犬猫小町(準備中)
PLATE 242 · 5G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

原始的な犬・スピッツ / 中型

ノルウェジアン・エルクハウンド・グレー

Norwegian Elkhound (Grey / Norsk Elghund Grå)

FCINo.242グループ5G 原始的な犬・スピッツ原産ノルウェー更新2026.07.14

柴犬など、昔の犬の姿を色濃く残す犬のグループです

体高 / JKC標準

49–52cm

020406080cm
体重
20–23kg
牡約23 / 牝約20(一般値・FCI標準の目安。JKCの犬種ページに体重の決まりは書かれていません)
寿命の目安
12–15
個体差があります
運動量
60–90分/日
被毛
雨や雪に強い二層の毛
上毛は厚くて量が多いのに、ごわつかず長すぎません。その下に密な下毛が生えます

公認毛色 グレー(上毛の毛先が黒く様々な色調。胸・腹・脚・尾裏・ハーネスマーキングは明色、耳とマズル前方はダークマスク)

この犬種の食事の要点

太りやすいことでよく知られた犬種です。しかも毛が厚いので、太っても見た目では分かりません。

目でなく手で体をさわって確かめ、ごはんは量って与えてください。運動量に合わせてカロリーを決めます

  • もともと太りやすく、厚い毛で気づきにくい
  • 食べすぎで体重が増える
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気で、中型のスピッツによく見られます。育ちざかりの歩き方、立ち上がりの遅さ、散歩をいやがるようす。ここから気づけます
くわしく見る →
進行性網膜萎縮(PRA)
気づきのサイン目の奥の網膜が少しずつ弱っていく、遺伝する病気。この犬種で報告があります。暗いところで見えにくそう、段差でつまずく。こんな変化で分かります
くわしく見る →
緑内障
気づきのサイン目の中の圧が上がる病気で、この犬種はなりやすい素因が知られています。白目が赤い、目がにごる、痛くて目を細める——すぐ動物病院へ
くわしく見る →
甲状腺機能低下症
気づきのサイン中年以降に増えてきます。体重が増える、元気がなくなる、左右そろって毛が抜ける、皮膚の様子が変わる
くわしく見る →
肥満(体質傾向)
気づきのサイン太りやすい犬種として有名です。毛が厚くて見た目では分からないので、手でさわって体つきを確かめてください

このサイトの疾患ページは未作成の関連疾患も補っておきます。腎臓がうまく育たない病気、おしっこに糖が出るタイプの腎臓の障害(ファンコニ症候群に似た報告があります)、そして皮膚にできる脂のかたまり(皮脂腺嚢胞)。どれもこの犬種で語られる傾向で、診断は獣医師の検査によります。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

大胆で自分で考えて動く、寒さに強くよく吠える犬。散歩や遊びをよく楽しむ子が多く、子どもにもおおらかに接する傾向があります。

暮らしの中では、毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・食事の量と体型のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いこととよく声を出すことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
  • 食事の量と体型のこまめな確認

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性4
犬同士の相性3
ほかの動物との相性2
人なつこさ3
活発さ4
吠えやすさ4
しつけやすさ3
初めての飼い主向き2

暮らしの負荷

抜け毛の多さ5
太りやすさ4
暑さへの強さ2
寒さへの強さ5
サロン依存度2
デンタルケア優先度3
集合住宅への適性2
留守番への耐性3
運動量の目安4
運動のタイプ
走ること、においをたどること、長く歩き続けること。山で何時間も獲物を追ってきた犬です。雨でも雪でも寒くても、元気に動きます
お手入れ
カットは要りません。ブラッシングは週に数回、毛の生えかわる時期は毎日。二層の毛が厚いぶん抜け毛はかなり多いので、下毛をしっかり取ってあげてください
トリミング
不要

解説

ノルウェジアン・エルクハウンド・グレー

沿革

スカンジナビア半島で生まれた、いちばん古い部類の犬種のひとつ。スピッツの仲間です。8世紀ごろからノルウェーにいたノルマン人が、スカンジナビア山脈で大鹿(エルク)や熊を狩るのに使いました。冬はそりを引く役目もこなします。

羊や家畜の番もし、鼻が利くので鳥猟にも使われ、ヴァイキングは遠征に必ずこの犬を連れて行ったと伝わります。1878年にイギリスへ紹介され、1920年代にクラブができてから世界に広まりました。「ノルウェーの大鹿猟犬」という意味が、そのまま犬種名になっています(JKC沿革より要約)。

一般外貌

絵に描いたようなスピッツです。引き締まった短めの胴で、体の高さと長さがほぼ同じ四角い体型。首はしっかり上がり、しなやかに動きます。耳は立ち、毛は厚くて量が多いのに、ごわつかず長すぎません。しっぽは背中の上でくるりと巻きます(JKC標準)。

認められている色はグレー。上毛の先が黒いことで濃淡が生まれます。胸・おなか・脚・しっぽの裏とつけ根の下、それに肩甲骨からひじにかけて約5cm幅で入る明るい帯(ハーネス・マーキング)は色が薄くなります。耳と鼻先は黒っぽく、下毛は明るいグレーです。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「恐れをなさず、エネルギッシュで勇敢である」(出典: JKCノルウェジアン・エルクハウンド・グレーページ 2026-07-14確認)。 大きな獣を相手にしてきた猟犬らしく、大胆で、自分で考えて動きます。スタミナも十分。

吠えて獲物を足止めする猟をしてきたので、とにかく声がよく出ます。街なかで暮らすなら、吠えとのつきあい方が最初の課題になるでしょう。

家族には愛情深く、子どもにもだいたい寛容です。ただ自分の判断で動くタイプなので、しつけはルールをぶらさないこと。寒さと悪天候にはめっぽう強い反面、毛が厚いので暑さには弱い犬です。

ケアのポイント

この犬でいちばん気を配りたいのは体重です。太りやすいうえに、厚い毛が体型を隠してしまいます。定期的に手でさわって肉づきを確かめ、ごはんは必ず量ってください。

毛の生えかわる時期は下毛がごっそり抜けます。週に数回、多いときは毎日ブラッシングして下毛を取りましょう。カットは要りません。

寒さにはめっぽう強いのに、暑さにはとても弱い犬です。夏は涼しい時間に散歩し、部屋の温度にも気をつけてください。よく吠えるのは持って生まれた性質。子犬のうちからいろいろな音や場面に慣らし、興奮の元を減らしておくと落ち着きます。

出典

2

  1. 01原始的な犬・スピッツ
    出典サイト ↗
  2. 02北方系狩猟犬
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。