犬猫小町(準備中)
PLATE 225 · 2G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

使役犬 / 超大型

フィラ・ブラジレイロ

Fila Brasileiro

FCINo.225グループ2G 使役犬原産ブラジル更新2026.07.14別名ブラジリアン・ガード・ドッグ / ブラジリアン・マスティフ

番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

60–75cm

020406080cm
体重
40–50kg
雄最低50 / 雌最低40(JKC標準が決めている下限の体重です)
寿命の目安
9–11
個体差があります
運動量
30–60分/日
1日が目安。子犬〜若いうちは関節を守るほうを優先
被毛
短い一層の毛
短く密に生えていて、手ざわりはなめらかです

公認毛色 ホワイトとマウス・グレーを除く全ての単色(ブラックマスクの有無は問わず・ブリンドルも許容。指趾/胸部/尾先端の白斑は容認)

この犬種の食事の要点

超大型犬なので、子犬のうちに一気に大きくすると関節がついてきません。カロリーとカルシウムを与えすぎず、ゆっくり育てる大型犬用のフードを選んでください。

胸が深い体型で胃がねじれるリスクもあります。1日2〜3回に分けて与え、食事の前後は激しく動かさないこと

  • 胃がねじれる(胸が深い・一度にたくさん食べる)
  • 子犬のうちの急な体重増加による関節への負担
  • 太りすぎによる関節と心臓への負担
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張・胃捻転(GDV)
気づきのサイン胃がふくらんでねじれる、命に関わる緊急トラブル。胸の深い超大型犬ではとくにリスクが高いとされます。おなかが張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわする、前足を伏せておしりを上げる姿勢をとる——迷わず救急へ
くわしく見る →
股関節・肘関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根やひじの関節がうまく育たない病気。体の大きな犬にはとても多く見られます。成長期の歩き方のぎこちなさ、立ち上がるのに時間がかかる、運動のあと足を引きずる。このあたりが最初のサインです
眼瞼内反・外反
気づきのサインまぶたが内側に巻き込んだり、外にめくれたりする状態。皮膚がたるみ、まぶたが垂れているため起こりやすい傾向です。涙が止まらない、白目が赤い、目の表面に傷ができる。目をしょぼしょぼさせる、前足でこするようなら見てもらってください(このサイトの疾患ページは未作成)
拡張型心筋症(DCM)
気づきのサイン心臓の筋肉が薄く伸びて、うまく血を送り出せなくなる病気。大型・超大型犬に知られています。散歩を途中でいやがる、咳が出る、倒れて気を失う。こうなったらすぐ受診を(このサイトの疾患ページは未作成)
股関節形成不全
気づきのサインこの犬種で報告のある病気です。サインと受診の目安は疾患ページに書いています
くわしく見る →

(まぶたが内側や外側にめくれる病気と拡張型心筋症は、このサイトの疾患ページが未作成のため、ここに書くだけにとどめます)

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

家族には従順で、知らない人を強く警戒する大型の番犬。自分で判断して動きたがる子が多く、よその犬とは距離を取りたがる傾向があります。

暮らしの中では、音と広さに余裕のある住環境・夏の暑さ対策・体格に見合った運動と体重の管理に手をかける時間が長くなります。

指示より自分の判断を優先しやすいことと人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 音と広さに余裕のある住環境
  • 夏の暑さ対策
  • 体格に見合った運動と体重の管理

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性2
ほかの動物との相性2
人なつこさ1
活発さ3
吠えやすさ3
しつけやすさ2
初めての飼い主向き1

暮らしの負荷

抜け毛の多さ3
太りやすさ3
暑さへの強さ2
寒さへの強さ3
サロン依存度2
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性1
留守番への耐性3
運動量の目安3
運動のタイプ
散歩と、家のまわりの見回り。体は大きいのに動きは素早く、そこそこの運動量をこなします。ただし若いうちのやりすぎと階段の上り下りは、関節に響きます
お手入れ
短い毛なのでブラッシングは週1回ほどで足ります。手がかかるのはむしろ皮膚のほう。たるんだ皮膚の重なり、垂れた口もとやまぶたのまわりは、拭いてから乾かしてください。よだれの始末も毎日の仕事になります
トリミング
不要

解説

フィラ・ブラジレイロ

沿革

17世紀、ブラジルへ渡ったポルトガル人・スペイン人が連れてきたスペイン・マスティフボルドー・マスティフブラッドハウンドブルドッグ、マスティフ。これらをかけ合わせて生まれた大型の番犬です。熱帯雨林で逃げた人を追い、家畜を見張る仕事をしていました。街での暮らしが増えるにつれて性格も体つきも改良され、いまは番犬・家庭犬・ショードッグとして育てられています。JKCでは「ブラジリアン・ガード・ドッグ(フィラ・ブラジレイロ)」の名前で登録されています(JKC沿革より要約)。

一般外貌

「典型的なモロシアン・タイプの犬種。骨格は頑丈で、体形は長方形でコンパクトであるが、調和がとれ、均整もとれている」(JKC標準)。マスティフの仲間らしいがっしりした体つきですが、動きは意外なほど素早い犬です。ブラッドハウンドから受けついだ、たるんだ皮膚——のどの下のたるみ(デューラップ)と垂れた口もと——が特徴。毛は短く密な一層です。雄と雌で見た目がはっきり違うことが求められます。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「勇気と決断力があり、並外れて勇敢である」。飼い主・家族には従順で子供にも忍耐強い一方、「見知らぬ人に対する不信が特徴の一つである」(出典: JKCブラジリアン・ガード・ドッグページ 2026-07-14確認)。

家族には深く尽くし、その家族を守ろうとする気持ちが人一倍強い犬です。そして知らない人には決して心を開かない。この警戒心はポルトガル語で ojeriza(オジェリーザ)と呼ばれ、この犬種の中心にある性質とされています。

ふだんは落ち着いていて自信のある態度ですが、守る力が強すぎるがゆえに、国によっては飼うことが制限されています。子犬のうちから計画的に慣らし、日々きちんと管理できる人——超大型の護衛犬を扱い慣れた人のための犬です。

ケアのポイント

毛が短いのでブラッシングは楽な犬です。手がかかるのは皮膚。たるんだ皮膚の重なり、垂れた口もとと下まぶたのまわりを拭いて、しっかり乾かしてください。よだれの始末も毎日のこと。

子犬〜若いうちは、運動も食事も関節を守る方向で。食事は数回に分けて与え、食べる前後は静かに過ごさせます。これで胃がねじれるリスクを下げられます。

そして、この犬でいちばん手を抜けないのが人への慣らしです。知らない人を警戒するのは、この犬種の生まれ持った性質。子犬のころからコツコツ慣らし、来客のとき・病院に行くとき・お手入れのときにどうするかを、あらかじめ決めておいてください。一生つづく課題です。

出典

2

  1. 01ブラジリアン・ガード・ドッグ(フィラ・ブラジレイロ)
    出典サイト ↗
  2. 02見知らぬ人への不信が犬種特徴

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。