犬猫小町(準備中)
PLATE 335 · 1G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

牧羊犬・牧畜犬 / 超大型

セントラル・アジア・シェパード・ドッグ

Central Asian Shepherd Dog

FCINo.335グループ1G 牧羊犬・牧畜犬原産ロシア(FCI管轄国。犬種は旧ソ連=中央アジア諸国で自然発生的に発達)更新2026.07.14別名アラバイ(Alabai) / セントラル・アジア・オフチャルカ / Sredneasiatskaya Ovtcharka(露)

羊や牛の群れをまとめ、見守る仕事をしてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

60–65cm

020406080cm
体重
40–79kg
牡約50-79 / 牝約40-65(一般値・スタンダードに体重規定なし)
寿命の目安
10–15
個体差があります
運動量
60分/日
以上/日+広いスペースでの見回り
被毛
上毛と下毛の二層で、下毛がとても密に生えています
短毛タイプと長毛タイプの2種類があります(FCI)

公認毛色 ホワイト・ブラック・グレー・ストロー(麦わら色)・ジンジャー(錆色)・グレー・ブラウン・ブリンドル・パイボールド・斑

この犬種の食事の要点

とても大きくなる犬です。子犬のうちに急に体を大きくさせず、ゆっくり育ててください。

胸が深い体型なので、早食い、一度にどっさり与えること、食後すぐの運動は避けましょう。胃がねじれると命に関わります。

乾いた土地で生まれた犬種で、質素な食事でもやっていける体質とされます。体重を増やしすぎないほうが、関節への負担も軽くなります(広く知られている範囲の情報)

  • 胸が深く体が大きいので、胃がねじれると救急になる
  • 子犬期に食べさせすぎると急に育って関節や骨をこわす
  • 体重が重いぶん関節にかかる負担が大きい
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張・胃捻転(GDV)
気づきのサイン胃が大きくふくらんでねじれる、命に関わる緊急のトラブル。胸が深くて体の大きい犬ほど起こりやすい病気です。おなかがぱんぱんに張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわして落ち着かない。迷わず救急へ
くわしく見る →
股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気。体の大きな犬にとても多く見られ、繁殖に使う前に検査することがすすめられています。育ちざかりから若いうちの、歩き方がぎこちない、おすわりで足を横に投げ出す、立ち上がるのをいやがる——このあたりが最初のサインです
くわしく見る →
肘関節形成不全
気づきのサイン前足のひじの関節がうまく育たない病気。若いうちに前足を引きずる、運動のあとに痛がるという形で表れます
くわしく見る →
フォン・ヴィレブランド病
気づきのサイン生まれつき血が止まりにくい体質になる病気で、この犬種でも報告があります。歯を抜いたとき、避妊去勢の手術のときに血が止まりにくい、皮膚の下に血がにじむ、鼻血が出る。こうしたことから見つかります
くわしく見る →
変形性関節症(関節炎)
気づきのサイン股関節やひじの形成不全に続いて起こりやすい関節の痛み(このサイトの疾患ページは未作成)。歳をとってから、あるいは運動したあとに体がこわばる、足を引きずるようになります

どれも「この犬種に多く見られる」という程度の話で、必ずかかるわけではありません。日本ではまだ症例が少なく、犬種ごとの統計もほとんどありません。心臓の病気や、まれな皮膚の病気の報告もあります(広く知られている範囲の情報・この犬種に特有かどうかは断定できません)。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

群れと家を守る気持ちが強い、落ち着いた番犬。自分で判断して動きたがる子が多く、知らない人にはとても慎重になる傾向があります。

暮らしの中では、音と広さに余裕のある住環境・こまめなブラッシング・体格に見合った運動と体重の管理に手をかける時間が長くなります。

指示より自分の判断を優先しやすいことと人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 音と広さに余裕のある住環境
  • こまめなブラッシング
  • 体格に見合った運動と体重の管理

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性2
ほかの動物との相性3
人なつこさ1
活発さ3
吠えやすさ3
しつけやすさ2
初めての飼い主向き1

暮らしの負荷

抜け毛の多さ4
太りやすさ3
暑さへの強さ3
寒さへの強さ5
サロン依存度2
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性1
留守番への耐性4
運動量の目安3
運動のタイプ
敷地を見回って歩くこと。長い距離をゆっくり歩きつづけるのが得意です。牧場のような広い土地で、自由に見回らせる暮らしが向いています
お手入れ
毛が二層で密なので、ブラッシングは週に数回。毛が生えかわる時期は毎日かけてください。外で過ごす時間が長い犬なので、毛についた泥や草の種、からまりを取ります。首まわりのたるんだ皮膚のしわと、耳の中も毎日見ておきましょう
トリミング
不要

解説

セントラル・アジア・シェパード・ドッグ

通称「アラバイ(Alabai)」。分類は団体によって違い、JKCは第1グループ(牧羊犬・牧畜犬)、FCIは第2グループ(山岳系の大型犬)としています。このサイトはJKCの表示に合わせています。

沿革

中央アジアで家畜を守ってきた犬を祖先に持つ、とても古い犬種です。体は平均をはるかに超えて大きく、骨太でごつく、力強い。勇敢で、知らない人には用心深い。手のかからない犬で、どんな気候にもすぐなじみます。こうした性質のおかげで、中央アジアの各地で広く使われてきました(JKC沿革より要約)。

カスピ海から中国、南ウラルからアフガニスタンまでの広い地域で、4000年以上かけて自然に選ばれ、いまの姿になったとされます。チベットの古い犬やモンゴリアン・シェパード・ドッグ、チベタン・マスティフにつながる血を受けついだ犬です(FCI沿革)。オオカミのような捕食者から家畜と土地を守る、番犬中の番犬(護畜犬・Livestock Guardian Dog)にあたります。

一般外貌

骨太でごつく、筋肉の厚い超大型犬。皮膚が厚く、その下の組織もよく発達しているため、首まわりの皮膚がたるんでいる子が多く見られます。体高より体の長さがやや長め。雄は力強く巨大で、雄と雌で体つきの差がはっきり出ます(JKC標準)。

毛は上毛と下毛の二層で密。短毛タイプと長毛タイプの2種類があります。毛色はホワイト、ブラック、グレー、ストロー(麦わら色)、ジンジャー(錆色)、グレー・ブラウン、ブリンドル、パイボールド、斑と多彩。昔からの習慣で、耳やしっぽを切られた個体もいます。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「非常に活力があり、安定しており、穏やかである。防衛本能を持つ」(出典: JKCセントラル・アジア・シェパード・ドッグページ 2026-07-14確認)。 家族の前では落ち着いていて、気分の波が小さい犬です。ただし守る気持ちが強く、知らない相手や侵入者、よその犬にはきびしく警戒します。自分で状況を見て判断し、群れと土地を守るタイプ。指示にすぐ従う作業犬のような反応の速さは期待しにくいと考えてください。

縄張り意識が強く、同じ性別の犬とはぶつかりがちです。多頭飼い、集合住宅、運動できない環境、そして犬を飼うのが初めての人には向きません。広い場所と「守るべきもの」、そして子犬のうちからの根気強い社会化が要る犬種です。

ケアのポイント

毛は二層で密なので、ブラッシングは週に数回。毛が生えかわる時期は毎日です。カットは要りませんが、この体格だとシャンプーと乾かす作業に人手と設備が要ります。首まわりのたるんだ皮膚のしわと耳の中は、毎日見る習慣に。

子犬のうちは、体重を一気に増やさないこと、走らせすぎないこと。この2つで関節と骨のトラブルを減らせます。胸が深い体型なので、早食いをさせない、食後はしばらく静かに過ごす。胃がねじれるリスクを下げられます。

守る気持ちの強い番犬です。子犬のころからいろいろな人・場所に慣らし、いつも同じやり方でさわる。飼い主がそばにいる形での診察を続けておくと、この先ずっと扱いやすくなります。50〜70kgの犬を無理に押さえようとしないでください。人手と道具をそろえてから動きます。

出典

4

  1. 011G:牧羊犬・牧畜犬
    出典サイト ↗
  2. 02fci.be
    出典サイト ↗
  3. 03petmd.com
    出典サイト ↗
  4. 041G(牧羊犬・牧畜犬)

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。