実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
使役犬 / 超大型
ナポリタン・マスティフ
Neapolitan Mastiff
番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
60–75cm
- 体重
- 50–70kg 雄60-70 / 雌50-60(JKC標準)
- 寿命の目安
- 7–9年 個体差があります
- 運動量
- 30–60分/日 成長期は関節保護のため過度な運動を避ける
- 被毛
- 一層だけの短毛 (短く硬く、びっしり生えたつやのある毛。全身どこも同じ長さです)
公認毛色 グレー・鉛色グレー・ブラック・ブラウン・フォーン・ディープ・フォーン(レッド・ディアー)・ブリンドル・ヘーゼル・ドーブ・グレー・イザベラ
この犬種の食事の要点
超大型犬なので、子犬のうちにカロリーやカルシウムを与えすぎると関節のトラブルにつながります。大型犬用の子犬フードを選んでください。胸が深い体型で胃がねじれるリスクが高いので、1日2〜3回に分けて与えること、食事の前後にはげしく動かさないことが基本です
- 早食い・食後の運動→胃がねじれる(胸が深く、よく食べる)
- 子犬期に急に大きくして関節に負担
- 太りすぎで関節と心臓に負担
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張・胃捻転(GDV)
(拡張型心筋症と、まぶたの外反・内反は、このサイトにまだ個別ページがないため、表の中で文章として説明しています)
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
家族には穏やかで、家を守ろうとする気持ちが強い大型犬。自分で判断して動きたがる子が多く、知らない人にはとても慎重になる傾向があります。
暮らしの中では、夏の室温と散歩時間の管理・体格に見合った運動と体重の管理・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。
指示より自分の判断を優先しやすいことと人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 夏の室温と散歩時間の管理
- 体格に見合った運動と体重の管理
- 体重と歯のこまめな確認
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- ゆったりした散歩と、家の見回り。パッと走るより、のんびり長く動くほうが合っています。子犬〜若いうちのジャンプや階段は関節の負担になるので控えめに
- お手入れ
- 毛が短いのでブラッシングは週1回で足ります。手がかかるのはしわのほう。顔・首・体の深いしわの内側を拭いて乾かしてください。よだれと目やにの拭き取りも毎日の仕事です
- トリミング
- 不要
解説
ナポリタン・マスティフ
沿革
古代ローマの軍用犬「ローマン・マスティフ」の子孫とされる、古い護衛犬です。西暦1世紀のColumelle氏の著書 "de re rustica" にも登場し、ローマ軍とともにヨーロッパ各地へ広まって、多くのマスティフ系犬種の祖先になりました。
ヴェスヴィオ山のふもとで何世紀も生きのび、ナポリの周辺に多く残ります。1947年、愛犬家グループの尽力でふたたび脚光を浴び、犬種として整えられました(JKC沿革より要約)。
一般外貌
「大きく、重量感があり、恰幅のよい犬。体長は体高を上回る」(JKC標準)。
いちばんの見た目の特徴は、たっぷりした皮膚のたるみです。頭・顔・首(デューラップ)に深いしわが寄ります。下まぶたはゆるく、健康な子でも少し外にめくれ気味になります。毛は短く密な一層。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「落ち着きがあり、誠実。攻撃的でなく、理由もなく人を咬むこともない。自分の領地とその住人を守り、常に油断がなく、利口で、高貴且つ堂々としている」(出典: JKCナポリタン・マスティフページ 2026-07-14確認)。 家族には穏やかで、深い愛情を注ぎます。そのかわり、生まれ持った護衛の本能から、知らない人や侵入者への警戒はとても強い犬です。
むやみに吠えたり攻撃したりはしません。ただ、この体格と番犬の気質なので、子犬のうちからの社会化と日々の管理は簡単ではありません。超大型犬の扱いに慣れた人向けです。必要な運動量は多くありませんが、子犬のうちに関節を守ることと、社会化を積むこと。この2つが一生の扱いやすさを決めます。
ケアのポイント
この犬でいちばん手をかけるのは、しわです。内側を拭いて乾かす。目のまわりとよだれも毎日拭く。毛が短いのでブラッシング自体は簡単です。
超大型犬なので、子犬のうちは運動と食事で関節を守ってください。胃がねじれるのを避けるため、1日分は2〜3回に分けて、食事の前後ははげしく動かさないこと。
暑さにはとても弱い犬です。体が大きく、しわのぶん熱も逃げにくい。夏の管理は最優先で考えてください。
そして社会化。番犬の気質を持つ犬だからこそ、子犬のうちから計画を立てて、いろいろな人・場所に慣らしていきましょう。
出典
1件
- 01大きく、重量感があり、恰幅のよい犬。体長は体高を上回る
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このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。