実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
原始的な犬・スピッツ / 中型
紀州犬
Kishu
柴犬など、昔の犬の姿を色濃く残す犬のグループです
体高 / JKC標準
49–52cm
- 体重
- 15–27kg 雄約20-27 / 雌約15-22(一般値・スタンダードに体重規定なし)
- 寿命の目安
- 12–16年 個体差があります
- 運動量
- 60分/日 以上目安
- 被毛
- 短毛のダブルコート (かたい直毛の上毛と、その下の密な下毛の二層)
公認毛色 白・赤・胡麻
この犬種の食事の要点
よく動く猟犬の体つきです。質のよいたんぱく質をとりながら、理想の体重を保ってください。日本犬には皮膚のアレルギー相談が多く、原因になりそうな食材を外した食事や、EPA・DHAといった皮ふと毛のケアがよく話題になります
- 食物アレルギー(皮膚のトラブルで見つかることが多い)
- 太りすぎ(避妊去勢のあと・運動が減ったとき)
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
※紀州犬は飼育数が少なく、この犬種だけを調べたデータがほとんどありません。上の表はどれも「そういう傾向がある」という範囲の話です。はっきりした裏づけは今後の一次確認にゆだねます。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
飼い主に忠実で静かだが、警戒心が強く芯の強い犬。小さな子のにぎやかな動きが苦手な子が多く、猫や小動物を追いかけたくなる傾向があります。
暮らしの中では、毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・毎日の運動の時間の確保・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。
人やほかの動物に慎重なことと毎日の運動量が多いことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
- 毎日の運動の時間の確保
- 体重と歯のこまめな確認
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 歩く、においをかいで探す、坂道をのぼる。猟犬ゆずりの持久力があります。リードを外すとどこまでも行ってしまうので、ノーリードは避けてください
- お手入れ
- カットは不要。ブラッシングはふだん週2回、春と秋の生えかわりの時期は毎日やってください
- トリミング
- 不要
解説
紀州犬
沿革
紀元前から日本にいた中型犬を祖先に持ち、紀州地方(和歌山県・三重県)の山あいで育てられて、いまの姿に固まりました。もとはぶち模様や、赤・胡麻・虎といった色つきの毛が多かったのですが、1934年に毛色をそろえる動きが起こり、1945年以降はぶち模様が見られなくなります。1934年(昭和9年)5月1日には国の天然記念物に指定されました(JKC沿革・和歌山県/市より要約)。保存活動は公益社団法人 日本犬保存会などが担っています。
一般外貌
つりあいのとれた、筋肉のよく発達した中型犬。ぴんと立った耳と、背中の上で巻いたしっぽ(またはまっすぐ立てた差し尾)が特徴です。骨は太く、体はよく引き締まっています(JKC標準)。公認されている毛色は白・赤・胡麻。白が多いのは、近代になって毛色をそろえてきた結果です。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「大変忍耐強く、素朴感の中に、気品と精悍さを有している。性格は忠実、従順で、警戒心に富む」(出典: JKC紀州犬ページ 2026-07-14確認)。 飼い主に忠実で、日本犬の中では素直なほうとされます。ただ、猪を追ってきた犬です。獲物への本能と警戒心はしっかり残っています。
吠えたてず、静かに獲物を追いつめるタイプ。口数は少ないのに芯は強い犬です。
知らない人や犬には慎重に構えます。子犬のうちからいろいろな人・犬・場所に慣らし、体をさわられることにも少しずつ慣らしておくと、あとがぐっと楽になります。留守番は得意なほうです。
ケアのポイント
春と秋の生えかわりの時期は、抜け毛がどっと増えます。ブラッシングとシャンプーの回数を増やしてください。カットは要りません。
白い毛の子は、涙やけや口まわりの汚れがよく目立ちます。ぬれタオルでこまめにふいてあげると見ちがえます。
皮ふのトラブルは、ブラッシングのついでに地肌を見ておくと早く気づけます。
運動したい気持ちの強い犬です。散歩は時間も中身もしっかりと。足りないと、家の中での困りごとにつながります。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。