犬猫小町(準備中)
PLATE · CFA
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
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短毛 / 細身寄りの体つき

デボンレックス

Devon Rex

登録団体CFA・TICA公認原産イギリス(デボン州・1959〜1960年。廃鉱に住む巻き毛の野良雄から生まれた子猫「Kirlee」が始祖。コーニッシュレックスとは別の突然変異と判明)更新2026.07.14体つき細身寄りの体つき(小〜中型・硬く筋肉質で、後ろ足が前足より長い)
体重
2.3–4kg
約2.3-4(雄3.2-4・雌2.3-3.2。CFAは6-9ポンド、TICAは雌5-7ポンド・雄7-9ポンドと記載し、それをキロに換算)
寿命の目安
9–15
個体差があります
活発さ
4/5
遊びの時間の目安をはかる目印です
被毛
やわらかく細い、波打つ巻き毛
体としっぽにさざ波のようなウェーブが出ます。上毛(ガードヘア)がまばらで、ひげや眉毛まで短く縮れているのが特徴。カールの強さは子によって幅があります

毛色 遺伝的に可能な全色・全柄(ソリッド/タビー/トーティ/キャリコ/ポインテッド/ミンク/セピア)

この猫種の食事の要点

よく動く細身の猫で、エネルギーの消費が多めです。肉や魚など動物性のたんぱく質を中心に選び、体重は太りすぎと痩せすぎの両方を見てください。皮膚の状態と栄養のバランスのつながりにも目を配ります

  • 体重管理(よく動く細身の体)
  • 尿路結石・猫の下部尿路の病気(FLUTD)
  • 皮膚の状態
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

肥大型心筋症(HCM)
気づきのサイン心臓の筋肉が厚くなる病気。TICAは親猫を調べることをすすめています。休んでいるときの呼吸が速い・浅い、口を開けて息をする、後ろ足が急に動かなくなる。初めのうちは症状が出ません。※この猫種向けのDNA検査はまだなく、調べるのは心エコーです
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膝蓋骨脱臼
気づきのサインひざのお皿の骨が本来の位置から外れる病気で、この猫種に多いとされます。片足を挙げてスキップする、後ろ足がこわばる、ジャンプをいやがる——このあたりが手がかりです
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先天性筋無力症候群/遺伝性ミオパチー
気づきのサイン筋肉に力が入りにくくなる、生まれつきの病気。スフィンクスと共通のCOLQという遺伝子の変異で起こり、DNA検査があります。俗に「Devonミオパチー」と呼ばれるタイプも知られ、TICAは遺伝子検査をすすめています。運動するとすぐ疲れる、首を下げられない、犬のお座りやシマリスのような姿勢をとる、飲み込みにくそうにする・吐き戻す
血液型不適合(新生子溶血)
気づきのサインB型の子が多いため、A型の雄とB型の雌をかけ合わせると、生まれた子猫の赤血球がこわされることがあります。生後まもない子猫が急に弱る、白目や皮膚が黄色っぽい、おしっこの色が変わる。交配の前に血液型を調べておけば避けられます
皮膚のべたつき(脂漏/マラセチア)
気づきのサイン巻き毛が皮脂を吸い取れないため、皮膚や耳がべたつきやすくなります。耳あか、爪の間の汚れ、かゆみに気づいたら、洗い方や頻度を獣医師に相談してください
尿路結石症・FLUTD
気づきのサイン猫の下部尿路の病気。おしっこに血が混じる、トイレに何度も行く、トイレ以外で粗相をする。雄はおしっこが詰まりやすいので注意が要ります
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歯周病
気づきのサイン歯垢がたまって歯ぐきが炎症を起こします。口のにおい、歯ぐきの赤み、硬いものを食べたがらない様子から気づけます
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遺伝子検査で調べられるものCOLQ(先天性筋無力症候群/遺伝性ミオパチー・DNA検査・スフィンクスと共通)/血液型判定(AB式・B型高頻度→交配前に確認し新生子溶血を予防)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この猫種の性格とケアの要点

ひとりが苦手で、いたずら好きな巻き毛の猫。人のそばにいたがる子が多く、遊ぶ時間をよく求める傾向があります。

暮らしの中では、遊びの時間の確保・歯みがきを習慣にすること・水を飲める場所を増やす工夫に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、毎日のお世話を無理なく続けられるかどうかが分かれ目になります。

  • 遊びの時間の確保
  • 歯みがきを習慣にすること
  • 水を飲める場所を増やす工夫

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性5
猫同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ4
活発さ4
よく鳴くか2
初めての飼い主向き3

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ3
デンタルケア優先度3
お手入れ
抜け毛が少なく手入れはかんたんです。ただし細い巻き毛は皮脂を吸い取れないため、皮膚や耳がべたつきやすくなります。やさしく入浴させ、耳の掃除をして清潔を保ってください。アレルギーが出にくい猫(低アレルゲン)ではありません
毛玉のケア
短毛なので毛玉のリスクは低〜中くらい。抜け毛も少なめです
室内で飼うこと
家の中だけで飼ってください。毛が薄く寒さに弱いので保温が要ります。人への依存が強く、長い留守番にも耐えられません。数が少ない猫種なので、盗難・迷子にも注意
水を飲む量
猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい動物です。細身でよく動くぶん必要な水も相応にあるので、ウェットフードの併用と水飲み場を複数置くことで飲む量を増やし、尿路に配慮してください

解説

デボンレックス

沿革

1959〜1960年、イギリス・デボン州の廃鉱に住みついた巻き毛の野良猫(雄)から生まれた子猫「Kirlee」が始まりです。

はじめはコーニッシュレックスの一種と思われていましたが、交配の試験によって、まったく別の突然変異(別の遺伝子)だと分かりました。いま世界にいるデボンレックスは、すべてKirleeにたどり着きます。

CFA・TICAともに公認。毛のないスフィンクスをつくるときにも使われた、縁の深い品種です。日本では数が少なく、公的な人気統計には載っていません。

外貌と被毛

小〜中型で、体は硬く筋肉質。後ろ足が前足より長いつくりです。大きくて低い位置についた耳、大きく表情豊かな目、幅の広い頬骨。これらが「エルフのような(elfin)」愛嬌のある顔立ちをつくります。

毛は短くやわらかい波打つ巻き毛(レックス)で、体としっぽにさざ波のようなウェーブが出ます。上毛(ガードヘア)がまばらで、ひげや眉毛まで短く縮れているのが特徴。カールの強さは「くしゃくしゃの巻き毛」から「スエードのような薄い毛」まで、子によって差が大きい猫です。毛色と柄は、遺伝的にありうる全色・全柄が認められています。

性格と暮らし

とても人好きで、飼い主に強く懐き、ひとりにされるのを嫌います。賢くて名前を覚え、家中どこへでもついて回り、ベッドでは寄り添って眠ります。

いたずら好きで活発。芸や、投げたおもちゃを持ち帰る遊びも楽しむ、遊び心の塊のような性格です。よく話しかけてきますが騒がしくはなく、声はやわらかいさえずり(chirp・trill・peep)。子どもやほかの動物とも相性がよい猫です。

迎える前に知っておきたいことが2つあります。細い巻き毛は皮脂を吸い取れないため、皮膚や耳がべたつきやすいこと。そして人への依存が強く、長時間の留守番に弱いことです。

ケアのポイント

抜け毛は少なく手入れはかんたんですが、細い巻き毛は皮脂を吸い取れないため、皮膚や耳がべたつきやすくなります。やさしい入浴と耳掃除で清潔を保ってください(アレルギーが出にくい猫ではありません)。

毛が薄くて寒がりなので、冬は保温を。人への依存が強く留守番に弱いため、生活リズムや同居の動物で寂しさを補ってあげましょう。

細身でよく動くぶん、体重は太りすぎと痩せすぎの両方を見ます。飲水環境を整えて尿路にも配慮を。歯周病とひざのトラブルの傾向があるので、歯みがきと段差の工夫は早めに習慣にしてください。

出典

4

  1. 01Kirlee
    出典サイト ↗
  2. 02short, full-bodied, wavy fur
    出典サイト ↗
  3. 03先天性筋無力症候群(CMS・遺伝性ミオパチー)はCOLQ変異でデボンレックス/ス…
    PubMed (PMID 26374066) ↗
  4. 04shed less than most

このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。