ビール酵母brewer's yeast
ビタミンB群・ミネラル・タンパク質を含みます。
分類: サプリメント・栄養強化 最終更新: 2026-06-28
犬・猫での見方
犬
一般に問題なし
犬において嗜好性向上やタンパク質源・ビタミンB群源として用いられ給与試験でも問題なく利用されている。
猫
一般に問題なし
猫でもビタミンB群・タンパク質源として一般的に利用されるが猫専用の機能性データは犬より限定的。酵母にアレルギー反応を示す個体ではまれに皮膚症状が出ることがある。
期待される役割
ビタミンB群・アミノ酸・β-グルカンを含み皮膚被毛のコンディションや嗜好性の向上を意図して配合される。
注意したい点
一般に安全とされるが酵母に感受性のある個体ではまれに消化器症状・皮膚症状がみられることがある。
詳しい解説
ビール酵母は、ビタミンB群・アミノ酸・βグルカンを含む副材です。
何のために入っているか
食いつきをよくする目的でよく使われます。犬の給与試験で、 酵母を7.5%配合すると嗜好性の向上と関連したと報告されています。
そのほか、βグルカンを介した腸や免疫へのはたらきかけも検討されています。 そり犬を対象に、腸管の透過性・炎症のマーカー・糞便の代謝物への影響を評価した試験があります。
気に留めるとしたら
酵母に反応する子がいます。 皮膚のかゆみが続く場合、 除去食で避ける対象の候補に挙がることがあります。
皮膚被毛のケアを意識した設計にも使われますが、その子に合うかどうかは別の話です。
根拠(2件)
査読論文
犬の給与試験で酵母(オートリシス処理または全酵母)7.5%の配合が嗜好性の向上に関連したと報告されている。
Martins MS et al. J Anim Physiol Anim Nutr (Berl) 2014 PubMed (PMID 24304448)
査読論文
健常な成犬(そり犬)で濃縮ビール酵母の補給が腸管透過性・炎症マーカー・糞便代謝物に及ぼす影響が評価されβ-グルカンを介した作用が検討されている。
Rummell LM et al. J Anim Sci 2022 PubMed (PMID 36029013)
この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。