実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
原始的な犬・スピッツ / 中型
コリア・ジンドー・ドッグ
Korea Jindo Dog
柴犬など、昔の犬の姿を色濃く残す犬のグループです
体高 / JKC標準
45–55cm
- 体重
- 15–23kg 牡18-23 / 牝15-19(JKC標準に体重の決まりがあります)
- 寿命の目安
- 12–15年 個体差があります
- 運動量
- 60–90分/日
- 被毛
- 中くらい〜短めの二層の毛 かたく立ち上がる上毛の下に、やわらかく密な下毛。スピッツ系の毛です
公認毛色 レッド・フォーン・ホワイト・ブラック・ブラック・アンド・タン・ウルフ・グレー・ブリンドル
この犬種の食事の要点
JKC標準に「食は控えめ」と書かれているとおり、あまりたくさん食べない犬です。皮膚が弱い子が多く(アレルギーや甲状腺の病気)、そこに合わせたフード選びが話題になります
- 食べ物・環境のアレルギーが出やすい
- 甲状腺の働きが落ちて体重が増える
- 小食からくる好き嫌い
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
(※日本では登録数が少なく、国内のデータはほとんどありません。上に書いたのは海外の犬種団体やPetMDなどの広く知られている範囲の情報にもとづく傾向で、断定ではありません)
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
飼い主にはとても忠実で、知らない人には心を開かない猟犬。小さな子のにぎやかな動きが苦手な子が多く、猫や小動物を追いかけたくなる傾向があります。
暮らしの中では、こまめなブラッシング・毎日の運動の時間の確保・歯みがきを習慣にすることに手をかける時間が長くなります。
人やほかの動物に慎重なことと毎日の運動量が多いことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- こまめなブラッシング
- 毎日の運動の時間の確保
- 歯みがきを習慣にすること
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走ること、においをかぐこと、あちこち探検すること。追いかける気持ちが強いので、リードを外すと戻ってこないことがあります
- お手入れ
- カットは要りません。ブラッシングは週に数回、毛の生えかわる時期は毎日。もともときれい好きな犬なので、手入れはそれほど大変ではありません
- トリミング
- 不要
解説
コリア・ジンドー・ドッグ
沿革
起源を書き残した記録はありません。ただ、朝鮮半島の南西にある珍島(チンド)で何世紀も暮らしてきた犬だという点は、専門家の見方が一致しています。有力なのは、島への行き来がむずかしかったおかげで外の犬と混ざらず、朝鮮固有の血が守られたという説です。
現地では「ジンドー・カエ」「ジンドー・キョン」と呼ばれます(カエ・キョンはどちらも犬の意味)(JKC沿革より要約)。韓国では天然記念物に指定された、国を代表する犬です。
一般外貌
狩猟や番犬に使われる、バランスのとれた中型犬です。耳はぴんと立ち、しっぽは巻いているか鎌のような形。すばやく力強く、まわりをよく見ていて、堂々とした印象を与えます(JKC標準)。毛はかたい上毛とやわらかく密な下毛からなる、スピッツ系の二層構造です。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「強い狩猟本能を持つ。大胆かつ勇敢で、慎重で警戒心に富み、簡単にそそのかされたり、衝動的な行動はしない。飼い主に対してはたいへん忠実である。見知らぬ人には打ち解けず、他人に触られることを嫌がる。全体として、他の動物、とりわけ牡を好まない。方向感覚に優れている。一人の主人に飼われた犬は、(中略)仔犬の頃から育ててくれた前の飼い主への愛着を忘れることはない。身を清潔に保ち、食は控えめである」(出典: JKCコリア・ジンドー・ドッグページ 2026-07-14確認)。 ひとりの主人に対する忠誠心が、とにかく強い犬です。その裏返しで、知らない人・ほかの犬・小動物には強い警戒心と狩る気持ちを向けます。子犬のうちからいろいろな相手に慣らすこと、そしてぶれない管理が要ります。
方向感覚と、家に帰る本能がとても優れていて、脱走して遠くまで行った話がいくつも残っています。リードと柵の管理は必ず。自分で考えて動く昔ながらの気質が強く、初めての1頭には向きません。
ケアのポイント
きれい好きな犬なので、ふだんの手入れは大変ではありません。ただし毛の生えかわる時期は抜け毛がどっと増えるので、ブラッシングを増やしてください。
皮膚が弱い子が多い犬種です。毛と皮膚の状態、かゆがっていないか、毛が抜けていないかを毎日見ましょう。左右そろった脱毛・やたら寒がる・体重が増える。この3つがそろったら甲状腺の病気を疑ってください。
散歩はにおいをかがせ、探検させるように。運動量が多い犬です。そしてリードと柵。脱走を防ぐ管理は必ず。知らない人や場所への警戒が強いので、子犬のうちから計画的に慣らしておくと、あとがずっとラクになります。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。