犬猫小町(準備中)
PLATE 264 · 2G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

使役犬 / 超大型

マスティフ

Mastiff

FCINo.264グループ2G 使役犬原産イギリス更新2026.07.14別名マスティフ / イングリッシュ・マスティフ(英名 Mastiff / English Mastiff)短頭種

番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

69–76cm

020406080cm
体重
54–104kg
雄約72-104 / 雌約54-77(ロイヤルカナンの一般値。JKC標準に体重の記載はありません)
寿命の目安
6–10
個体差があります
運動量
30–60分/日
高温回避
被毛
短く密に生えた毛
体にぴったり寝ていて、雨や寒さをしのげます

公認毛色 アプリコット・フォーン・シルバー・フォーン・フォーン・ダーク・フォーン・ブリンドル

この犬種の食事の要点

胸が深く体が大きいぶん、胃がねじれるトラブルへの備えが要ります。早食いさせない、食べた直後に動かさない、1日分を2〜3回に分ける。

この3つを習慣にしてください。子犬のうちに食べさせすぎると、育ちきっていない骨と関節に負担がかかります。

おとなになってからはおなかが弱い子が多いとされるので、フードを急に変えないこと。よだれの量が多い犬なので、水はいつでも飲めるようにしておきましょう

  • 胸が深く体が大きい→胃がねじれると救急
  • 子犬のときの食べさせすぎ→骨と関節に負担
  • おとなになってからの太りすぎ
  • おなかが弱い子が多い(広く知られている範囲の情報)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張捻転(GDV)
気づきのサイン胃がふくらんでねじれる、命に関わる緊急のトラブル。胸が深く体の大きい犬ほど起こりやすい病気です。おなかがぱんぱんに張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわして苦しそう——このときは迷わず救急へ
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股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気で、体の大きな犬にはとても多く見られます。子犬〜若いうちの歩き方のぎこちなさ、おすわりで足を横に投げ出す姿、立ち上がりにくそうな様子——このあたりが最初のサインです
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肘関節形成不全
気づきのサイン前足のひじの関節がうまく育たない病気。若いうちから前足をかばって歩いたり、運動のあとに痛がったりします
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前十字靭帯断裂
気づきのサインひざの中で骨どうしをつなぐ靭帯(じんたい)が切れるケガ。体重が重い犬ほど増えます。急に後ろ足を上げて歩きはじめたら、まず疑ってください
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進行性網膜萎縮(PRA)
気づきのサイン目の奥(網膜)の細胞がゆっくり働かなくなる病気。マスティフでは、片方の親から受け継ぐだけで発症するタイプが知られています(広く知られている範囲の情報)。まず暗いところが見えにくくなり、夜に不安がる、物にぶつかるようになります
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第三眼瞼腺脱出(チェリーアイ)
気づきのサイン目頭にある組織が飛び出して、赤い豆のようなふくらみができる状態。まぶたがゆるい犬に起こりやすいものです。涙や目やにも増えます
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短頭種気道症候群(BOAS)
気づきのサイン鼻先が短い犬に見られる、空気の通り道が狭くなる問題。いびきをかく、息づかいが荒い、暑い日や運動のあとに苦しそう。夏場は特に気をつけてください
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麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと鼻の短い犬種に近い呼吸の特徴があり、麻酔から覚めるときに空気の通り道がふさがりやすく体温も乱れやすい犬種です。麻酔の予定があるときは犬種名を伝えてください。

ここに挙げるのは「この犬種に多いとされる傾向」であって、必ずかかるという話ではありません。気になるサインがあれば早めに受診してください。 このほか、心臓の筋肉が伸びて弱る病気(拡張型心筋症)、心臓の出口が狭くなる病気、まぶたが外や内にめくれる状態、尿石ができやすい体質(シスチン尿症)、大型犬に見られる骨のがん(骨肉腫)も、この犬種で話題になることがあります(いずれも当DBに個別ページなし・傾向としての言及です)。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

とても穏やかで飼い主思いの、力の強い巨大な番犬。よその犬とは距離を取りたがる子が多く、家の中でのんびり過ごすのが好きな傾向があります。

暮らしの中では、夏の暑さ対策・体格に見合った運動と体重の管理・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。

人やほかの動物に慎重なことと超大型犬ならではの力の強さから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 夏の暑さ対策
  • 体格に見合った運動と体重の管理
  • 体重と歯のこまめな確認

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性2
ほかの動物との相性2
人なつこさ2
活発さ2
吠えやすさ2
しつけやすさ3
初めての飼い主向き2

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ3
暑さへの強さ2
寒さへの強さ3
サロン依存度1
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性2
留守番への耐性3
運動量の目安2
運動のタイプ
ゆっくりした散歩が中心です。活発な犬ではありませんが、太らせないために毎日歩かせてください。長距離を走らせたり、暑い時間に外へ出したりするのは避けましょう
お手入れ
カットは不要。毛が短いので、週1回ゴムのブラシで抜け毛を取る程度で足ります。手をかけたいのはむしろ顔まわりです。しわの奥、まぶた、たるんだ皮膚の間を確認し、たれ耳の内側ものぞいてください。口の周りはよだれで濡れるので、こまめに拭いてあげましょう
トリミング
不要

解説

マスティフ

沿革

祖先はチベタン・マスティフだとされる、たいへん古い犬種です。紀元前700年のバビロンの浮き彫りには、野生の馬やライオンを狩るこの犬の姿が刻まれています。ジュリアス・シーザーがイングランド遠征のときに連れ帰り、闘技に使いました。中世には軍用犬としても働いています。

17世紀まで、イングランドでは熊と犬を闘わせる見世物が国技とされていました。1642年にこれが禁じられると、頭数はぐっと減ります。その後ドッグショーが盛んになるにつれて息を吹き返し、およそ100年前にいまの犬種標準ができました(JKC沿革より要約)。世界で最も重い犬種のひとつです。

一般外貌

JKC標準:「頭部のアウトラインは、どの角度から見てもスクエアである。ボディは頑健で、幅広い。又、深く、長く、力強く構成されている」(出典: JKCマスティフページ 2026-07-14確認)。筋肉の形がはっきり見え、四肢は四角い枠に収まるように配置されます。頭は大きく角ばっていて、鼻先は短めで幅広。耳はたれ耳です。公認毛色はアプリコット・フォーン、シルバー・フォーン、フォーン、ダーク・フォーン・ブリンドルの4つ。どの色でも、鼻先・耳・鼻・目のまわりは黒くなります。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「落ち着きがあり、飼い主に対する愛情が深く、護衛能力もある」(出典: JKCマスティフページ 2026-07-14確認)。

犬の中でも指折りの穏やかさで、「優しい巨人」と呼ばれます。飼い主への愛情はとても深いもの。その裏返しで、知らない人には慎重になり、こわがる一面も持っています。意味もなく吠えることは少なく、静かに家を見守るタイプです。

問題は、その体です。70kgを超える力と、家族を守ろうとする本能。これを扱うには、家族全員でぶれないルールを決め、子犬のうちからいろいろな人・犬・場所に慣らしておく必要があります。

そして現実的な話も。フード代も医療費も大型犬のそれです。よだれで床も服も濡れます。寿命は短めで、10年一緒にいられたら長いほう。ここまで承知したうえで迎えてください。初めて犬を飼う人には、正直おすすめしません。

ケアのポイント

子犬時代の育て方が、この犬の一生を決めます。体重を急に増やさないこと、はげしい運動をさせないこと。まだ育ちきっていない骨と関節に、いま無理をさせないでください。

食事はゆっくり、少しずつ、食後は静かに。胸が深い犬にとって、胃がねじれることは命に関わります。おとなになってからは体重にも気を配りましょう。

夏は本当に苦手です。鼻先が短めで熱を逃がしにくいため、エアコンは切らないでください。散歩は涼しい時間に。

毛は短くて手がかかりませんが、顔まわりは別。しわの奥、まぶた、たるんだ皮膚の間を毎日見てあげてください。よだれもこまめに拭きましょう。

そして、こわがらせないこと。子犬のうちからいろいろな人と場所に慣らし、いつも同じルールで接する。70kgの犬と安全に暮らすための土台はここにあります。

出典

3

  1. 01番犬、家庭犬
    出典サイト ↗
  2. 02royalcanin.com
    出典サイト ↗
  3. 03無駄吠え少ない低活動の巨大番犬

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。