犬猫小町(準備中)
PLATE 164 · 10G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

視覚ハウンド / 超大型

ディアハウンド

Deerhound

FCINo.164グループ10G 視覚ハウンド原産イギリス(スコットランド・ハイランド地方)更新2026.07.14別名スコティッシュ・ディアハウンド

目のよさと走る速さで獲物を追いかけてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

71–76cm

020406080cm
体重
36.5–45.5kg
雄約45.5・雌約36.5(JKC記載)
寿命の目安
8–11
個体差があります
運動量
60–90分/日
おとなで/日が目安+思いきり走れる安全な場所。子犬〜若いうちは関節を守るため、ジャンプや長く走るのは控えめに
被毛
かたくてごわごわした毛で、雨風によく耐えます
体の毛は特にかたく、頭・おなか・胸はやや柔らかめです

公認毛色 ダーク・ブルー・グレー・各種グレー・ブリンドル・イエロー・サンディー・レッド・レッド・フォーン(いずれもブラック・ポイントを伴う)

この犬種の食事の要点

体が大きく胸の深い体型なので、胃がねじれる事故(GDV)が起きやすい犬種です。食事は1日に何回かに分け、食べたあと2時間ほどは激しい運動をさせないでください。

子犬のうちは急に大きくなりすぎないよう、大型犬用のフードを選びます。もともと細身が標準の体型なので、無理に太らせる必要はありません。雄には尿に石ができやすい体質(シスチン尿症)の子がいるので、水をよく飲ませ、食事にも気を配ってください

  • 胃がねじれる事故(体が大きく胸が深いため起きやすい)
  • 子犬のころの育ちすぎ(骨と関節に負担)
  • 尿に石ができやすい体質の子(おもに雄・広く知られている範囲の情報)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張・胃捻転(GDV)
気づきのサイン胃がふくらんでねじれてしまう、命に関わる緊急のトラブル。体が大きく胸の深いこの犬種では、いちばん警戒すべき病気です。食後におなかが張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわする、よだれが増える——迷わず救急へ
拡張型心筋症(DCM)
気づきのサイン心臓の筋肉が薄く伸びて、血をうまく送り出せなくなる病気。この犬種の主な死因のひとつとされます。運動をいやがる、失神する、咳が出る、呼吸の様子が変わる。こうしたときは早めに動物病院で調べてもらってください(DCMはこのサイトの疾患ページは未作成)
骨肉腫(骨のがん)
気づきのサイン骨にできる悪性のはれもの。体の大きな犬に多く見られます。足がはれる、足を引きずるのが治まらない、痛がる——このときはくわしく調べてもらいましょう(骨肉腫はこのサイトの疾患ページは未作成)
シスチン尿症
気づきのサインおしっこに石ができやすくなる体質で、おもに雄に出ます。おしっこが出にくい、血が混じる、回数が増える。このあたりが手がかりになります(このサイトの疾患ページは未作成)
第VII因子欠乏症
気づきのサイン血が止まりにくくなる、軽い遺伝の体質。ふだんは何ごともない子がほとんどですが、手術やケガのときに出血しやすくなります。遺伝子検査で前もって調べられます(広く知られている範囲の情報)
麻酔感受性
気づきのサインこれは病気ではなく体質です。体に脂肪が少ないぶん麻酔や鎮静が強く出やすく、体温も下がりやすくなります(→ anesthesia_notes)
胃拡張・胃捻転症候群
気づきのサインこの犬種で報告のある病気です。サインと受診の目安は疾患ページに書いています
くわしく見る →

体の大きなサイトハウンドとして知られている傾向をまとめます(どれも断定ではなく傾向です。このサイトの疾患ページは未作成の疾患は本文に書いています)。

遺伝子検査で調べられるもの血が止まりにくくなる第VII因子欠乏症(Factor VII deficiency)の遺伝子検査(この犬種向けに提供あり。広く知られている範囲の情報)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

家では静かで優しく、外では全力で走りたがる大きな犬。自分で判断して動きたがる子が多く、あまり吠えない傾向があります。

暮らしの中では、歯みがきを習慣にすること・体格に見合った運動と体重の管理・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。

指示より自分の判断を優先しやすいことと超大型犬ならではの力の強さから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 歯みがきを習慣にすること
  • 体格に見合った運動と体重の管理
  • 体重と歯のこまめな確認

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性4
ほかの動物との相性2
人なつこさ3
活発さ3
吠えやすさ2
しつけやすさ2
初めての飼い主向き2

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ2
暑さへの強さ3
寒さへの強さ4
サロン依存度2
デンタルケア優先度3
集合住宅への適性2
留守番への耐性3
運動量の目安4
運動のタイプ
とにかく走ること。全力で走り、動くものを追いかけます。家の中では驚くほど静かです。追う本能が強いので、外では必ずリードを。放すなら囲いのある場所で
お手入れ
ブラッシングは週に数回。かたい毛なので、年に数回、抜けきらない古い毛を取り除いてやると毛並みが落ち着きます
トリミング
基本は不要(古い毛を取り除いて整えるかどうかは飼い主しだい)

解説

ディアハウンド

沿革

JKC沿革:「サイト・ハウンド(視覚型獣猟犬)の一種で、スコットランドのハイランド地方に古くからいた大型獣向きのハウンドである」(出典: JKCディアハウンドページ 2026-07-14確認)。昔のウルフハウンドから分かれ、アカシカを追う猟のために作られたと考えられています。騎士の時代には伯爵より上の身分の人しか飼うことを許されず、たいへん貴重な犬でした。19世紀の終わりには一度絶滅しかけましたが、1948年に有名なチャンピオン犬が出たことをきっかけに数が戻っています。近ごろはアメリカや北欧でも飼う人が増えました。正式な名前はスコティッシュ・ディアハウンドです。

一般外貌

JKC標準:「より大型で骨太の、粗毛のグレーハウンドのようである」(出典: JKCディアハウンドページ)。目で獲物を追いかけるタイプの猟犬(サイトハウンド)です。雄鹿を仕留められるだけの速さと力、そして粘り強さを持ちます。体高は雄で76cm以上、雌で71cm以上。毛は粗くてごわごわしており、雨や風をよくはじきます。スコットランド高地の厳しい気候に合わせて育った毛質です。毛色は濃い青みがかったグレー、各種のグレー、ブリンドル、フォーン系など。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「体躯構成はアカシカの牡を仕留めるだけのスピードと力強さと、耐久性が必要である。普段は柔順で落ち着いている」(出典: JKCディアハウンドページ 2026-07-14確認)。 やさしくて穏やか、家の中では静かに落ち着いている大きな犬です。「ジェントル・ジャイアント(優しい巨人)」と呼ばれます。知らない人にも友好的で、めったに吠えません。番犬には向かないタイプ。

家ではよく寝て過ごすのに、外に出ると別の犬のように走ります。動くものを追う本能が強いので、放す場所は選んでください。

叱られるとこたえる犬です。しつけは、できたときにほめるやり方で進めましょう。

体が大きいぶん、食費も場所も人並み以上にかかります。寿命も短めです。そこを納得したうえで迎える犬で、初めての1頭には向きません。

ケアのポイント

かたい毛は週に数回のブラッシングで足ります。年に数回、抜けきらない古い毛を取り除くと毛並みが整います。

いちばん大事なのは、胃がねじれる事故を遠ざけることと、起きたときにすぐ気づくことです。食事は数回に分ける、食べたあとは静かに過ごさせる、早食いをさせない。この3つを習慣にしてください。おなかがぱんぱんに張る、吐こうとしても何も出ない——このサインは家族全員で共有を。

子犬のうちは体が急に大きくなります。骨と関節がまだ育ちきっていないので、高いところからの飛び降りや長く走ることは控えめに。

床がすべると足腰を痛めます。マットを敷き、大きな体がゆったり伸ばせる寝床を用意しましょう。抱え上げるときは、ひとりで無理をせず人手を集めてください。

出典

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  1. 01レーシング・ドッグ、ハンティング・ドッグ、コンパニオン
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。