犬猫小町(準備中)
PLATE 199 · 10G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

視覚ハウンド / 中型

チルネコ・デルエトナ

Cirneco dell'Etna

FCINo.199グループ10G 視覚ハウンド原産イタリア(シチリア島・エトナ山周辺)更新2026.07.14

目のよさと走る速さで獲物を追いかけてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

44–50cm

020406080cm
体重
8–13kg
牡10-13 / 牝8-11(JKC犬種ページ記載)
寿命の目安
12–14
個体差があります
運動量
60分/日
以上/日目安
被毛
短毛のシングルコート
(下毛のない一層。体にぴたりと沿った滑らかな毛で、頭・耳・脚はとくに短い)

公認毛色 フォーン(暗色〜明色の全色調)・タン・アンド・ホワイト

この犬種の食事の要点

細身でよく動く犬です。太りにくい体質ですが、その日の運動量に合わせて量を決めてください。日本で飼われている数が少なく、給与量の目安になる情報もまだ多くありません

  • 運動量に対して食事が多すぎ・少なすぎ
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

麻酔・鎮静
気づきのサイン体が細く脂肪が少ないぶん、麻酔から覚めるまでの時間や体温の下がり方に気をつけると言われます。イタリアン・グレーハウンドと同じ考え方です。手術や検査の前に、この体型のことを獣医師に伝えておいてください(この犬種だけのデータは多くありません)
寒さ・体温管理
気づきのサイン毛が短く、皮ふの下の脂肪も薄い犬です。冬と雨の日は服を着せてあげてください。ふるえる、動きたがらない。これが冷えているサインです
けが・足を引きずる
気づきのサイン速く走り、よく跳ぶぶん、遊んでいて足をひねったり切ったりしがちです。足を引きずるときは休ませて、動物病院へ
皮膚
気づきのサイン毛が薄いので、日ざしやこすれから皮ふを守るものがありません。外で遊んだあとは、すり傷と日焼けを見てあげましょう

血統のかたよりが少なく、はっきりした遺伝の病気の報告もほとんどない、じょうぶな犬種とされています(日本では飼われている数が少なく、確かな情報は限られます)。下にあげるのは「この犬種に多い病気」ではなく、体つきと性格から気をつけたいことです。 ※この犬種にとくに多いと確立された遺伝性の病気の報告は、いまのところ多くありません。新しい報告が出れば、このページにも追記します。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

飼い主を強く慕うが、意思が固く動くものを追う犬。自分で判断して動きたがる子が多く、猫や小動物を追いかけたくなる傾向があります。

暮らしの中では、毎日の運動の時間の確保・冬の寒さ対策・歯みがきを習慣にすることに手をかける時間が長くなります。

指示より自分の判断を優先しやすいことと人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 毎日の運動の時間の確保
  • 冬の寒さ対策
  • 歯みがきを習慣にすること

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性3
ほかの動物との相性1
人なつこさ2
活発さ4
吠えやすさ2
しつけやすさ2
初めての飼い主向き2

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ1
暑さへの強さ4
寒さへの強さ2
サロン依存度1
デンタルケア優先度3
集合住宅への適性3
留守番への耐性3
運動量の目安4
運動のタイプ
全力で走る、追いかける、においをたどる。この3つが大好きです。持久力と瞬発力の両方をあわせ持つ、昔ながらの猟犬です
お手入れ
カットは不要。短毛なのでお手入れは最小限です。週1回、ゴム製のミトンかやわらかいブラシでなでれば足ります。耳は立っていて風が通るので、むれにくい形です
トリミング
不要

解説

チルネコ・デルエトナ

沿革

シチリア島に古くからいる、原始的な姿を残した猟犬です。ファラオの時代にナイル川流域で育てられた古代の猟犬を、シチリアへ移り住んだフェニキア人が地中海沿岸に持ちこみ、その子孫だとされています(近ごろはシチリア生まれとする説もあります)。紀元前数百年の硬貨・彫刻・モザイクにもその姿が残っていて、昔からずっと、もっとも古く格の高い猟犬とみなされてきました(JKC沿革より要約)。犬種名は「エトナ山(Etna)のチルネコ(Cirneco)」という意味です。

一般外貌

上品でほっそりとした中型犬。体は小づくりですががっしりしていて、滑らかな短い毛と、いつも周りをうかがう立ち耳が目印です(JKC標準)。鼻先は細く長め。むだのない筋肉におおわれたシルエットをしています。耳が立っているぶん、耳の中に風が通ります。公認されている毛色は、フォーン(濃いものから淡いものまで全色調)とタン・アンド・ホワイト。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「チルネコは意思が強く、妥協せず、愛情深く、用心深い。意思が固く、飼い主を大変慕う。基本的には鋭い嗅覚を用いる狩猟犬であるが、素晴らしいコンパニオンでもある」(出典: JKCチルネコ・デルエトナページ 2026-07-14確認)。 飼い主のことは大好きなのに、自分の考えを曲げない一面があります。しつけは、家族みんなが同じルールで根気よく続けてください。

野ウサギを追ってきた犬なので、動くものを見ると本気で追いかけます。小動物・猫・鳥は要注意。フェンスの高さと脱走対策、それに呼んだら戻ってくる練習(呼び戻し)が暮らしの土台になります。

用心深く、初対面には慎重。知らない人には番犬らしい警戒も見せます。

分類の注記: JKCのウェブサイトはこの犬種を「10G:視覚ハウンド」に載せていますが、FCIの正式なスタンダード(No.199)では第5グループ・第7セクション「プリミティブ・タイプ 狩猟犬(primitive type – hunting dogs)」に分類されています。目とにおいの両方を使って狩る犬で、走って追いつめる瞬発力と、においをたどる力をあわせ持っているためです。

ケアのポイント

毛のお手入れは全犬種でもいちばん楽な部類です。週1回、ゴム製のミトンかやわらかいブラシでなでるだけ。カットも要りません。

手をかけるべきは運動と安全のほうです。毎日しっかり走らせてください。そのうえで、リードを外したときの飛び出しや小動物追いに備えて、フェンスと呼び戻しの練習を。

寒さには弱い犬です。冬は防寒着を着せ、部屋もあたためてあげましょう。

用心深い性格なので、こわい思いをさせずに少しずつ慣らすこと。これが数年後の扱いやすさにつながります。

出典

2

  1. 01狩猟犬‐特に野ウサギの狩のために使用される
    出典サイト ↗
  2. 02プリミティブ・タイプ 狩猟犬
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。