実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
視覚ハウンド / 大型
スパニッシュ・グレーハウンド
Spanish Greyhound
目のよさと走る速さで獲物を追いかけてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
60–70cm
- 体重
- 20–30kg 約20-30(一般値・犬種標準に体重の決まりなし)
- 寿命の目安
- 12–14年 個体差があります
- 運動量
- 4/5 毎日の運動+安全な場所での全力疾走機会
- 被毛
- 2タイプあります。細くて短い毛 (スムース)と、かたくて中くらいの長さの毛(セミロング)。JKC標準は「被毛は細い短毛と、堅いセミ・ロングがある」と書いています
公認毛色 全色許容(フォーン・ブリンドル・ブラック・チェスナット・シナモン・イエロー・レッド・ホワイト 等。JKC標準)
この犬種の食事の要点
もともと脂肪の少ない、細身の体型の犬です。太らせないでください。
胸が深い体型なので、1日分は分けて与え、早食いをさせず、食べたあとすぐの激しい運動は避けましょう。胃がねじれると命に関わります
- 早食い・まとめ食い→胃がねじれる
- 食べたあとすぐの激しい運動
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張・胃捻転(GDV)
※ 全体としては丈夫で長生きする犬種とされています。骨のがんと、筋肉を痛めることは、サイトハウンド全般で知られるリスクです。ただしKBに項目がないため、ここに本文で書いています(この犬種にとくに多いとまでは言えません)。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
家では静かなのに、走り出すと目を見張る速さの犬。猫や小動物を追いかけたくなる子が多く、あまり吠えない傾向があります。
暮らしの中では、歯みがきの習慣づけ・冬の寒さ対策・体格に見合った運動と体重の管理に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、人やほかの動物に慎重なことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 歯みがきの習慣づけ
- 冬の寒さ対策
- 体格に見合った運動と体重の管理
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 短い距離を全力で走ること、そして何かを追いかけること。囲いのある安全な場所で自由に走らせるのが理想です。外では驚くほど活発ですが、家の中では静かに過ごします
- お手入れ
- 短毛のスムースなら手入れはかんたんで、ブラッシングは週1回。セミロングのほうは少し手間がかかります。皮膚が薄い犬種なので、傷がないか、肉球が荒れていないかを見てあげてください。寒い日は服を着せましょう
- トリミング
- スムースは不要。セミロングは軽く整える程度
解説
スパニッシュ・グレーハウンド
沿革
古代アジアン・グレーハウンドの子孫で、ローマ人に知られるより前からイベリア半島にいた、古い猟犬です。目で獲物を見つけて追いかけるタイプで、スペインではノウサギ猟(コーシング)に使われてきました。16世紀以降、多くがアイルランドやイギリスへ輸出され、イングリッシュ・グレーハウンドの祖先のひとつになりました(JKC沿革より要約)。「ガルゴ・エスパニョール(Galgo Español)」の名でも知られています。
一般外貌
JKC標準:「よいサイズのグレーハウンドで、背のラインはやや盛り上がっており、やや長く、長頭である。骨格構成はコンパクトで、頭部は長く、幅は狭い。胸郭の容積は十分広く、腹はよく巻き上がり、尾はたいへん長い。後肢はよいアンギュレーションで、筋肉質である。被毛は細い短毛と、堅いセミ・ロングがある」。イングリッシュ・グレーハウンドよりひとまわり小さく、背中がゆるくアーチを描くのが見分ける手がかりです。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「沈着で、控えめである。しかし、狩猟の際には、エネルギッシュで、活発である」(出典: JKCスパニッシュ・グレーハウンドページ 2026-07-14確認)。 家では穏やかで物静か。家族には愛情深く、子どもにもやさしく接します。いっぽう、知らない人には控えめで、こわがりになりやすい面があります。
走る・追いかけるという気持ちはとても強い犬です。猫や小動物といっしょに暮らすとき、そして呼び戻しには注意してください。
安全な場所で思いきり走らせてあげれば、家の中ではおとなしく寝ています。
ケアのポイント
毛の手入れは、スムースなら短毛なのでかんたんです。セミロングのほうは少し手間がかかります。
皮膚が薄い犬種なので、傷や肉球の荒れをこまめに見てください。寒さに弱いので、冬は服を着せましょう。
歯みがきは優先度の高い犬種です。毎日の習慣に。
麻酔や鎮静を伴う処置の前には、サイトハウンドならではの薬の効き方について動物病院と話しておいてください。
運動は毎日の散歩に加えて、囲いのある安全な場所で思いきり走らせること。これで満たされます。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。