実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
嗅覚ハウンド / 大型
ダルメシアン
Dalmatian
鼻のよさで匂いをたどり、獲物を追いかけてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
54–61cm
- 体重
- 24–32kg 雄約27-32 / 雌約24-29(JKC参考値)
- 寿命の目安
- 11–13年 個体差があります
- 運動量
- 60–120分/日
- 被毛
- 短毛のシングルコート (短くてかたく、密でつやのある毛。下毛のない一層)
公認毛色 ホワイト地+ブラックのスポット(ブラック・スポット・バラエティー)・ホワイト地+レバー(ブラウン)のスポット(レバー・スポット・バラエティー)
この犬種の食事の要点
この犬種は例外なく、尿に尿酸が出やすい体質を持っています。そのため尿酸塩という石が、おしっこの通り道にできやすい犬です。
プリン体の多い素材(レバーなどの内臓肉・一部の魚)は控えめにして、水をしっかり飲める環境を用意してください。獣医師から療法食をすすめられることもあります
- 尿酸塩の石ができやすい体質(全頭が該当)
- 皮膚のアレルギー(アトピー)
- 水分不足でおしっこが濃くなる
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
尿酸塩結石(尿路結石症)
遺伝子検査で調べられるものHUU(高尿酸尿症=尿に尿酸が出やすい体質)の遺伝子検査(尿酸塩の結石に関わる・LUA系統かどうかを見分けられます)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
人懐こく社交的で、走る力とスタミナが並外れた犬。人に会うのが好きな子が多く、家族のそばにいたがる傾向があります。
暮らしの中では、毎日たっぷり体を動かす時間・こまめなブラッシング・冬の寒さ対策に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 毎日たっぷり体を動かす時間
- こまめなブラッシング
- 冬の寒さ対策
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走ること、長く動き続けること。もともと馬車と並んで走った犬です。息が上がる運動をたっぷりさせないと、退屈から困った行動につながります
- お手入れ
- カットは不要です。短毛ですが抜け毛はとても多く、一年じゅう抜け続けます。週に数回、ゴム製のブラシやミトンでこすって抜け毛を落としてください
- トリミング
- 不要
解説
ダルメシアン
沿革
ルーツには諸説あってはっきりしませんが、14世紀以降の記録から、クロアチアのダルメシア海岸が生まれ故郷と考えられています。最初の正式な犬種標準は1882年にイギリスのヴェロ・ショーが作り、1890年に公式に認められました(JKC沿革より要約)。昔は馬車と並んで走り、荷と人を守る「コーチ・ドッグ」。馬について長い距離を走り続けるスタミナで知られた犬です。いまのダルメシアンがけた違いに運動を欲しがるのは、この仕事の名残です。
一般外貌
真っ白な地に、黒または茶(レバー)の斑が全身に散る大型犬。ひと目で見分けがつきます。毛は短くてかたく、密でつやがあります。斑の色によって、ブラック・スポットとレバー・スポットの2タイプに分かれます。生まれたばかりの子犬は真っ白。育つにつれて斑が浮かび上がってきます。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「外向的且つ、友好的で、シャイでもなく、しり込みすることもなく、神経質でも攻撃的でもない」(出典: JKCダルメシアンページ 2026-07-14確認)。 人が好きで社交的。ただし馬車を追った犬らしく、必要な運動量とスタミナはずばぬけています。運動が足りないと、そのまま困った行動になって出てきます。
賢い一方で自分で考えて動くところがあり、しつけには根気が要ります。生まれつき耳の聞こえない子が一定の割合でいるので、音に頼らない合図——手の動きや床の振動——で教えられるようにしておいてください。体を動かすのが好きで、犬に時間を割ける人向き。初めての1頭にはハードルが高い犬種です。
ケアのポイント
この犬でいちばん気を配りたいのは、おしっこの石です。レバーなどプリン体の多い内臓肉は控え、いつでも水が飲めるように、そしてがまんせず排尿できるようにしておく。この食事と暮らしの管理が一生ついてまわります。
次に大事なのが運動量。毎日、息が上がるまで走らせる時間をとってください。
短毛ですが抜け毛はとても多く、かたい毛が服に刺さります。ゴム製のブラシを一年じゅう使いましょう。耳の聞こえない子には、音に頼らない合図で伝えること、そして驚かせない扱いを徹底してください。毛が短く寒さにはやや弱いので、冬の散歩は防寒を。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。