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毎日の世話

防災・同行避難

最終更新: 2026-07-13

防災・同行避難

災害時、犬猫を守れるかは平時の備えでほぼ決まる。環境省は飼い主が動物と一緒に安全な場所へ避難する「同行避難」を推奨している。ただし「同行避難」と、避難所で一緒に過ごせるかどうかの「同伴避難」は別の概念で、後者は自治体・避難所ごとに扱いが大きく異なる。この違いを理解し、平時から自分の自治体を確認しておくことが要になる。

基本方針

principle(原則) owner_prep(平時の備え) shelter_reality(避難所の実情)
**同行避難=動物と一緒に避難場所まで移動する「行動」**を指し、環境省が推奨。**同伴避難=避難所でペットを飼養管理できる「状態」**を指すが、同室で過ごせるかは別問題。同行避難できても避難所では別スペース飼育が一般的 ①クレート/ケージに慣らす(普段から落ち着ける寝床にする)②基本的なしつけ・社会化(→ behavior)③健康管理(ワクチン・寄生虫予防)④マイクロチップ+迷子札で所有明示⑤不妊・去勢の検討⑥備蓄(下表) ペットの受け入れ可否・方法は自治体/避難所で差が大きい。同室不可・屋外つなぎ・受け入れ自体がない例もある。平時に居住自治体のペット同行避難の方針と、避難所での飼育方法を確認しておく。在宅避難・車中泊・預け先(親戚・知人)も併せて想定

同行避難と同伴避難の違い(混同しやすい)

  • 同行避難: 災害発生時に、飼い主がペットとともに安全な場所まで避難する行動。環境省が推奨するのはこれ。「避難所で一緒に暮らせる」という意味ではない。
  • 同伴避難: 避難所等で飼い主がペットを飼養管理している状態。ただしこれも「同室で過ごせる」ことを保証する言葉ではなく、ペットの飼育環境(同室か別スペースか)は避難所ごとに異なる。
  • 結論: 「うちの避難所は受け入れOK」と思い込まず、受け入れの有無と飼育方法を事前に自治体へ確認する。

平時の備え(しつけ・健康・所有明示)

  • クレート/ケージ慣れが最重要。避難所や車中では限られた空間で落ち着いて過ごす必要がある。普段からクレートを安心できる居場所にしておく(訓練の考え方は behavior)。
  • 社会化・基本的なしつけ(呼び戻し・待て・他人や他の動物への慣れ)で、混乱した環境でのトラブルとストレスを減らす。
  • 健康管理: ワクチン接種・ノミダニ/フィラリア等の予防を平時から。集団環境では感染症リスクが上がるため、接種状況が分かる記録を保管する。
  • 所有明示: 脱走・はぐれに備え、マイクロチップ(登録情報の更新も)+首輪の迷子札・鑑札を併用(→ 身元表示は housing.md)。
  • 猫や多頭飼育は避難がより難しい。キャリー・複数頭分の動線を平時にシミュレーションしておく。

備蓄リスト(ローリングストック)

**優先順位1は「動物の健康・命に関わるもの」(フード・水・薬)。**指定避難所に支援物資が届くまで時間がかかるため、フードと水は少なくとも5日分、できれば7日分以上を用意する(環境省)。療法食・アレルギー対応食の子は同じ物が手に入りにくいので多めに。

item(備蓄品) quantity(目安量) rotation(ローリングストック)
フード 最低5日分・できれば7日分以上(療法食/アレルギー対応食はさらに多めに) 普段のストックを少し多めに買い、古い順に使って補充。賞味期限を定期確認
最低5日分・できれば7日分以上 飲料備蓄と兼ねて定期入れ替え
常備薬・療法食 かかりつけの指示分+予備。薬の名前・内容が分かるメモや処方の記録 期限に注意し受診時に更新。※薬の管理・使い方は獣医師の指示に従う
食器・給水器 折りたたみ食器等 劣化時に交換
トイレ用品 ペットシーツ・猫砂・排泄処理袋(多めに) 消費分を補充
キャリー/クレート 頭数分。普段から慣らしておく 破損点検
首輪・リード・ハーネス 予備を含む 摩耗時に交換
健康・身元情報 ワクチン接種証明のコピー、写真(飼い主と一緒に写ったもの=所有証明)、マイクロチップ番号・かかりつけ連絡先のメモ 情報が変わったら更新。写真は最新に
タオル・毛布 数枚(保温・目隠し・簡易ベッド) 季節で入れ替え
  • ローリングストック: 備蓄を「使いながら買い足す」ことで、いざという時に期限切れ・不足を防ぐ。フード・水・薬は特に定期的に回す。
  • 人用の備蓄・避難計画と一緒に、犬や猫の分も家族の防災計画に組み込む。

関連

  • しつけ・クレート慣れ・社会化: behavior
  • マイクロチップ・迷子札・脱走防止: housing.md
  • 平常時の移動手段(同行避難時の移動にも通じる): travel.md

このページは受診や診断の代わりにはなりません。迷ったとき、いつもと違うと感じたときは、 かかりつけの獣医師に相談してください。

毎日の世話の他のガイド

出典(4件)

  1. 01人とペットの災害対策ガイドライン出典サイト
  2. 02災害時におけるペットの救護対策ガイドライン出典サイト
  3. 03同行避難と同伴避難出典サイト
  4. 04犬と猫のマイクロチップ情報登録について出典サイト