犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はCFA公式の猫種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

長毛 / がっしりした体つき

ペルシャ

Persian

登録団体TICA・CFA公認原産ペルシャ(現在のイラン)〜トルコ。1600年代に西ヨーロッパへ、1880年代後半にアメリカへ渡った最古級の猫種のひとつ更新2026.07.14体つきがっしりした体つき(脚が短めで胸が広く深く、肩と腰もどっしり。全体にずんぐり)
体重
3–7kg
約3-7(雄5-7・雌3-5/ロイヤルカナン日本版より)
寿命の目安
8–11
個体差があります
活発さ
2/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
体から立ち上がるように生える、長く厚い毛
きめ細かく艶やか。濃い色の毛は絹のようになめらか、淡い色の毛は綿のようにふんわりして毛玉になりやすい

毛色 7ディビジョン(ソリッド/シルバー&ゴールデン/シェイテッド&スモーク/タビー/パーティカラー/キャリコ&バイカラー/ヒマラヤン(ポインテッド))のほぼ全色

この猫種の食事の要点

鼻が短く食べ物をくわえにくいので、粒の形を工夫したフードが役に立つ。腎臓の病気(PKD/CKD)が多く見られるため腎臓と水分への配慮、長毛ゆえの毛玉への配慮、動きが少ないぶんの体重管理が定番のテーマ

  • 体重管理(動きが少ない)
  • 毛球症
  • 腎臓の病気への配慮(PKD/CKD)
  • 食べ物をくわえにくい(鼻が短く粒の形に配慮)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

多発性嚢胞腎(PKD)
気づきのサイン片方の親から受け継ぐだけで現れる遺伝の病気(原因はPKD1)で、この品種向けの遺伝子検査が確立しています。ロイヤルカナンは「3匹中1匹」に起こると述べています。中年ごろから、水をたくさん飲んでおしっこが増える、食欲が落ちる、体重が減る
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慢性腎臓病(CKD)
気づきのサイン腎臓のはたらきがゆっくり落ちていく病気で、PKDが進んだ結果として起こることもあります。水をよく飲む、おしっこが増える、食欲が落ちる、体重が減る——ここでも共通のサイン。中高年からは血液検査と尿検査を定期的に受けておくと早く気づけます
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肥大型心筋症(HCM)
気づきのサイン休んでいるときの呼吸が速い・浅い、口を開けて息をする、急に後ろ足が動かなくなる。初期は症状が出ません。繁殖の前に検査する対象にもなっています
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進行性網膜萎縮(PRA)
気づきのサイン両親どちらからも受け継いだときに現れる遺伝の病気(pd変異)で、遺伝子検査があります。暗い所で動きがにぶる、目が光を強く反射する、物にぶつかる。こうした様子に気づいたら眼科の診察を
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短頭種気道症候群(BOAS)
気づきのサイン平らな顔とつぶれた鼻から起こる、息の通り道の病気です。いびき、ガーガーという呼吸、暑さや運動で息が上がる。夏は熱中症にとくに注意してください
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流涙症・鼻涙管閉塞
気づきのサイン鼻が短いぶん涙が流れ出にくく、目のまわりがいつも濡れたり、毛が変色したり(涙やけ)します。毎日ふいてあげることで付き合っていけます
歯周病
気づきのサイン顔が短く歯並びが窮屈になりがち。口のにおいが強い、歯ぐきが赤い、硬い物を食べたがらない
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毛球症
気づきのサイン長く密な毛を飲み込んで、吐く・食欲が落ちる・便が出にくくなる。毎日のブラッシングで飲み込む毛を減らせます
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遺伝子検査で調べられるものPKD1(多発性嚢胞腎・常染色体優性)/PRA(進行性網膜萎縮・pd変異)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

床でのんびり過ごす、物静かで穏やかな長毛の猫。めったに鳴かない子が多く、家族のそばにいたがる傾向があります。

暮らしの中では、抜け毛が増える時期のこまめなブラッシング・毛玉をためないためのお手入れ・歯みがきの習慣づけに手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、抜け毛が多いことと毛玉のお手入れが毎日続くことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 抜け毛が増える時期のこまめなブラッシング
  • 毛玉をためないためのお手入れ
  • 歯みがきの習慣づけ

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性4
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ3
活発さ2
よく鳴くか1
初めての飼い主向き3

暮らしの負荷

抜け毛の多さ4
太りやすさ4
デンタルケア優先度4
お手入れ
毎日、金属のコームで梳く。長く密な毛は放っておくと毛玉になり、飲み込んだ毛が便に混じる。目のまわりと顔のしわをふくのも日課
毛玉のケア
高い(長く密な毛のため)。毎日のブラッシングと毛玉に配慮したフードで、飲み込む毛を減らす
室内で飼うこと
完全室内飼いを強くすすめる。鼻の短い猫(短頭種)で暑さと運動に弱く、長い毛の手入れも屋外では難しい。血統のはっきりした猫なので盗難・迷子の心配も大きい
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい。腎臓の病気(PKD/CKD)が多く見られるので水分をしっかりとらせたい。ウェットフードの併用、循環式の給水器、水飲み場の複数設置で飲む量を増やす

解説

ペルシャ

沿革

いまのイラン(旧ペルシャ)からトルコあたりを起源とする、最も古い部類の長毛種です。1600年代に西ヨーロッパへ、1880年代後半にアメリカへ渡り、19世紀後半のイギリスのキャットショーで人気を確立しました。長く豪華な毛と平らな顔立ちは、長い年月をかけた選抜交配のなかで形づくられてきたものです。

外貌と被毛

脚が短め、胸は広く深く、肩と腰もどっしりした、がっしりした体つき。全体にずんぐりと丸みがあります。

毛は体から立ち上がるように生える長く厚い毛で、きめ細かく艶やか。濃い色は絹のようになめらかで、淡い色は綿のようにふんわりして毛玉になりやすい傾向があります。色柄は7つのグループ(ソリッド/シルバー&ゴールデン/シェイテッド&スモーク/タビー/パーティカラー/キャリコ&バイカラー/ヒマラヤン)のほぼ全色をそろえます。

大きな丸い目と、短くつぶれた鼻。目と目の間に鼻がおさまる独特の顔立ちが特徴で、鼻の短い猫(短頭種)にあたります。

性格と暮らし

穏やかで物静か、「playful yet placid」と評される落ち着いた気質です。高い所へ登るより、床でのんびり過ごすことを好みます。動く量は猫種のなかでも最も少ない部類です。

声はごく小さく、表情ゆたかな目とやわらかな声で気持ちを伝えます。飼い主への思い入れが深く「膝の上に乗る名人」。

ただし毎日のコーミングと、目や顔のしわをふく手入れが要ります。鼻の短い猫ならではの健康への配慮も必要です。手のかかる長毛種だと分かったうえで迎えてください。

ケアのポイント

毎日、金属のコームで梳いてください。放っておくと毛玉になり、飲み込んだ毛が便に混じったり、皮膚のトラブルにつながったりします。

大きな目はほこりで刺激を受けやすいので、目のまわりと顔のしわをふくのを日課にしましょう。

鼻が短い猫なので、暑さと太りすぎは避けてください。涼しい部屋と、量を決めた食事を。腎臓の病気(PKD/CKD)が多く見られる猫でもあります。水を飲みやすい環境を整え、中高年になったら腎臓のはたらきを定期的に調べてもらいましょう。

出典

4

  1. 01cobby
    出典サイト ↗
  2. 02tica.org
    出典サイト ↗
  3. 03ペルシャ3匹中1匹に発生
    出典サイト ↗
  4. 04ペルシャのPKDは PKD1 の常染色体優性変異を同定(Lyons LA ほか,…
    PubMed (PMID 15466259) ↗

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。