犬猫小町(準備中)
PLATE 191 · 1G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

牧羊犬・牧畜犬 / 大型

ブービエ・デ・フランダース

Bouvier des Flandres

FCINo.191グループ1G 牧羊犬・牧畜犬原産ベルギー/フランス更新2026.07.14

羊や牛の群れをまとめ、見守る仕事をしてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

59–68cm

020406080cm
体重
27–40kg
約27-40(JKC標準に体重の決まりはなく、一般的な値。雄は35-40kgほど)
寿命の目安
10–12
個体差があります
運動量
60–90分/日
被毛
二層の毛
上の毛は量が多くてかたく、少し乱れた質感。その下に密な下毛があります。口ひげとあごひげがこの犬種の目印です

公認毛色 グレー・グレー・ブリンドル・ブラック単色

この犬種の食事の要点

胸が深い大型犬なので、胃がねじれるトラブル(胃拡張・胃捻転)に気をつけてください。1日分を2〜3回に分けて与え、食事の前後は激しく動かさないこと。体が大きいぶん関節への負担も大きいので、体重は一生つきあうテーマです

  • 胸が深い体型で胃がねじれやすい
  • 体重オーバーで関節に負担
  • 早食い
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張捻転症候群
気づきのサイン胃が大きくふくらんでねじれる、命に関わる緊急のトラブル。胸の深い大型犬に起こりやすい病気です。おなかがぱんぱんに張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわして落ち着かない——このときは迷わず救急へ。あらかじめ胃を腹壁に留める手術が話題になる犬種でもあります
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股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気で、大型犬にはとても多く見られます。子犬〜若いうちの歩き方のぎこちなさ、おすわりで足を横に投げ出す姿、立ち上がりにくそうな様子——このあたりが最初のサインです
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肘関節形成不全
気づきのサイン前足のひじの関節がうまく育たない病気。大型犬では気にかけておきたいトラブルです。若いうちから前足をかばって歩いたり、運動のあとに痛がったりします
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緑内障
気づきのサイン目の中の圧が上がる病気。痛がる、白目が赤い、目が飛び出して見える、急に見えにくそうにする。急に起きたときは、その日のうちに病院へ
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甲状腺機能低下症
気づきのサインのどにある甲状腺のはたらきが弱くなる病気。体重が増える、元気がなくなる、毛や皮膚の様子が変わる、やたら寒がる。中年以降にゆっくり進みます
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大動脈弁下狭窄症(SAS)
気づきのサイン生まれつき心臓の出口が狭い病気です(当DBに個別ページなし)。健康診断で心雑音を指摘されて見つかることが多いもの。すぐ疲れる、倒れる、といった形で表れることもあります
喉頭麻痺
気づきのサインのどの奥の開け閉めがうまくできなくなる病気(当DBに個別ページなし)。年をとってからゆっくり進みます。声がかすれる、すぐ息が上がる、ゼーゼーいう、暑い日に苦しそう。夏場は特に注意してください
麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと年をとるとのどの筋肉が動きにくくなる病気(喉頭麻痺)が出やすく、麻酔から覚めるときに空気の通り道がふさがることがあります。手術や麻酔の予定があるときは犬種名を伝えてください

当DBに個別ページのない病気(大動脈弁下狭窄症=SAS・喉頭麻痺・各種のがん)は、表のあとに補足します。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

落ち着いて物事を考えられる、家族思いで力の強い番犬。教えたことをよく覚える子が多く、子どもにもおおらかに接する傾向があります。

暮らしの中では、サロンでの定期的なカット・毎日の運動の時間の確保・夏の暑さ対策に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いこととサロン通いが前提になることに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • サロンでの定期的なカット
  • 毎日の運動の時間の確保
  • 夏の暑さ対策

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性4
犬同士の相性3
ほかの動物との相性3
人なつこさ2
活発さ4
吠えやすさ3
しつけやすさ4
初めての飼い主向き2

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ3
暑さへの強さ2
寒さへの強さ4
サロン依存度4
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性2
留守番への耐性3
運動量の目安4
運動のタイプ
走る、引っ張る(もとは荷物を運んでいた犬です)、コマンドの練習。体だけでなく頭を使う作業を好みます
お手入れ
毛の量が多く二層になっているので、週に数回はブラシを入れて毛玉を防いでください。口ひげとあごひげは食事のたびに汚れます。ごはんのあとに拭いてあげる習慣をつけましょう
トリミング
必須(6〜8週ごと。サロンでのカットや、毛を抜く手入れ(プラッキング)でこの犬種らしい姿を保ちます)

解説

ブービエ・デ・フランダース

沿革

ベルギーとフランスにまたがるフランドル地方で生まれた犬です(この2つの地域を分ける自然の境目はありません)。フランドルの牛飼いたちは、家畜の群れをうまく動かせる犬をほしがりました。見た目より働きぶりと体の丈夫さを優先して、代々かけ合わせていったのです。

仕事は家畜の世話だけではありません。荷車を引き、バターをつくる撹拌機(かくはんき)を回す動力にもなりました。やがて農業の機械化でこうした仕事はなくなり、いまは大きな農場の番犬、警備犬、警察犬として働いています(JKC沿革・用途記述より要約)。

一般外貌

手足が長いというより、幅と厚みのあるがっしり型。胴は短くずんぐりしていて、四肢は太く筋肉が発達しています(JKC標準)。量の多いかたい上毛と密な下毛におおわれ、顔の口ひげ・あごひげがこの犬種の象徴。毛色はグレー、グレーに縞の入ったもの(グレー・ブリンドル)、黒一色です。体高は雄62-68cm(理想は65)・雌59-65cm(理想は62)の大型犬。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「穏やかで、大胆かつ思慮分別がある。その眼差しには輝きがあり、知性、活力、勇気がうかがえる」(出典: JKCブービエ・デ・フランダースページ 2026-07-14確認)。

家の中では穏やかで、家族にはよく甘えます。一方で番犬として働いてきた歴史のとおり、知らない人にはしっかり警戒します。守ろうとする気持ちが強い犬です。

頭がよく、練習したことはよく覚えます。ただし力が強く、自分の考えを持っているタイプ。飼い主の言うことがその日ごとに変わると混乱します。子犬のうちからいろいろな人・犬・場所に慣らしておくこと、家族全員でルールをそろえること。この2つができないと手に負えなくなります。初めて犬を飼う人には向きません。

ケアのポイント

この犬種でいちばん怖いのは、胃がねじれることです。胸が深い大型犬に起こりやすく、放っておけば命に関わります。1日分を2〜3回に分けて与え、食事の前後は静かに過ごさせてください。そして最初のサインを覚えておくこと。おなかが急に張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわして落ち着かない。この3つがそろったら救急です。

毛の手入れは手間がかかります。週に数回のブラッシングに加えて、6〜8週ごとにサロンへ。口ひげとあごひげはごはんのあとに拭いてあげましょう。

体が大きいぶん、関節にかかる負担も大きくなります。太らせないことが、後ろ足を長持ちさせる近道です。

年をとってきたら、声と呼吸の音に耳を澄ませてください。かすれ声やゼーゼーという音は、のどの病気(喉頭麻痺)のサインかもしれません。健康診断では心臓の音も聞いてもらいましょう。

出典

2

  1. 01穏やかで、大胆かつ思慮分別がある。その眼差しには輝きがあり、知性、活力、勇気がうかがえる
    出典サイト ↗
  2. 02vetstreet.com
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。