没食子酸プロピルpropyl gallate
合成酸化防止剤。犬猫の長期データは限定的。
分類: 保存料・酸化防止剤 最終更新: 2026-06-28
犬・猫での見方
犬
条件つき・注意
BHA/BHT/エトキシキンと並ぶ合成酸化防止剤。基準内使用は安全とされるが天然酸化防止剤を好む層には敬遠される。
猫
条件つき・注意
猫でも同様。使用上限の範囲では安全と評価されている。
期待される役割
脂質の酸化を防ぐための合成酸化防止剤。
注意したい点
げっ歯類の高用量長期試験で一部臓器の所見が報告されたが、規制機関は基準内使用を安全と評価。天然由来の酸化防止剤を選ぶ消費者には敬遠される傾向。
詳しい解説
没食子酸プロピルは、油の酸化を防ぐために使われる合成の酸化防止剤です。
評価
米国NTPが、ラットとマウスに103週間与える長期試験で毒性と発がん性を評価しています。 結果として、明確な発がん性の証拠は限定的と報告されました。
規制機関は、使用基準の範囲内であれば安全と評価しています。
天然由来の酸化防止剤([[mixed-tocopherols|ミックストコフェロール]]・ [[rosemary-extract|ローズマリー抽出物]])を選びたい場合の判断材料として、 どちらが使われているかは袋で確認できます。
表示での見え方
「酸化防止剤(没食子酸プロピル)」または「プロピルガレート」と書かれます。
根拠(1件)
公的基準・規制
米国NTPによる飼料投与の発がん性バイオアッセイ(F344/NラットおよびB6C3F1マウス、103週)が実施され、没食子酸プロピルの毒性・発がん性が評価されている。明確な発がん性の証拠は限定的と報告。
National Toxicology Program. NTP Carcinogenesis Bioassay of Propyl Gallate (Feed Study). NTP Tech Rep Ser No.240, 1982 PubMed (PMID 12750752)
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。