犬猫小町(準備中)

タウリンtaurine

猫には必須のアミノ酸。心臓・視力の健康に関わります。

分類: サプリメント・栄養強化 最終更新: 2026-08-13

犬・猫での見方

一般に問題なし

一般に問題なし

猫は体内合成できないため食事からの摂取が必須。欠乏は拡張型心筋症・網膜変性の原因

期待される役割

心臓・視覚機能サポート(特に猫で必須)

詳しい解説

タウリンはアミノ酸の一種です。猫にとっては、食事から摂らなければならない栄養素です。

犬や人は体の中でタウリンを作れますが、猫はその力がとても弱く、必要な量を自分でまかなえません。 猫が完全な肉食動物(真性肉食動物)と呼ばれる理由のひとつが、ここにあります。

足りないと何が起きるか

猫でタウリンが不足すると、次の2つが知られています。

どうなるか
心臓 心臓の筋肉が薄く伸びて力が落ちる(拡張型心筋症)。1987年に猫の血中タウリンの低さと心不全の関係が報告され、以降キャットフードの基準が見直された
網膜の中心部分が変性し、視力が落ちていく

どちらもすぐには気づけません。 数か月から年単位でゆっくり進むため、 症状が出たときにはかなり進んでいることがあります。

総合栄養食なら足りている

いま日本で売られている猫用の総合栄養食は、タウリンの基準を満たすように作られています。 基準はキャットフードの製法によって違い、押出成型(一般的なドライ)と缶詰では 必要とされる量が異なります。加熱や水に溶け出すことで失われる分を見込んでいるためです。

心配が必要になるのは、次のような場合です。

  • 犬用のフードを猫に与えている — 犬用にはタウリンの基準がありません。長く続けると不足します
  • 手作り食だけにしている — 加熱でタウリンは失われます。設計なしでは足りなくなります
  • 総合栄養食ではないもの間食・一般食)が食事の中心になっている

犬でも関わることがある

犬は自分でタウリンを作れますが、一部の犬種ではタウリンやL-カルニチンに反応する 拡張型心筋症が報告されていますアメリカン・コッカー・スパニエルでの試験が知られています)。 犬すべてに当てはまる話ではなく、心臓の病気が見つかったときに獣医師が検討する項目のひとつです。

サプリメントで足すかどうかは、血液中の値を見て獣医師が判断します。 自己判断で足す前に、まず「いま食べているものが総合栄養食かどうか」を確かめてください。

根拠(2件)

  • 査読論文

    猫のタウリン欠乏が拡張型心筋症を引き起こすことを示した古典的研究

    Pion DM et al. Science 1987 — Myocardial failure in cats associated with low plasma taurine PubMed (PMID 3616607)

  • 査読論文

    犬(アメリカン・コッカー・スパニエル)でタウリン/カルニチン反応性の拡張型心筋症を報告(MUST試験)

    Kittleson MD et al. J Vet Intern Med 1997 — MUST trial: taurine/carnitine-responsive DCM in American Cocker Spaniels PubMed (PMID 9298474)

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この内容は一般的な情報であり、診断や個別の助言ではありません。 いま与えているフードや体調について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師にご相談ください。

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