実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
視覚ハウンド / 中型
ファラオ・ハウンド
Pharaoh Hound
目のよさと走る速さで獲物を追いかけてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
53–56cm
- 体重
- 20–25kg 約20-25(一般値。スタンダードに体重規定なし)
- 寿命の目安
- 11–14年 個体差があります
- 運動量
- 60分/日 以上/日・全力疾走できる安全な場所での運動が理想
- 被毛
- 一層の短い毛 (細かくつやのある毛。場所によって少し粗くなります)
公認毛色 タン〜リッチタン。白斑は特定部位(尾先・胸・足指など)のみ許容
この犬種の食事の要点
細身なのがこの犬種の標準です。太らせないことが基本ですが、もともとやせ型なので、減らしすぎ・栄養が足りない状態にも気をつけてください。遊びの延長で物を口に入れる子がいるので、落ちている物の拾い食いにも注意を
- もともとやせ型なので、減らしすぎ・栄養不足に注意
- 落ちている物の拾い食い
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
全体としては丈夫な犬種です。それでも、以下のような傾向が知られています(どれも「多く見られるとされる」という段階の話です)。 このほか目の病気やいくつかのがんも名前が挙がりますが、この犬種に多いとはっきり報告されているわけではありません。皮膚が薄く毛も短いので、日焼けしやすい点も覚えておいてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
家族には愛情深く、全力で走ることを喜ぶ繊細な犬。自分で判断して動きたがる子が多く、家族のそばにいたがる傾向があります。
暮らしの中では、毎日の運動の時間の確保・冬の寒さ対策・留守番を長くしすぎない工夫に手をかける時間が長くなります。
指示より自分の判断を優先しやすいことと毎日の運動量が多いことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 毎日の運動の時間の確保
- 冬の寒さ対策
- 留守番を長くしすぎない工夫
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 短い距離を全力で走ること、そして追いかけること。狩りの本能がとても強い犬です
- お手入れ
- 毛が短いので手入れはらくです。ブラッシングは週1回で足ります。皮膚が薄いのでいたわってあげて、日焼けにも気をつけてください
- トリミング
- 不要
解説
ファラオ・ハウンド
沿革
紀元前3000年ごろの古代エジプトで、ガゼルなどを追っていた犬が起源とされます。それをフェニキアの商人がマルタ島へ運びました。
マルタではウサギ狩りで活躍し、1979年にはマルタ共和国の国犬に指定されます。イギリスへ渡ったのは1930年代、ドッグショーでのお披露目は1963年でした(JKC沿革より要約)。名前に「ファラオ」とありますが、いまの犬種として形になったのはマルタでの歩みによるものです。
一般外貌
輪郭がすっきりとして、立ちふるまいに気品のある中型犬。優雅でありながら力強さも感じさせ、身のこなしはとても軽やかです(JKC標準)。
背が高く細身の、目で獲物を追う猟犬(サイトハウンド)らしい体型。ぴんと立った大きな耳、琥珀色の目、タンから濃いタンの短い毛が特徴です。白い斑は、しっぽの先・胸・足の指など決まった場所にだけ認められます。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「機敏で、利口で、友好的、愛情深く、遊び好き」(出典: JKCファラオ・ハウンドページ 2026-07-14確認)。 この手の猟犬のなかでは、よく声を出すほうです。活発で、家族には遊び好きで愛情深く接しますが、知らない人には少しよそよそしくなります。
自分で考えて動く犬なので、同じ号令をくり返す訓練より、「この人のために動きたい」と思わせるやり方が向いています。追いかける本能が強いので、小動物のいる場所ではリードを外さないでください。
うれしいときや興奮したときに、鼻と耳がピンクに染まります。"blushing"(赤面)と呼ばれるこの犬種ならではの特徴です。
ケアのポイント
毛が短く、サロンに通う必要はほとんどありません。やることは週1回のブラッシングと、薄い皮膚のケア、日焼けと寒さの対策。冬は服を着せてあげましょう。
運動はしっかり必要です。フェンスで囲われた安全な場所で思いきり走らせる。これができるかどうかで、この犬の満足度は大きく変わります。
繊細な犬なので、動物病院やサロンではこわがらせない進め方を。麻酔や鎮静のときは、この犬種の体質を必ず伝えてください。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。