実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
使役犬 / 大型〜超大型
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
Bernese Mountain Dog
番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
58–70cm
- 体重
- 31–52kg 雄36-52・雌31-43(一般値・RC。犬種標準に体重の決まりはありません)
- 寿命の目安
- 6–10年 平均 8.8歳(アニコム家庭どうぶつ白書2024・2022年度)
- 運動量
- 60分/日 1日以上が目安。暑さに弱いので、夏は時間帯をずらしてください
- 被毛
- 長い毛の二層構造 (ダブルコート)。まっすぐか、ゆるくウェーブしています
公認毛色 トライカラー(ジェット・ブラック地×リッチタン・マーキング×頭部/喉/胸のホワイト)
この犬種の食事の要点
子犬のうちは大型犬用のフードを選び、カロリーとカルシウムを与えすぎないでください。育ちきっていない関節に負担がかかります。
胃がねじれるトラブルが多い犬種なので、1日の食事は複数回に分け、食べた直後の激しい運動は避けましょう。体重と関節のことは、一生つきあうテーマになります
- 胃がねじれる(早食い・食後すぐの運動)
- 子犬期のカロリー・カルシウムの与えすぎ(関節への負担)
- 太りすぎ(関節の負担がさらに増える)
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張捻転症候群
遺伝子検査で調べられるもの変性性脊髄症(DM・SOD1) ※広く知られている範囲の情報/フォン・ヴィレブランド病(血が止まりにくい遺伝病) ※広く知られている範囲の情報。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
穏やかで飼い主に尽くす、暑さが苦手な大きな家庭犬。あまり吠えない子が多く、教えたことをよく覚える傾向があります。
暮らしの中では、夏の室温と散歩時間の管理・毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・音と広さに余裕のある住環境に手をかける時間が長くなります。
住まいに広さと音の条件がつくことと超大型犬ならではの力の強さから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 夏の室温と散歩時間の管理
- 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
- 音と広さに余裕のある住環境
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 長めの散歩と、カートを引くような力仕事の遊び。夏は朝晩の涼しい時間だけにしましょう
- お手入れ
- ブラッシングは週2〜3回以上、毛の生えかわる時期は毎日。体が大きいので、爪切りや足裏のお手入れを家でやろうとすると、かなりの力仕事になります
- トリミング
- 不要
解説
バーニーズ・マウンテン・ドッグ
沿革
もとはスイス・ベルン州の農場で働いていた犬です。家を守り、荷車を引き、牛を追う。そんな仕事をひととおりこなしていました。1907年にブリーダーたちが純血種としての繁殖を進め、1910年に「バーニーズ・マウンテン・ドッグ」と名前が改められます。スイスとドイツで評価が高まり、いまは世界中で家庭犬として親しまれています(JKC沿革より要約)。
一般外貌
つやのある黒をベースに、頬・目の上・四肢・胸に濃い茶色(タン)、頭・のど・胸には左右対称の白が入る三色(トライカラー)の大型犬です(JKC標準)。長い毛の二層構造で骨格はがっしり。耳は垂れていて、しっぽには飾り毛があります。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「日常生活では自信に満ち、注意深く、油断がなく、また怖いもの知らず。性格が良く飼い主には献身的で、他人に対しても穏やかで、自信を持って接する。ムラがなく、従順な性格」(出典: JKCバーニーズ・マウンテン・ドッグページ 2026-07-10確認)。
穏やかで飼い主が大好きな「大きな家庭犬」。ただし力は相応にあるので、子犬のうちから基本のしつけを入れておいてください。
暑さにはとても弱く、日本の夏はエアコンと散歩の時間帯まで含めて生活を組み直すことになります。食費も医療費も手間もかかり、そのうえ一緒にいられる年月は短め。迎えるなら、そこまで承知のうえで。
ケアのポイント
毛の生えかわる時期の抜け毛は、犬の中でも最上級。ブラッシングは週2〜3回以上、その時期は毎日です。カットは不要ですが、体が大きい分、爪切りや足裏のバリカンはサロンに頼む家庭が多くあります。
食事は、子犬のうちはカロリーとカルシウムを与えすぎないこと。おとなになったら1日分を数回に分けて与えて、胃がねじれるリスクを下げます。
あとは体重と関節を見ておくこと。そして夏です。この犬にとって日本の夏は、いちばんの敵だと思ってください。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。