実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
牧羊犬・牧畜犬 / 中型
ボーダー・コリー
Border Collie
羊や牛の群れをまとめ、見守る仕事をしてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
53cm
- 体重
- 13.5–25kg 約13.5-25(RC参考値。スタンダードに体重規定なし)
- 寿命の目安
- 12–15年 平均 13.0歳(アニコム家庭どうぶつ白書2024・2022年度)
- 運動量
- 120分/日 以上/日+知的刺激必須
- 被毛
- 天候に強い二層の毛 (ダブルコート)。中くらいの長さのラフと、短くて粗いスムースの2タイプがあります
公認毛色 様々な毛色が公認(ホワイトが優勢であってはならない。JKC標準)
この犬種の食事の要点
とにかくよく動く犬なので、その日の運動量に見合ったカロリーを与えてください。太らせないコツは、パッケージの給与量を守ることです(ロイヤルカナン記載)。
7歳を過ぎたら関節にも気を配りましょう。MDR1の遺伝子に変異がある子への薬の判断は、獣医師にまかせてください
- 動いた量に対してカロリーが足りない・多すぎる(どちらもある)
- 運動した直後にごはんを与える(胃がねじれるおそれ・広く知られている範囲の情報)
- しつけのごほうびで増えてしまうカロリー
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
遺伝子検査で調べられるものMDR1(ABCB1・特定の薬が効きすぎる体質)/CEA(コリーアイ症候群・目の奥の生まれつきの異常)/TNS(捕捉好中球症候群・感染に弱くなる病気)/CL(セロイドリポフスチン症・神経の病気)※いずれも広く知られている範囲の情報・検査機関で提供あり。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
覚えるのが速く、走ることと追うことが大好きな犬。家族のそばにいたがる子が多く、家族との時間を大切にする傾向があります。
暮らしの中では、毎日たっぷり体を動かす時間・音と広さに余裕のある住環境に手をかける時間が長くなります。
毎日の運動量が多いことと住まいに広さと音の条件がつくことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 毎日たっぷり体を動かす時間
- 音と広さに余裕のある住環境
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走る、追いかける(羊を集める本来の仕事に近い遊び)、頭を使う遊び(しつけの練習・知育トイ)、そしてアジリティやディスクなどの競技
- お手入れ
- ブラッシングは週に数回、毛が生えかわる時期は毎日。外で遊ぶ機会が多い犬なので、毛に泥や草の種がついていないか、帰ったら見てあげてください
- トリミング
- 不要
解説
ボーダー・コリー
沿革
イギリスで最も仕事のできる牧羊犬とされる犬種です。祖先はヴァイキングが持ち込んだ牧畜犬で、その土地の犬と混ざりながら、19世紀の終わりにいまの形になりました。
見た目より働きぶりを優先して繁殖されてきたぶん、犬種として認められたのは遅め。牧羊犬の競技会で実力を示し、国際的な公認は1987年でした(JKC沿革より要約)。
一般外貌
バランスがよく、身のこなしの軽い中型犬。体を低くしてしのび寄るような独特の動き(クラウチング)と、羊をじっと見すえる目つき(アイ)がこの犬種の象徴です。毛は中くらいの長さのラフと短いスムースの2タイプ。黒と白の組み合わせが代表的ですが、毛色はほかにもいろいろあります。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「鋭敏で、注意深い。又、責任感があり、聡明。神経質でも、攻撃的でもない」(出典: JKCボーダー・コリーページ 2026-07-10確認)。 覚えの速さは犬のなかでもトップクラス。アジリティやディスクといった競技の常連です。
走りたい・追いかけたいという気持ちは生まれつきのもの。体を動かす時間と頭を使う時間、どちらかが足りないと、影を追いかける・車を追うといった困った行動につながります。賢いからこそ手のかかるタイプで、初めて犬を飼う人には向きません。猫や小動物、子ども、自転車——動くものを追いかける気持ちが強いので、そこは管理が必要です。
ケアのポイント
この犬に必要なのは、散歩ではなく仕事です。1日2時間以上体を動かしたうえで、しつけの練習やにおいさがしなど頭を使う時間もつくってください。
毛のお手入れはブラッシングが中心で、サロンに頼る場面はほとんどありません。外から帰ったら、毛・耳・指の間に汚れやトゲが残っていないか見る。これを習慣にしましょう。
こわい思いを一度すると、それをよく覚えてしまう犬です。動物病院やサロンでは、こわがらせない進め方をしてもらうこと。それが何年も先の扱いやすさにつながります。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。