実物の写真はCFA公式の猫種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
短毛 / 細身でしなやかな体つき
ハバナブラウン
Havana Brown
- 体重
- 2.7–4.5kg 約2.7-4.5(雄3.6-4.5・雌2.7-3.6。TICAの表記は雄8-10ポンド・雌6-8ポンド。品種標準に体重の決まりはない)
- 寿命の目安
- 11–14年 個体差があります
- 活発さ
- 4/5 遊びの時間の目安をはかる目印です
- 被毛
- 短めから中くらいの長さで、なめらかに光る毛。下毛 (アンダーコート)を持たない
毛色 温かみのある均一なリッチブラウン(チョコレート/bb)が中心・TICAではライラック(フロスト)も公認・ヒゲも被毛と同じブラウン・目はグリーン
この猫種の食事の要点
小柄から中くらいの体格。この品種だけの特別な食事は必要ないが、おしっこの通り道への配慮と体重管理は猫みんなのテーマ
- 尿路結石・猫の下部尿路の病気(FLUTD)
- 体重管理
- 歯周病
かかりやすい病気と、気づくサイン
この猫種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
※この品種だけに強く多いと確かめられた遺伝の病気はありません。以下は室内で暮らす猫に広く見られる傾向です。
性格とケア
CFA/TICA・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この猫種の性格とケアの要点
飼い主のあとを付いて回る、甘えん坊で賢い猫。ほかの猫とは距離を取りたがる子が多く、遊ぶ時間をよく求める傾向があります。
暮らしの中では、遊びの時間の確保・歯みがきを習慣にすること・水を飲める場所を増やす工夫に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、ほかの猫との同居に向かないことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 遊びの時間の確保
- 歯みがきを習慣にすること
- 水を飲める場所を増やす工夫
気質
暮らしの負荷
- お手入れ
- 下毛がないので手入れは楽。週1回ほどのブラッシングか、なめし革でみがいて艶を出せば十分
- 毛玉のケア
- 短毛で下毛もないため、毛玉の手入れはほとんど要らない
- 室内で飼うこと
- 完全室内飼いをすすめる。日本ではとても数が少なく盗難・迷子の心配が大きいうえ、人懐こくて外の危険に弱い
- 水を飲む量
- 猫はもともと水を飲む量が少なく、おしっこが濃くなりやすい。この品種にとくに尿路の病気が多いとは分かっていないが、水を飲みやすい環境づくりとウェットフードの併用は猫みんなに役立つ
解説
ハバナブラウン
沿革
第二次大戦後の1950年代、イギリスのブリーダーがシャムと黒の家猫(ドメスティック・ショートヘア)をかけ合わせ、むらのないチョコレート色の短毛猫としてつくり出した、比較的新しい品種です。
19世紀末の英国や欧州にも「シャム型の単色ブラウン猫」の記録がありましたが一度とだえており、それを意図して復活させた系統にあたります。旧称はチェスナット・フォーリン・ショートヘア。CFAには1959年に登録され、1964年にチャンピオン資格を得ました。TICAは1983年にライラック(フロスト)を加えて「ハバナ」と改称しています。日本ではとても数が少ない猫です。
外貌と被毛
中型で筋肉質、四肢は細めでバランスのよい、細身でしなやかな体つき。いちばんの見分けどころは独特の頭で、「オレンジにトウモロコシを刺したよう」「電球のよう」と評される鼻先の形と、前へやや傾いた大きな耳を持ちます。
毛は短めから中くらいの長さでなめらかに光り、下毛がないぶん薄手です。色は温かみのある、むらのないリッチブラウン(チョコレート/bb)が中心で、ひげまで同じブラウン。TICAではライラック(フロスト)も認めます。目は緑色。
性格と暮らし
頭がよくて好奇心が強く、人が大好き。「子犬のよう」と評されます。飼い主のあとを付いて回り、話しかけられれば応じ、甘え、芸を覚えることもあります。
シャムの血を引くので声は出しますが、鳴きは中くらい。国内のまとめ資料では嫉妬深さが指摘されていて、飼い主の関心が分かれやすい多頭飼いはやや向かないとされます。
この品種だけに決まって多い遺伝の病気は知られていません。課題はむしろ、血のつながりが濃くなりやすいことです。CFAは血統の幅を広げる交配計画と、繁殖に使う全頭の遺伝子検査を必須にしています——ブリーダーを選ぶときは「健全さを考えた交配と検査をしているか」が見るべき点になります。
ケアのポイント
短毛で下毛がないため、毛の手入れは楽。週1回ほどのブラッシングか、なめし革でみがいて艶を出せば十分です。
人が大好きな猫なので、ふれあいと遊びの時間を確保してください。水を飲みやすい環境を整え、歯みがきと体重管理も習慣に。
数の少ない猫です。事故・盗難・迷子を避けるため、暮らしは完全室内飼いで。
このページは猫種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。