の細い優雅な体つき。細く見えて、体は引き締まった筋肉質です。
毛は下毛がほとんどない一重で、やや長めの絹のような毛。絹のような光沢があり、もつれにくく、長毛の猫のなかでは手入れが楽な部類です。夏は毛が短くなり、しっぽのふさは残ります。
伝統的な白(オッドアイ・青い目を含む)で知られますが、チョコレート・ライラック・ポインテッドを除くほぼ全色・全柄が認められています。
性格と暮らし
「猫界のレーシングカー」と言われるほど活発で機敏。跳ぶことと高い所が好きで、アジリティ競技でも活躍します。とても賢く、戸棚やドアを開けてしまうこともあるので、退屈させない工夫が要ります。
同時に「最も interactive で愛情深い品種のひとつ」「doglike」とも評され、人のすることすべてに関わりたがります。
運動したい気持ちと頭を使いたい気持ちがどちらも強く、手はかかります。そのぶん、遊びとふれあいを十分に与えれば、心強い相棒になってくれます。
ケアのポイント
一重の毛でもつれにくいので、ブラッシングは週1回程度から、毎日の軽い手入れで足ります(TICAは毎日をすすめつつ、必須ではないとしています)。水を好む子が多く、入浴もしやすいことがあります。
白い毛(とくに青い目)の子は耳が聞こえないことがあります。BAER聴力検査を受けているかを確かめ、聞こえない子には手ぶりや床の振動で合図するなど、安全のための工夫と完全室内飼いを徹底してください。
よく動いて細い体つきを保つ猫なので、食事は動く量に見合った量を。飲む水の量は落ちやすいので、水飲み場を増やしておしっこの通り道をいたわりましょう。
このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。