実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
使役犬 / 大型
イタリアン・コルソ・ドッグ
Cane Corso (Italian Corso Dog)
番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
60–68cm
- 体重
- 40–50kg 雄45-50 / 雌40-45(JKC標準)
- 寿命の目安
- 9–12年 個体差があります
- 運動量
- 60–90分/日
- 被毛
- 短くてかたい二層の毛 つやのある上毛の下に、季節によって薄い下毛が生えます
公認毛色 ブラック・リード・グレー・スレート・グレー・明るいグレー・明るいフォーン・スタッグ・レッド・ダーク・フォーン・ブリンドル
この犬種の食事の要点
胸が深い大型犬なので、胃がねじれないことがいちばんの前提です。早食いをさせない、食べてすぐ動かさない。
ぐんぐん育つ時期に食べさせすぎると、まだ固まっていない関節に負担がかかります。おとなになってからの体重管理も定番の課題です
- 胃がねじれる(胸が深い大型犬)
- 子犬期の食べさせすぎで関節に負担
- おとなになってからの太りすぎ
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張捻転(GDV)
このほか、まぶたが内側に巻き込む・外側にめくれる、毛穴に住むダニによる皮膚炎(毛包虫症)、大型犬に見られる拡張型心筋症(心臓の筋肉が薄く伸びる病気)などが、この犬種で語られることがあります(どちらもこのサイトの疾患ページは未作成)。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
家や家族を守る役目を長く担ってきた、反応の早い犬。知らない人にはとても慎重になる子が多く、よその犬とは距離を取りたがる傾向があります。
暮らしの中では、夏の暑さ対策・体格に見合った運動と体重の管理・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。
人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 夏の暑さ対策
- 体格に見合った運動と体重の管理
- 体重と歯のこまめな確認
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- よく歩くこと、物を引くこと、においをたどる遊び。番犬・護衛の仕事に通じる作業を喜びます。頭を使う課題も好きです
- お手入れ
- カットは要りません。毛は短いのに密なので、週1回ほどラバーブラシで抜け毛を取ってください。あわせて、皮膚のたるみとまぶたの様子も毎日見ておきましょう
- トリミング
- 不要
解説
イタリアン・コルソ・ドッグ(カーネ・コルソ)
沿革
直接の先祖は、古代ローマの大型使役犬「モロシア犬」だとされています。かつてはイタリア全土にいましたが、いまは南イタリアのアプリア(プーリア)地方とその周辺が中心です。犬種名は「農家の保護や守護をする者」を意味するラテン語「cohors」から来ています(JKC沿革より要約)。番犬・護衛のほか、昔は牛を追ったり大きな獣を狩ったりする仕事もしていました。
一般外貌
中型から大型に入る、がっしりした体つき。それでいて優雅さもあります。引き締まった強い筋肉がこの犬の特徴です(JKC標準)。頭は大きく、鼻先は短めで幅が広い。本来は垂れ耳ですが、耳を切られた子もいます(日本では断耳・断尾の是非に配慮が要ります)。認められている毛色はブラック、各種のグレー、フォーン系、スタッグレッド、ブリンドル。胸などに小さな白い斑が入るのは認められています。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「財産、家族及び家畜の守護者である。大変敏捷で反応が早い。過去には牛追いや大きな獲物の猟犬として使用されていた」(出典: JKCイタリアン・コルソ・ドッグページ 2026-07-14確認)。 家族には献身的で、ふだんは落ち着いています。ただ、なわばりを守る気持ちと護衛の本能が強く、知らない人や犬にはきびしい目を向けます。
40kgを超える力と、その本能を扱える経験。そして子犬のうちからの社会化と訓練。この2つがそろって初めて安全に暮らせる犬種なので、初めての1頭には向きません。同じ性別の犬とぶつかりやすい傾向にも気をつけてください。
ケアのポイント
まずやることは、子犬のうちからいろいろな人・犬・場所に慣らすこと(社会化)と、ぶれない訓練です。この2つが、大きくなってから安全に暮らせるかどうかを決めます。
毛が短いのでサロンに通う必要はほとんどありません。そのかわり、皮膚のたるみ・まぶた・耳を毎日見る習慣をつけてください。
胸が深い大型犬なので、早食いと食後すぐの激しい運動は避けましょう。「おなかが張る」「吐こうとしても何も出ない」。この2つが胃のねじれの始まりです。家族全員で覚えておいてください。
出典
1件
- 01ガード・ドッグ、護衛犬、警察犬及び追跡犬
出典サイト ↗
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。