玄米brown rice
食物繊維が豊富で、精白米より栄養価が高い穀物です。
分類: 穀類 最終更新: 2026-06-28
犬・猫での見方
犬
一般に問題なし
十分に加熱した玄米は犬で良好な消化性が報告されている。米はアレルゲンとして比較的低頻度とされる。
猫
一般に問題なし
少量・加熱なら一般に安全とされるが、猫は炭水化物要求が低く必須ではない。
期待される役割
全粒穀物の炭水化物源。ぬか・胚芽を残すため微量栄養素や繊維を含む。
注意したい点
十分な加熱(糊化)が前提。玄米は精白米よりやや消化性が低い傾向。外皮に重金属(ヒ素)が蓄積しやすい点が一般に指摘される。
詳しい解説
玄米は、ぬかと胚芽を残した全粒の穀物です。繊維と微量栄養素を含みます。
消化について
犬を使った6種類の炭水化物源の比較試験で、源によって消化のよさや食後の血糖の上がり方が 違うことが報告されています。玄米は精白米よりやや消化されにくい傾向があります。
前提として、十分に加熱(糊化)されていることが必要です。生や加熱不足では消化できません。 市販のフードでは加熱工程を経ています。
気に留めるとしたら
外皮に重金属(ヒ素)が蓄積しやすいことが知られています。 主食として長く続ける場合は、産地や検査体制が明示されている製品を選ぶ材料になります。
「穀物が入っているから悪い」という話ではありません。 犬60頭を18か月追った試験では、穀物の有無で心機能の差は認められていません(→[[grain_free_controversy|グレインフリーの落とし穴]])。
根拠(2件)
査読論文
犬を用いた6種炭水化物源の比較試験で各炭水化物源により消化性および食後血糖・インスリン応答が異なることが報告されている(米を含む穀物源を評価)。
Carciofi AC et al. J Anim Physiol Anim Nutr 2008 PubMed (PMID 18477314)DOI 10.1111/j.1439-0396.2007.00794.x
査読論文
健康な犬において炭水化物源の異なる食事が食後血糖・インスリン応答を変動させることが報告されている(穀物ベース食を含む比較)。
Vastolo A et al. Front Vet Sci 2023 PubMed (PMID 37533455)DOI 10.3389/fvets.2023.1201611
関連する読みもの
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。