犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はCFA公式の猫種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

短毛

バーミーズ

Burmese

登録団体CFA・TICA公認原産ミャンマー(ビルマ)〜タイ国境地域が起源。1930年代に米国へ渡った1頭の雌猫「Wong Mau」から米国・英国で確立された更新2026.07.14体つき丸みのあるがっしりした体つき。骨が太く筋肉質で、見た目より重い。「小さなブルドッグ」に例えられます
体重
3–6kg
約3-6(オス4-6・メス3-4.5。公式の品種標準に体重の決まりがないため、広く知られている範囲の目安)
寿命の目安
16–18
個体差があります
活発さ
3/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
短くて体にぴたりと沿う、つやのある一層の毛
手ざわりはサテンのよう(下毛がほとんどなく、手入れは軽くて済みます)

毛色 セーブル(濃いブラウン)/シャンパン/ブルー/プラチナの4色がCFAの基本。TICAでは赤・クリーム・トーティ系も認める。ソリッド中心の単色調

この猫種の食事の要点

糖尿病が多く見られる猫種です(とくにオーストラリア・ヨーロッパの血統)。いちばんの課題は、ちょうどよい体重を保つこと。たんぱく質が多く炭水化物の少ない食事などは、獣医師の指示にしたがってください

  • 体重管理(糖尿病のなりやすさに直結)
  • おしっこの通り道への配慮
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

低カリウム血症(低カリウム性多発筋症)
気づきのサイン若いうちに出る、生まれつきの筋肉の病気。首が下がってくる、歩き方がふらつく、力が入らない。WNK4という遺伝子の検査で、その体質を持つかどうか調べられます
バーミーズ頭部形成異常(Burmese Head Defect)
気づきのサイン頭と顔の骨が重く変形して生まれる遺伝の異常です。原因の遺伝子を両親からひとつずつ、計2つ受け継いだ子猫は、生まれた時点で命をつなげません。繁殖の前にDNA検査をして親の組み合わせを選ぶ——手立てはこれだけです
歯肉炎・歯周病
気づきのサイン歯の汚れがたまって起こります。口のにおい、歯ぐきの赤み、カリカリを避けるそぶり。若いうちから歯みがきに慣らしておくと、進み方をゆるやかにできます
糖尿病
気づきのサインこの猫種で報告のある病気です。サインと受診の目安は疾患ページに書いています
くわしく見る →

遺伝子検査で調べられるものバーミーズ低カリウム血症(WNK4変異・UC Davis VGL 検査あり)/バーミーズ頭部形成異常(Burmese Head Defect・DNA検査あり)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

人にぴったり寄り添って甘える、家族思いの猫。人に慣れやすい子が多く、子どもにもおおらかに接する傾向があります。

暮らしの中では、食事の量と体型のこまめな確認・歯みがきを習慣にすること・水を飲める場所を増やす工夫に手をかける時間が長くなります。

初めて猫を迎える家庭でも比較的迎えやすいとされる猫種です。そのうえで、食事の量と体型のこまめな確認はこの先ずっと続くことだと考えておきましょう。

  • 食事の量と体型のこまめな確認
  • 歯みがきを習慣にすること
  • 水を飲める場所を増やす工夫

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性5
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ4
活発さ3
よく鳴くか3
初めての飼い主向き4

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ4
デンタルケア優先度3
お手入れ
毛が短く一層なので手入れは軽くて済みます。週1回のブラッシングか、湿らせた布でさっと拭くだけで十分。抜け毛も少なめです
毛玉のケア
低め(毛が短く一層で毛玉になりにくい。毛の生えかわる時期に軽く手を入れる程度)
室内で飼うこと
家の中だけで飼ってください。人懐こくて警戒心が薄いぶん、外の事故やもめごとに弱い猫です。純血種なので迷子や盗難の心配もあります。下毛が少なく、寒さにも弱いつくりです
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい動物です。家の中で運動が減ると、飲む量も排尿も落ちてきます。ウェットフードを混ぜ、水飲み場を家の何か所かに置いてください

解説

バーミーズ

沿革

ルーツはミャンマー(ビルマ)とタイの国境あたり。ただし、いまのバーミーズは1930年にアメリカへ渡った1頭のメス猫「Wong Mau」から始まりました。この子をもとに、アメリカとイギリスで交配を重ねて品種になっています。猫の登録団体CFAは1936年に初期のバーミーズを登録し、1959年にショーで競える資格(チャンピオンシップ)を与えました。

日本では数が少なく、人気ランキングの上位には入りません。それでも、人懐こさのとびぬけた猫として根強く支持されています。

外貌と被毛

中くらいの大きさですが、骨が太く筋肉がよく発達していて、抱くと見た目より重く感じます。丸い頭と金色の大きな目。この顔立ちから「小さなブルドッグ」に例えられます。

毛は短く、体にぴたりと沿う一層のつや毛。サテンのような手ざわりです。下毛がほとんどないので、手入れは軽くて済みます。毛色はCFAが基本とするセーブル(濃い茶色)・シャンパン・ブルー・プラチナの4色。TICAでは赤・クリーム・べっこう柄まで認められます。どれも単色の落ち着いた色合いが持ち味です。

性格と暮らし

人が大好きで、体をぴたりと寄せて甘えます。その様子から「Velcro kitties(マジックテープ猫)」とも呼ばれるほど。子どもにも同居の動物にも穏やかで、家族みんなに懐きます。

子猫のうちは活発で、おとなになると落ち着きます。それでも遊び好きな面は、年をとってからも残ります。ふだんは柔らかく甘い声で控えめ。でも話しかけると返してくる、おしゃべり好きな一面もあります。

留守番の続く家や、刺激の少ない1頭だけの暮らしは、この猫にはこたえます。遊ぶ時間と、そばにいる家族。この2つがそろっているかで、暮らしの満足度が変わります。

ケアのポイント

毛は短く一層で抜け毛も少なめ。週1回のブラッシングか、湿らせた布で拭くだけで足ります。

手をかけるべきは、むしろ体重のほう。太ることが糖尿病のいちばんの引き金になります。フードの量を決めて与え、体型を定期的に見てください。

低カリウム血症と頭部形成異常には遺伝子検査があります。子猫を迎えるときは「その検査をしているブリーダーか」を確かめること。下毛が少なく寒がりなので、部屋の温度にも気を配ってください。

出典

5

  1. 01小さなブルドッグ
    出典サイト ↗
  2. 02小さなブルドッグ
    出典サイト ↗
  3. 03royalcanin.com
    出典サイト ↗
  4. 04糖尿病の遺伝的関連: Sparkes AH ほか(ISFM)2015 コンセンサ…
    PubMed (PMID 25701862) ↗
  5. 05バーミーズ低カリウム血症(低カリウム性多発筋症)は WNK4 変異が同定され U…
    PubMed (PMID 23301043) ↗

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。