犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
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無毛

スフィンクス

Sphynx

登録団体CFA・TICA公認(CFA 1998年登録・2002年championship/TICAは20年以上公認)原産カナダ(1966年オンタリオ州トロントで自然突然変異の無毛個体が誕生。以後30年ほどアメリカンショートヘア・デボンレックスと交配して遺伝的多様性を確保)更新2026.07.14体つき中くらいの大きさで、細身ながら筋肉質。見た目よりずっしり重く、おなかが丸く出た「buddha-like(仏像のような)」体つき。骨は太めで、オスのほうが大きくなります
体重
3.2–5.4kg
約3.2-5.4(オス3.6-5.4・メス3.2-4.5。TICAが示すオス8-12ポンド/メス7-10ポンドを換算した値)
寿命の目安
8–14
個体差があります
活発さ
4/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
まったくの無毛ではなく、全身に細かい産毛があります
皮膚はやわらかいなめし革、あるいは桃やネクタリンの産毛のような、温かく柔らかい手ざわり。鼻・耳・足先・しっぽに細い毛が残ることもあります。皮脂が多く出るので、定期的な入浴が要ります。アレルギーが出にくい猫ではありません

毛色 皮膚の色素・模様として全色全柄が認められる(ソリッド・タビー・トーティ・キャリコ・ポインテッド・ミンク・セピア)

この猫種の食事の要点

毛がなく体温を保つのにエネルギーを使うため、体の大きさのわりによく食べます。おなかが弱い子が多いので、質がよく消化のいいフードが向きます

  • おなかが弱い
  • 体重管理(よく燃やすが食べすぎには注意)
  • 尿路結石・猫の下部尿路の病気(FLUTD)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

肥大型心筋症(HCM)
気づきのサイン心臓の壁が厚くなる病気で、この猫種に多いことが知られています(言い切れる段階ではありません)。休んでいるのに呼吸が速い・浅い、口を開けて息をする、後ろ足が急に動かなくなる。初めのうちは症状がありません。この猫種に合わせた遺伝子検査はまだなく、調べるなら心臓の超音波検査です
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歯周病
気づきのサイン若いうちから歯ぐきの炎症が出やすい猫種です。口のにおい、歯ぐきの赤み、よだれ、硬いものを嫌がるそぶり
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先天性筋無力症候群/遺伝性ミオパチー
気づきのサイン生まれつき筋肉に力が入りにくくなる病気。デボンレックスと共通のCOLQという遺伝子の変異によるもので、DNA検査を受けられます(この事典に個別ページはありません)。動くとすぐ疲れる、首を下げられない、犬のお座りやシマリスのような姿勢をとる、食道が広がって食べたものを戻す
皮膚疾患(皮脂過多・色素性蕁麻疹等)
気づきのサイン毛がなく皮膚がむき出しなので、皮脂のべたつき、毛穴の詰まり、かゆみを伴う発疹(色素性蕁麻疹=urticaria pigmentosa など)が出やすくなります(この事典に個別ページはありません)
消化器過敏
気づきのサインおなかの弱い子が多く、ゆるい便・吐く・食欲にむらが出るといったことが起こります(この事典に個別ページはありません)

遺伝子検査で調べられるものCOLQ(先天性筋無力症候群/遺伝性ミオパチー・デボンレックスと共通のDNA検査)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

毛のない体で、人のぬくもりを求めてくっついてくる猫。来客にも物おじしない子が多く、人のそばにいたがる傾向があります。

暮らしの中では、歯みがきの習慣づけ・遊びの時間の確保・水を飲める場所を増やす工夫に手をかける時間が長くなります。

この猫種が初めての1頭には向きにくいとされることと歯のケアの優先度が高いことから、初めて猫を迎える人には難易度が高めとされる猫種です。迎える前に、かかりつけになる動物病院を決めておくと安心です。

  • 歯みがきの習慣づけ
  • 遊びの時間の確保
  • 水を飲める場所を増やす工夫

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性5
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ5
活発さ4
よく鳴くか3
初めての飼い主向き2

暮らしの負荷

抜け毛の多さ1
太りやすさ3
デンタルケア優先度4
お手入れ
毛はありませんが、皮脂が多く出ます。数週間〜月1回ほどの入浴で、皮脂と汚れを落としてください。耳あかや爪のあいだの汚れもたまりやすいので、こちらも定期的に。皮膚の保湿と日焼け対策も要ります
毛玉のケア
毛がないので、毛玉の手入れはほぼ要りません
室内で飼うこと
家の中だけで飼ってください。毛がないぶん寒さ・日焼け・けがにとても弱く、体温も保てません。ほかの猫種より外の危険が大きい猫です。冬は暖かく、夏は直射日光を避けて
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい動物です。この猫種はエネルギーをよく使うぶん、必要な水分も多め。ウェットフードを混ぜ、水飲み場を家の何か所かに置いて、おしっこの通り道を守ってください

解説

スフィンクス

沿革

1966年、カナダ・オンタリオ州トロント。飼い猫が、生まれつきの変異で毛のない子猫を産みました。しわだらけの見た目から「Prune=プルーン」と名づけられた、その子が始まりです。

そこから30年ほどかけて、アメリカンショートヘアやデボンレックスとかけ合わせ、血の幅を保ちながら品種として固めていきました。猫の登録団体CFAは1998年に登録を認め、2002年にショーで競える資格(チャンピオンシップ)を与えています。TICAでも20年以上前から公認されています。

毛がないというほかにない見た目と、人に強く寄り添う愛情深さ。この2つで世界的な人気を集めています。

外貌と被毛

中くらいの大きさで筋肉質。見た目のわりにずっしり重く、おなかが丸く出た「buddha-like(仏像のような)」体つきです。骨は太めで、オスのほうが大きくなります。

名前とは違って、まったくの無毛ではありません。全身に細かい産毛があります。皮膚はやわらかいなめし革、あるいは桃やネクタリンの産毛のような、温かく柔らかな手ざわり。鼻・耳・足先・しっぽには細い毛が残ることもあります(CFAとTICAは、鼻に毛があることを求めています)。

毛がないぶん、皮膚の色や模様がそのまま柄として見えます。単色・タビー・べっこう柄・三毛・ポインテッド(顔や脚が濃くなる柄)・ミンク・セピアまで、どんな色柄も認められます。皮脂がよく出るうえ、毛が吸ってくれないので、皮膚はべたつきやすくなります。

性格と暮らし

好奇心が強く、人見知りをせず、とても賢い猫。飼い主にべったり寄り添う「Velcro cat(マジックテープ猫)」と呼ばれ、体温を求めて人にくっつく「body heat magnet」でもあります。

来客にも物おじせず出迎え、たえず何か喋りながら(steady chatter)家族について回ります。活発で機敏。遊びも、投げたものを取ってくるのも大好きです。

ただし毛がないぶん寒さ・日焼け・けがに弱く、自分で体温を保てません。保温、スキンケア、入浴。この3つの手間は避けられず、飼うむずかしさはやや高めです。毛のない魅力の裏側には、毎日のスキンケアと保温の責任がある——迎える前に、そこを知っておいてください。

ケアのポイント

毛がないから手入れが楽、とはいきません。むしろ逆です。

皮脂で皮膚がべたつくので、数週間〜月1回の入浴で清潔に。耳あかと爪のあいだの汚れも、定期的に拭いてください。寒がりなので冬は暖かく。夏は直射日光による日焼けに気をつけて。

歯ぐきの炎症が出やすい猫種なので、歯みがきは早めに習慣づけましょう。体の大きさのわりによく食べますが、おなかの弱い子には消化のいい良質なフードを。水飲み場も増やして、おしっこの通り道を守ります。

出典

4

  1. 01a large, rounded belly
    出典サイト ↗
  2. 02rounded Buddha-like bodies
    出典サイト ↗
  3. 03COLQ変異による先天性筋無力症候群(CMS・遺伝性ミオパチー)はスフィンクス/…
    PubMed (PMID 26374066) ↗
  4. 04steady chatter

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。