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使役犬 / 超大型
フィラ・ブラジレイロ
Fila Brasileiro
番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
60–75cm
- 体重
- 40–50kg 雄最低50 / 雌最低40(JKC標準が決めている下限の体重です)
- 寿命の目安
- 9–11年 個体差があります
- 運動量
- 30–60分/日 1日が目安。子犬〜若いうちは関節を守るほうを優先
- 被毛
- 短い一層の毛 短く密に生えていて、手ざわりはなめらかです
公認毛色 ホワイトとマウス・グレーを除く全ての単色(ブラックマスクの有無は問わず・ブリンドルも許容。指趾/胸部/尾先端の白斑は容認)
この犬種の食事の要点
超大型犬なので、子犬のうちに一気に大きくすると関節がついてきません。カロリーとカルシウムを与えすぎず、ゆっくり育てる大型犬用のフードを選んでください。
胸が深い体型で胃がねじれるリスクもあります。1日2〜3回に分けて与え、食事の前後は激しく動かさないこと
- 胃がねじれる(胸が深い・一度にたくさん食べる)
- 子犬のうちの急な体重増加による関節への負担
- 太りすぎによる関節と心臓への負担
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張・胃捻転(GDV)
(まぶたが内側や外側にめくれる病気と拡張型心筋症は、このサイトの疾患ページが未作成のため、ここに書くだけにとどめます)
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
家族には従順で、知らない人を強く警戒する大型の番犬。自分で判断して動きたがる子が多く、よその犬とは距離を取りたがる傾向があります。
暮らしの中では、音と広さに余裕のある住環境・夏の暑さ対策・体格に見合った運動と体重の管理に手をかける時間が長くなります。
指示より自分の判断を優先しやすいことと人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 音と広さに余裕のある住環境
- 夏の暑さ対策
- 体格に見合った運動と体重の管理
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 散歩と、家のまわりの見回り。体は大きいのに動きは素早く、そこそこの運動量をこなします。ただし若いうちのやりすぎと階段の上り下りは、関節に響きます
- お手入れ
- 短い毛なのでブラッシングは週1回ほどで足ります。手がかかるのはむしろ皮膚のほう。たるんだ皮膚の重なり、垂れた口もとやまぶたのまわりは、拭いてから乾かしてください。よだれの始末も毎日の仕事になります
- トリミング
- 不要
解説
フィラ・ブラジレイロ
沿革
17世紀、ブラジルへ渡ったポルトガル人・スペイン人が連れてきたスペイン・マスティフ、ボルドー・マスティフ、ブラッドハウンド、ブルドッグ、マスティフ。これらをかけ合わせて生まれた大型の番犬です。熱帯雨林で逃げた人を追い、家畜を見張る仕事をしていました。街での暮らしが増えるにつれて性格も体つきも改良され、いまは番犬・家庭犬・ショードッグとして育てられています。JKCでは「ブラジリアン・ガード・ドッグ(フィラ・ブラジレイロ)」の名前で登録されています(JKC沿革より要約)。
一般外貌
「典型的なモロシアン・タイプの犬種。骨格は頑丈で、体形は長方形でコンパクトであるが、調和がとれ、均整もとれている」(JKC標準)。マスティフの仲間らしいがっしりした体つきですが、動きは意外なほど素早い犬です。ブラッドハウンドから受けついだ、たるんだ皮膚——のどの下のたるみ(デューラップ)と垂れた口もと——が特徴。毛は短く密な一層です。雄と雌で見た目がはっきり違うことが求められます。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「勇気と決断力があり、並外れて勇敢である」。飼い主・家族には従順で子供にも忍耐強い一方、「見知らぬ人に対する不信が特徴の一つである」(出典: JKCブラジリアン・ガード・ドッグページ 2026-07-14確認)。
家族には深く尽くし、その家族を守ろうとする気持ちが人一倍強い犬です。そして知らない人には決して心を開かない。この警戒心はポルトガル語で ojeriza(オジェリーザ)と呼ばれ、この犬種の中心にある性質とされています。
ふだんは落ち着いていて自信のある態度ですが、守る力が強すぎるがゆえに、国によっては飼うことが制限されています。子犬のうちから計画的に慣らし、日々きちんと管理できる人——超大型の護衛犬を扱い慣れた人のための犬です。
ケアのポイント
毛が短いのでブラッシングは楽な犬です。手がかかるのは皮膚。たるんだ皮膚の重なり、垂れた口もとと下まぶたのまわりを拭いて、しっかり乾かしてください。よだれの始末も毎日のこと。
子犬〜若いうちは、運動も食事も関節を守る方向で。食事は数回に分けて与え、食べる前後は静かに過ごさせます。これで胃がねじれるリスクを下げられます。
そして、この犬でいちばん手を抜けないのが人への慣らしです。知らない人を警戒するのは、この犬種の生まれ持った性質。子犬のころからコツコツ慣らし、来客のとき・病院に行くとき・お手入れのときにどうするかを、あらかじめ決めておいてください。一生つづく課題です。
出典
2件
- 01ブラジリアン・ガード・ドッグ(フィラ・ブラジレイロ)
出典サイト ↗ - 02見知らぬ人への不信が犬種特徴
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。