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愛玩犬 / 中型
チベタン・テリア
Tibetan Terrier
仕事よりも、人のそばにいることを役目にしてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
35.6–40.6cm
- 体重
- 8–14kg 決まりなし(一般値 約8-14kg)
- 寿命の目安
- 12–15年 個体差があります
- 運動量
- 60分/日 程度/日目安
- 被毛
- 長毛の二層 (細くやわらかい下毛と、たっぷりした細かいウェーブまたは直毛の上毛)。足は大きく平たい「かんじき(スノーシュー)」のような形
公認毛色 ホワイト・ゴールデン・クリーム・グレー・スモーク・ブラック・パーティカラー・トライカラー等(チョコレート/レバー色以外は許容)
この犬種の食事の要点
中型犬なので、与える量をきちんと決めてください。毛が長いぶん、毛と皮膚の状態を保つことも食事の関心事になります
- 太りすぎ(与える量の管理)
- 毛と皮膚の状態と食事の関係
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
このほかに、この犬種だけに知られる遺伝性の神経の病気があります。神経セロイドリポフスチン症(NCL)です。ATP13A2という遺伝子の変化が原因で、両親から1つずつ受け継いだときに発症します。発症は遅く、5〜7歳ごろから目が見えにくくなる、うまく歩けない、性格が変わる、けいれんを起こすといった症状が進み、命に関わる経過をたどります(PMC3192819)。このデータベースにまだ項目がないため、ここに書いておきます。繁殖の前にNCLの遺伝子検査をすれば、発症する子犬が生まれるのを避けられます。
遺伝子検査で調べられるもの進行性網膜萎縮(PRA3=FAM161A遺伝子/rcd4)の遺伝子検査(一般値)/原発性水晶体脱臼(PLL=ADAMTS17遺伝子)の検査(一般値)/神経セロイドリポフスチン症(NCL=ATP13A2遺伝子)の検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
愛嬌があって物おじしない、長い毛の明るい家庭犬。気づいたことを声で知らせようとする子が多く、散歩や遊びをよく楽しむ傾向があります。
暮らしの中では、サロンでの定期的なカット・毎日の運動の時間の確保・夏の暑さ対策に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いこととよく声を出すことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- サロンでの定期的なカット
- 毎日の運動の時間の確保
- 夏の暑さ対策
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 散歩に、体を使う遊びと頭を使う遊びを足して。身のこなしが軽く運動能力が高い犬で、坂道やでこぼこ道も得意です
- お手入れ
- たっぷりした長い二層の毛は毛玉になりやすく、ブラッシングは週に数回から毎日。外で遊んだあとは、毛・足の裏・指のあいだも見てあげてください
- トリミング
- ドッグショーではカットしません(毛を伸ばしたまま)。家庭で暮らす犬は、暮らしやすさのために短く刈ってもかまいません(サマーカットなど)
解説
チベタン・テリア
沿革
名前に「テリア」とつきますが、テリアの仲間ではありません。チベット生まれの愛玩犬です。チベットの僧院では守り神のようにあつかわれ、外の犬と交配させずに血を保ってきました。家畜を守ったり、荷物を運んだりする仕事もしていたとされます。1920年代にヨーロッパへ紹介され、1930年にイギリスで犬種標準が定まりました(JKC沿革より要約)。
一般外貌
健康的な中型犬で、体の長さと高さがほぼ同じ、正方形に近いバランス。表情には毅然としたところがあります(JKC標準)。たっぷりした長い二層の毛におおわれ、雪の上でも歩ける大きく平たい「かんじき(スノーシュー)」のような足がこの犬種の象徴です。毛色はホワイト・ゴールデン・グレー・ブラック・パーティカラーなど。チョコレートとレバー色以外なら何色でも認められます。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「生き生きとし、気立てがよい。忠実なコンパニオン・ドッグで、愛嬌がある。外向的で、敏活で、理解力があり、勇ましい」(出典: JKCチベタン・テリアページ 2026-07-14確認)。
家族には愛情深く忠実な犬です。ただし番犬として育ってきた歴史があるので、知らない人には慎重に構えるところもあります。
身のこなしが軽く運動能力が高いので、1日1時間ほどの運動と、頭を使う遊びを用意してください。賢くて話が通じる犬ですが、自分で判断したがる面もあります。しつけは家族そろって一貫した態度で。
ケアのポイント
たっぷりした長い二層の毛は毛玉になりやすく、ブラッシングは週に数回から毎日。ここがこの犬種のケアの中心です。ドッグショーでは毛を伸ばしたままにしますが、家庭ではサマーカットなど短く刈ってもかまいません。
外で遊んだあとは、毛・足の裏・指のあいだをチェック。
目と関節の遺伝性の病気が多い犬種です。繁殖の前には遺伝子検査(PRA・PLL・NCL)を、飼っているあいだは眼科と股関節の定期チェックを受けてください。
運動能力の高い犬なので、1日1時間ほどの運動と、頭を使う遊びで満たしてやりましょう。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。