犬猫小町(準備中)
PLATE 160 · 10G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

視覚ハウンド / 超大型

アイリッシュ・ウルフハウンド

Irish Wolfhound

FCINo.160グループ10G 視覚ハウンド原産アイルランド更新2026.07.14

目のよさと走る速さで獲物を追いかけてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

71–79cm

020406080cm
体重
40.5–54.5kg
牡54.5以上 / 牝40.5以上(JKC標準・最低体重規定)
寿命の目安
6–8
個体差があります
運動量
60分/日
成長期は関節保護のため過度な運動・階段を避ける
被毛
かたい毛のダブルコート
(針金のようにごわごわした上毛と、やわらかい下毛の二層。とくに目の上とあごの下の毛がかたく長い)

公認毛色 グレー・ブリンドル・レッド・ブラック・ピュア・ホワイト・フォーン・ディアハウンドに見られる色

この犬種の食事の要点

体が大きく胸も深いので、胃がねじれる事故(GDV)が起きやすい犬です。食事は1日数回に分け、食べたあとすぐ走らせないでください。子犬のうちは超大型犬用のフードで、ゆっくり大きくするのが基本です

  • 早食い・一度に大量・食後の運動→胃がねじれる
  • 子犬期に急に大きくなる→骨と関節に負担
  • 食べる量が多くフード代がかさむ
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張・胃捻転(GDV)
気づきのサイン胃がふくらんでねじれる、命に関わるトラブル。体が大きく胸の深いこの犬種では、いちばん警戒したい病気です。おなかが張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわして落ち着かない。疑ったらすぐ救急へ
門脈体循環シャント
気づきのサイン腸から肝臓へ向かうはずの血液が、肝臓を通らずに流れてしまう血管の異常。この犬種では肝臓の中にできるタイプが多いとされます。子犬の育ちが悪い、食後にふらつく、よだれが異常に多い。心当たりがあれば早い時期に検査を受けてください
くわしく見る →
拡張型心筋症(DCM)
気づきのサイン心臓の筋肉がのびて動きが弱くなる病気で、この犬種を代表する病気です(このサイトの疾患ページは未作成)。運動をいやがる、咳が出る、気を失う。脈が乱れる心房細動は遺伝しやすいとされます
骨肉腫(osteosarcoma)
気づきのサイン骨にできる悪性のはれもの(がん)。中高齢の大きな犬に多い病気です(このサイトの疾患ページは未作成)。足がはれる、足を引きずる、さわると痛がる。長引くようなら早めに調べてもらってください
骨軟骨症スペクトラム
気づきのサイン育ちざかりに関節の軟骨がうまく育たない一連のトラブル(このサイトの疾患ページは未作成)。若いうちに足を引きずる、遊んだあとに痛がる、といった形で出ます
胃拡張・胃捻転症候群
気づきのサインこの犬種で報告のある病気です。サインと受診の目安は疾患ページに書いています
くわしく見る →
麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと体脂肪が少なく体も大きいため、麻酔が効きすぎたり体温が下がりすぎたりしやすい犬種です。手術や鎮静の予定があるときは、犬種名を必ず伝えてください

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

家では小羊のように穏やかで、人に寄り添いたがる大きな犬。家族にべったり甘えたがる子が多く、家の中でのんびり過ごすのが好きな傾向があります。

暮らしの中では、留守番を長くしすぎない工夫・体格に見合った運動と体重の管理・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。

超大型犬ならではの力の強さから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 留守番を長くしすぎない工夫
  • 体格に見合った運動と体重の管理
  • 体重と歯のこまめな確認

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性4
犬同士の相性3
ほかの動物との相性2
人なつこさ3
活発さ2
吠えやすさ2
しつけやすさ3
初めての飼い主向き1

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ2
暑さへの強さ3
寒さへの強さ4
サロン依存度1
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性2
留守番への耐性2
運動量の目安3
運動のタイプ
ゆったりした散歩と、囲いのある安全な場所での短いダッシュ。おとなになると落ち着くので、長時間走り続けるような運動は求めません
お手入れ
ブラッシングは週1回。あとは年に数回、手で古い毛を抜いて整えれば足ります。抜け毛は一年を通してほどほどです
トリミング
任意(手で古い毛を抜いて整える程度。決まったペースでのカットは要りません)

解説

アイリッシュ・ウルフハウンド

沿革

ケルト人が大型のハウンドを熱心に繁殖させるなかで、ごわごわしたかたい毛のタイプが主流になりました。ディアハウンドのもとになった犬で、中世から17世紀にかけては狼や鹿の猟に使われ、王室へ献上されてもいます。1652年、クロムウェルが国外への輸出を禁じて一時は守られたものの、狼が絶滅し海外からの需要が続いたことで、17世紀の終わりにはほぼいなくなってしまいました。19世紀の後半、グラハム大尉がディアハウンド・ボルゾイグレート・デーンをかけ合わせて復活させます。アイリッシュ・ケネル・クラブは1879年にこの犬種のクラスを設け、1885年にはクラブも設立されました(JKC沿革より要約)。

一般外貌

JKC標準は「グレート・デーンほど重々しくもなければどっしりもしていないが、ディアハウンドよりは重々しくどっしりしている」大型で優雅な犬と定めています。AKCが公認する犬種の中でいちばん背が高く、雄の理想の体高は81〜86cm。筋肉質で力強いのに、動きはなめらかです。頭と首を高く上げて歩き、しっぽは先が少しカーブして上を向きます。毛はごわごわとかたく、とくに目の上とあごの下が長めです。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「家庭では小羊のようで、獲物を追っている時にはライオンのよう」(出典: JKCアイリッシュ・ウルフハウンドページ 2026-07-14確認)。 おだやかで、家族にべったり寄りそう「やさしい巨人」です。ただ気持ちが繊細で、大声で叱るやり方はまったく通じません。

番犬には向きません。お客さんが来ても、落ち着いて友好的にふるまいます。子犬から若いうちは活発ですが、おとなになるとぐっと落ち着き、品のある雰囲気になります。

目で獲物を追って走る本能は残っているので、小動物との同居や、囲いのない場所でリードを外すのは避けてください。人のそばを離れたがらないタイプで、長い留守番は苦手です。

ケアのポイント

まず胃のねじれ(GDV)です。食事は1日数回に分け、食べたあとすぐ走らせない。おなかが張る、吐こうとして何も出ない——このサインを家族全員で共有しておいてください。

子犬のうちは超大型犬用のフードで、急に大きくしないこと。関節を守るため、はげしい運動と階段の上り下りも控えめに。

毛のお手入れは楽です。週1回のブラッシングと、年に数回整えるだけ。決まったペースでのカットは要りません。

寿命は6〜8年と、全犬種でも短いほうです。若いうちから心臓・関節・体重に目を配ることが、そのまま毎日の暮らしやすさにつながります。

出典

3

  1. 0117世紀末までアイルランドの狼や鹿の狩猟
    出典サイト ↗
  2. 02pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
    出典サイト ↗
  3. 03royalcanin.com
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。