香料flavoring
食いつきをよくするために加える香りのもと。何が使われているかは袋に書かれません。
分類: 添加物 最終更新: 2026-08-13
犬・猫での見方
犬
条件つき・注意
猫
条件つき・注意
期待される役割
においを強めて、食べたい気持ちを引き出すために配合されます。
注意したい点
「香料」の2文字で足りるルールなので、中身の物質名は表示から追えません。
詳しい解説
「香料」は、においをつけて食いつきをよくするために加えるものです。
この語がほかの添加物と違うのは、中身の名前を書かなくてよいという点にあります。
なぜ中身が書かれないのか
ペットフードの添加物には、書き方の決まりが2通りあります。
用途名と物質名の両方を書くもの(甘味料・着色料・保存料・増粘安定剤・酸化防止剤・発色剤)は、 「酸化防止剤(BHA)」のように物質名まで書かれます。だから気になる添加物は名前で追えます。
一括名だけで書けるものは12用途あり、香料はそのひとつです。 ほかに、かんすい・酵素・光沢剤・酸味料・調味料・苦味料・乳化剤・pH調整剤・膨張剤などが含まれます。 これらは「香料」「酵素」のように用途名だけで表示してよいことになっています。
つまり**「香料」と書かれていても、そこに何が使われているかは袋からはわかりません。** 表示違反ではなく、そういうルールです。
どう考えればよいか
香料が入っていること自体が危険を意味するわけではありません。 食欲が落ちた子や、シニアで嗅覚が弱くなった子にとって、においは食べるきっかけになります。
一方で、次のような場合には気に留める理由があります。
- アレルギーの原因を探しているとき — 中身がわからないため、切り分けの対象から外せません
- 香りで食べさせる設計かどうかを見たいとき — 原材料の上位が何かとあわせて見ると、 素材そのもののにおいで食べさせているのか、後から足した香りなのかの手がかりになります
どうしても中身を知りたい場合は、メーカーに問い合わせるのが唯一の方法です。 表示義務がないだけで、答えてはいけない決まりがあるわけではありません。
袋の読み方全体は [[labels|表示の読み方]] にまとめています。
根拠(3件)
公的基準・規制
香料は一括名での表示が認められている12用途のひとつで、個別の物質名を書かずに『香料』とだけ表示できる
農林水産省「ペットフード安全法に関するQ&A」Q18(イーストフード・かんすい・酵素・光沢剤・香料・酸味料・調味料・豆腐用凝固剤・苦味料・乳化剤・pH調整剤・膨張剤は一括名で表示可)
公的基準・規制
甘味料・着色料・保存料・増粘安定剤・酸化防止剤・発色剤は用途名と添加物名の両方の記載が必要で、香料とは扱いが異なる
農林水産省「ペットフード安全法に関するQ&A」Q17
業界標準
原材料は添加物も含め全て表示し、重量の多い順に記載する
ペットフード公正取引協議会 公正競争規約「必要表示事項」
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。