犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はCFA公式の猫種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

短毛 / がっしりした体つき

スコティッシュ・フォールド

Scottish Fold

登録団体TICA・CFA公認(折れ耳の繁殖倫理は国際的に議論あり — 一部団体・国は繁殖制限)原産スコットランド(1960年代・自然突然変異の折れ耳個体が起源)更新2026.07.11体の特徴折れ耳(軟骨の遺伝的異形成に起因・骨軟骨異形成症のリスクと不可分。折れ耳同士の交配で重症化)
体重
3–6kg
約3-6(雄3-6・雌3-5)
寿命の目安
12–15
個体差があります
活発さ
2/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
密な二重の毛
(ダブルコート)

毛色 ソリッド・タビー・キャリコ・バイカラー・ポインテッド系までほぼ全色・全柄

この猫種の食事の要点

関節の負担を減らすため、体重管理がいちばんの課題。関節向けのサプリメントをすすめられる場面が多い猫だが、宣伝の言葉づかいには注意したい

  • 体重管理(関節への負担)
  • 尿路結石
  • 毛玉(長毛タイプ)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

骨軟骨異形成症
気づきのサイン折れ耳の原因となる遺伝子の変化と切り離せない病気です。しっぽが短く硬い、足を引きずる、跳ぶのをいやがる、手足の先が腫れる——こうしたサインに気づいてください
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多発性嚢胞腎(PKD)
気づきのサイン国内の調査で、原因となる遺伝子を持つ猫の割合が高い(約54%)とされます。中年ごろから、水をたくさん飲んでおしっこが増える、食欲が落ちる、体重が減る
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肥大型心筋症(HCM)
気づきのサイン休んでいるときの呼吸が速い・浅い、口を開けて息をする、急に後ろ足が動かなくなる。初期は症状が出ません
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外耳炎
気づきのサイン折れた耳は風が通りにくく、汚れがこもります。頭をぶるぶる振る、耳をしきりに掻く、黒い耳あかが出る、においが強い。このときは動物病院へ
くわしく見る →

遺伝子検査で調べられるものTRPV4(骨軟骨異形成症・折れ耳の原因変異)/PKD1(多発性嚢胞腎)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

声が小さく穏やかで、家族のそばで過ごす猫。家の中でのんびり過ごすのが好きな子が多く、家族のそばにいたがる傾向があります。

暮らしの中では、毛玉をためないためのお手入れ・食事の量と体型のこまめな確認・この猫種ならではの体の特徴の見守りに手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、品種特有の体の特徴に配慮が要ることと毛玉のお手入れが毎日続くことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • 毛玉をためないためのお手入れ
  • 食事の量と体型のこまめな確認
  • この猫種ならではの体の特徴の見守り

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性4
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ3
活発さ2
よく鳴くか2
初めての飼い主向き5

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ4
デンタルケア優先度3
お手入れ
ブラッシングは週1-2回(長毛タイプはもっとこまめに)。折れた耳は風が通りにくく汚れがたまるので、耳の中を見る習慣をつける(外耳炎への備え)
毛玉のケア
短毛は少なめ〜中くらい。長毛タイプは毛が生えかわる時期にブラッシングと毛玉の手入れを
室内で飼うこと
完全室内飼いをすすめる。関節に負担を抱えた子が多く、高い所からの落下や事故は避けたい。血統のはっきりした猫なので迷子・盗難の心配も
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい。関節の負担で動く量が減ると飲水も排尿も減りがち。尿路結石を遠ざけるため、ウェットフードの併用と水飲み場の複数設置を

解説

スコティッシュ・フォールド

沿革

1960年代、スコットランドの農場で見つかった、耳が前へ折れた1頭の猫が始まりです。折れ耳は軟骨の育ち方が変わる、生まれつきの変化によるもの。

日本では17年連続で人気1位(アニコム統計)を守る定番の猫です。一方で、折れ耳の猫を繁殖することの是非は国際的に議論があり、一部の団体や国では繁殖が制限されています。

外貌と被毛

丸い頭、大きな丸い目、前へ折れた耳がいちばんの特徴です(折れずに立ち耳で生まれる子もいて、こちらはストレートと呼ばれます)。体つきはがっしりして、ずんぐりと丸みがあります。毛は密な二重の毛で、短毛のほかに長毛タイプ(スコティッシュ・フォールド・ロングヘア)もいます。毛の色や柄はとても多彩です。

性格と暮らし

穏やかで物静か。声が小さく、あまり鳴きません。家族に忠実で人と過ごすのを好み、多頭飼いにも、初めて猫を迎える家にもなじみます。

ただし関節に負担を抱えた子が多い猫です。高い所への上り下りや激しい運動を、無理にさせないでください。

折れ耳という見た目の特徴と、骨や関節の障害は、同じ遺伝子の変化(TRPV4)から来ています。ここは飼い主にいちばん知っておいてほしいところです。

ケアのポイント

ブラッシングは週1-2回(長毛タイプはもっとこまめに)。あわせて、折れた耳の内側を見る習慣をつけてください。

関節の負担を抑えるには体重管理がいちばんです。段差を緩やかにする、寝床をやわらかくするなど、住まいの工夫も役に立ちます。

飲む水の量が落ちやすい猫でもあります。尿路結石を遠ざけるため、水飲み場を増やしましょう。

出典

6

  1. 01cfa.org
    出典サイト ↗
  2. 02anicom-sompo.co.jp
    出典サイト ↗
  3. 03prtimes.jp
    出典サイト ↗
  4. 04中毛種
    出典サイト ↗
  5. 05anicom-sompo.co.jp
    出典サイト ↗
  6. 06PKD好発は国内疫学調査(J Vet Med Sci 2019, PMID 31…
    PubMed (PMID 31155548) ↗

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。