実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
視覚ハウンド / 超大型
アイリッシュ・ウルフハウンド
Irish Wolfhound
目のよさと走る速さで獲物を追いかけてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
71–79cm
- 体重
- 40.5–54.5kg 牡54.5以上 / 牝40.5以上(JKC標準・最低体重規定)
- 寿命の目安
- 6–8年 個体差があります
- 運動量
- 60分/日 成長期は関節保護のため過度な運動・階段を避ける
- 被毛
- かたい毛のダブルコート (針金のようにごわごわした上毛と、やわらかい下毛の二層。とくに目の上とあごの下の毛がかたく長い)
公認毛色 グレー・ブリンドル・レッド・ブラック・ピュア・ホワイト・フォーン・ディアハウンドに見られる色
この犬種の食事の要点
体が大きく胸も深いので、胃がねじれる事故(GDV)が起きやすい犬です。食事は1日数回に分け、食べたあとすぐ走らせないでください。子犬のうちは超大型犬用のフードで、ゆっくり大きくするのが基本です
- 早食い・一度に大量・食後の運動→胃がねじれる
- 子犬期に急に大きくなる→骨と関節に負担
- 食べる量が多くフード代がかさむ
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張・胃捻転(GDV)
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
家では小羊のように穏やかで、人に寄り添いたがる大きな犬。家族にべったり甘えたがる子が多く、家の中でのんびり過ごすのが好きな傾向があります。
暮らしの中では、留守番を長くしすぎない工夫・体格に見合った運動と体重の管理・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。
超大型犬ならではの力の強さから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 留守番を長くしすぎない工夫
- 体格に見合った運動と体重の管理
- 体重と歯のこまめな確認
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- ゆったりした散歩と、囲いのある安全な場所での短いダッシュ。おとなになると落ち着くので、長時間走り続けるような運動は求めません
- お手入れ
- ブラッシングは週1回。あとは年に数回、手で古い毛を抜いて整えれば足ります。抜け毛は一年を通してほどほどです
- トリミング
- 任意(手で古い毛を抜いて整える程度。決まったペースでのカットは要りません)
解説
アイリッシュ・ウルフハウンド
沿革
一般外貌
JKC標準は「グレート・デーンほど重々しくもなければどっしりもしていないが、ディアハウンドよりは重々しくどっしりしている」大型で優雅な犬と定めています。AKCが公認する犬種の中でいちばん背が高く、雄の理想の体高は81〜86cm。筋肉質で力強いのに、動きはなめらかです。頭と首を高く上げて歩き、しっぽは先が少しカーブして上を向きます。毛はごわごわとかたく、とくに目の上とあごの下が長めです。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「家庭では小羊のようで、獲物を追っている時にはライオンのよう」(出典: JKCアイリッシュ・ウルフハウンドページ 2026-07-14確認)。 おだやかで、家族にべったり寄りそう「やさしい巨人」です。ただ気持ちが繊細で、大声で叱るやり方はまったく通じません。
番犬には向きません。お客さんが来ても、落ち着いて友好的にふるまいます。子犬から若いうちは活発ですが、おとなになるとぐっと落ち着き、品のある雰囲気になります。
目で獲物を追って走る本能は残っているので、小動物との同居や、囲いのない場所でリードを外すのは避けてください。人のそばを離れたがらないタイプで、長い留守番は苦手です。
ケアのポイント
まず胃のねじれ(GDV)です。食事は1日数回に分け、食べたあとすぐ走らせない。おなかが張る、吐こうとして何も出ない——このサインを家族全員で共有しておいてください。
子犬のうちは超大型犬用のフードで、急に大きくしないこと。関節を守るため、はげしい運動と階段の上り下りも控えめに。
毛のお手入れは楽です。週1回のブラッシングと、年に数回整えるだけ。決まったペースでのカットは要りません。
寿命は6〜8年と、全犬種でも短いほうです。若いうちから心臓・関節・体重に目を配ることが、そのまま毎日の暮らしやすさにつながります。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。