ローズマリー抽出物rosemary extract
天然由来の酸化防止成分。
分類: 保存料・酸化防止剤 最終更新: 2026-06-28
犬・猫での見方
犬
一般に問題なし
フェノール系成分(カルノシン酸・カルノソール・ロスマリン酸)を含む天然系酸化防止剤で合成保存料(BHA/BHT)の代替として少量配合される。一般に安全性は高いとされる。
猫
一般に問題なし
天然系酸化防止剤として合成保存料(BHA/BHT)の代替に少量用いられ配合量は通常ごく微量。一般に安全性は高いとされる。
期待される役割
天然系酸化防止剤(BHA/BHTの代替)。油脂の酸化を抑え鮮度を保つ。
注意したい点
通常ごく微量配合。一般に安全性は高いとされる。
詳しい解説
ローズマリー抽出物は、ローズマリーの葉に由来する天然系の酸化防止剤です。 カルノシン酸・カルノソール・ロスマリン酸などのフェノール系の成分を含みます。
合成保存料であるBHA/BHTの代わりとして少量配合されます。
報告されていること
家禽の飼料の研究では、添加によって鶏肉の脂質の酸化しにくさが高まったと報告されています。 また、抗酸化の力や腸内細菌叢への影響も示されています。
ただしこれらは家禽の飼料をモデルにした研究で、犬猫を対象にした比較試験は限られています。
選ぶときの見方
天然系は合成のものより効きめが穏やかで、その分だけ賞味期限が短くなる傾向があります。 [[mixed-tocopherols|ミックストコフェロール]]と組み合わせて使われることもよくあります。
根拠(2件)
査読論文
ポリフェノール系抗酸化成分に富むローズマリー抽出物を飼料に添加すると鶏肉(ブロイラー肉)の脂質の酸化安定性が高まったと報告された(家禽飼料モデル、犬猫の直接RCTは限定的)。
Sierżant et al. Animals (Basel) 2021 PubMed (PMID 33920629)
査読論文
飼料へのローズマリー抽出物の添加はブロイラーの抗酸化能および腸内細菌叢に影響を与えたと報告され、天然系の機能性飼料添加物としての可能性が示されている。
Liu et al. Frontiers in Microbiology 2022 PubMed (PMID 36338103)
関連する読みもの
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。