犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
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短毛・長毛

アメリカンカール

American Curl

登録団体CFA・TICA公認(CFA 1993チャンピオン。TICAは1980年代後半に公認)。反り耳は常染色体優性原産アメリカ・カリフォルニア(1981年)。野良の黒い長毛猫「シュラミス(Shulamith)」に現れた自然突然変異の反り耳が起源で、現在の全個体が彼女に遡る更新2026.07.14体つきやや細身でしなやかな体つき。中くらいの大きさで、太すぎない筋肉のついた長方形の体体の特徴反り耳(常染色体優性・1コピーで発現。スコティッシュの折れ耳と異なり骨軟骨異形成とは無関係で、Robinson の解析でも交配仔に骨格異常なし。ただし耳介軟骨が繊細で扱いに注意を要し、耳道に耳垢が溜まりやすく外耳炎に配慮)
体重
2.3–4.5kg
約2.3-4.5(雄3.2-4.5・雌2.3-3.6)
寿命の目安
12–16
個体差があります
活発さ
3/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
絹のようになめらかで、体にぺたりと寝る毛
下毛が少なく、抜け毛も少なめ

毛色 全色・全パターン(ソリッド/タビー/スモーク/ポインテッド/トーティ/キャリコ等)

この猫種の食事の要点

この猫種だけに当てはまる食事の注意点は知られていません。ふつうの室内猫と同じく、体重の管理とおしっこの通り道への配慮を。長毛タイプは毛玉に配慮したフードも選べます

  • 体重管理
  • 尿路結石・猫の下部尿路の病気(FLUTD)(ほかの猫と同じ)
  • 毛玉(長毛タイプ)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

外耳炎
気づきのサイン反り耳はその形の分だけ耳あかがたまりやすくなります。頭を振る、耳をしきりに掻く、黒〜茶色の分泌物、におい——このあたりが手がかり。黒っぽい耳あかはこの猫種では正常なこともあるので、迷ったら受診してください
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歯周病
気づきのサインほかの猫と同じように起こります。口が臭う、歯ぐきが赤い・腫れている、よだれが増える、硬いものを嫌がる
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毛球症
気づきのサイン出るのは主に長毛タイプ。細長い毛のかたまりを吐く、吐こうとして何も出ない、食欲が落ちる。毛の生えかわる時期に増えます
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CFA・TICAのどちらも、この猫種だけに出る遺伝の病気は認めていません。いろいろな家庭猫と掛け合わせてきたぶん、遺伝子の幅が広いためです。上の3つは、ほかの猫と共通の注意点か、反り耳の形からくる耳の配慮です。 肥大型心筋症(HCM)など、猫に広く見られる心臓の病気はこの猫種でも起こります。健診で心雑音を指摘されたら、心臓の超音波(心エコー)で調べてもらってください。

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

人のそばが好きで、大人になっても遊び心を残す猫。人のそばにいたがる子が多く、人に慣れやすい傾向があります。

暮らしの中では、毛玉をためないためのお手入れ・この猫種ならではの体の特徴の見守りに手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、品種特有の体の特徴に配慮が要ることと毛玉のお手入れが毎日続くことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 毛玉をためないためのお手入れ
  • この猫種ならではの体の特徴の見守り

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性5
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ4
活発さ3
よく鳴くか2
初めての飼い主向き5

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ3
デンタルケア優先度3
お手入れ
月2〜3回、コームで梳かせば足ります(下毛が少なくもつれにくい・CFA)。反り耳は耳あかがたまりやすいので、軟骨を引っぱらないように気をつけて、耳の入口を定期的に見てください
毛玉のケア
短毛タイプは少なめ。長毛タイプは毛の生えかわる時期にブラッシングと毛玉のケアを
室内で飼うこと
外に出さず、室内だけで飼ってください。人についてまわる猫なので外の危険をよけにくく、反り耳の軟骨は繊細でぶつけるとけがをしやすい。血統書のある猫は迷子・盗難の心配もあります
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりがちです。室内だけで動きが少ないと、飲む量も出る量も減ります。ウェットフードを混ぜる、水飲み場を家の何か所かに置く。この2つで飲む量を増やせます

解説

アメリカンカール

沿革

1981年、カリフォルニアで見つかった野良の黒い長毛猫「シュラミス(Shulamith)」。その耳が後ろへ反り返っていたことから始まった猫種です。生まれつきの変わり方(突然変異)で、親のどちらか一方から遺伝子を1つ受け継ぐだけで反り耳になります。いまいるアメリカンカールは、すべて彼女の子孫にあたります。

CFAは1993年に、TICAは1980年代後半に品種として認めました。日本では数が少なく、アニコムの人気ランキングでも10位以内には入っていません。

外貌と被毛

いちばんの特徴は、後ろへゆるやかに反り返った耳。品種の基準では90〜180度の弧を描くことが求められます。体は中くらいの筋肉がついたやや細身の長方形で、目はクルミ(walnut)のような形をしています。

毛は短毛と長毛の両方があり、どちらも絹のようになめらかで体に寝ています。下毛が少ないぶん抜け毛も少なめ。毛色・柄はすべての色とパターンが認められています。

覚えておきたいのは、この反り耳がスコティッシュ・フォールドの折れ耳とは遺伝のしくみからして別物だということ。Robinson が調べた交配(81腹383頭)でも、生まれた子に骨格の異常は見られていません。

性格と暮らし

とにかく人が好きな猫です。家族に頭を軽くこつんと当てて挨拶し、やわらかい声で話しかけてきます。穏やかで新しい環境にもよく慣れ、大人になっても子猫のような遊び心を残すことから「Peter Pan of cats」(猫のピーターパン)と呼ばれます。

子どもやほかの動物とも相性がよく、鳴き声は控えめ。手入れの手間も軽いので、はじめて猫を迎える家庭でも暮らしやすい猫種です。

ケアのポイント

下毛が少なくもつれにくい毛なので、コームで梳かすのは月2〜3回で足ります。長毛タイプは毛の生えかわる時期だけ回数を増やしてください。

いちばん気を配りたいのは耳です。反り耳の軟骨は繊細なので、掃除のときに耳を引っぱらないこと。綿棒で耳の入口をそっと上へ拭う程度にとどめます。やり方は動物病院で一度見せてもらうと安心です。

耳あかがたまると外耳炎になりやすい猫種でもあります。赤み、におい、黒い分泌物に気づいたら受診してください。体重とおしっこへの配慮は、ふつうの室内猫と同じで足ります。

出典

3

  1. 01シュラミス
    出典サイト ↗
  2. 02Peter Pan of cats
    出典サイト ↗
  3. 03American Curl

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。