犬猫小町(準備中)
PLATE 116 · 2G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

使役犬 / 超大型

ボルドー・マスティフ

Dogue de Bordeaux

FCINo.116グループ2G 使役犬原産フランス更新2026.07.14別名ボルドー・マスティフ / ドゴ・ド・ボルドー / フレンチ・マスティフ(JKC和名は「ボルドー・マスティフ」、原語 Dogue de Bordeaux)短頭種

番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです

体高 / JKC標準

58–68cm

020406080cm
体重
45–50kg
牡最低50 / 牝最低45(JKC標準・下限規定)
寿命の目安
5–8
個体差があります
運動量
30–60分/日
高温回避
被毛
短くて細い、やわらかい毛
(マスティフ系らしい短く密な毛)

公認毛色 フォーン(マホガニー〜イザベラの単色。白の小斑は胸と足先のみ許容)

この犬種の食事の要点

胸が深く体も大きいので、胃がねじれる事故(GDV)に気をつけてください。早食いをさせない、食後すぐ動かさない、1日の食事を数回に分ける。

子犬のうちに食べさせすぎると、育ちきっていない骨と関節に負担がかかります。おとなになってからは体重の管理を。よだれの多い犬なので、水をきちんと飲めているかも見ておきましょう

  • 早食い・食後の運動→胃がねじれる
  • 子犬期の食べさせすぎ→骨と関節に負担
  • おとなになってからの太りすぎ
  • 鼻先が短く暑さと呼吸に弱い
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張捻転(GDV)
気づきのサイン胃が大きくふくらんでねじれてしまう、命に関わるトラブル。胸が深く体の大きな犬に起こりやすい病気です。おなかが張る、吐こうとしても何も出ない、そわそわして苦しがる。一刻を争います。迷わず救急へ
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股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気。体の大きな犬にとても多く見られます。子犬〜若いうちの歩き方のぎこちなさ、おすわりで足を横に投げ出す、立ち上がるのをいやがる——このあたりが最初のサインです
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肘関節形成不全
気づきのサイン前足のひじの関節がうまく育たない病気。若いうちから前足をかばって歩く、遊んだあとに痛がる。こんな様子があれば早めに診てもらってください
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前十字靭帯断裂
気づきのサインひざの中で骨どうしをつないでいる靭帯(じんたい)が切れるケガ。体が大きく重い犬ほど増えます。急に後ろ足を上げて三本足で歩く、すわるときにひざを外へ投げ出す。まず疑ってください
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第三眼瞼腺脱出(チェリーアイ)
気づきのサインまぶたの内側で涙をつくる部分が、目頭から外へ飛び出す状態。まぶたがゆるみやすい犬種で起こりがちです。目頭に赤いふくらみ、涙や目やにが増えたら受診を
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短頭種気道症候群(BOAS)
気づきのサイン鼻先が短く、空気の通り道が狭くなりやすい体のつくりです。いびき、荒い呼吸、暑い日や運動のあとの息苦しさが出ます。パグほど重くはならないとされますが、暑さに弱いことに変わりはありません
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麻酔・鎮静の注意
獣医師と共有したいこと頭と鼻先が短く、鼻の短い犬種に近い呼吸の特徴があります。麻酔から覚めるときに空気の通り道がふさがりやすく体温も乱れやすいので、麻酔の予定があるときは犬種名を伝えてください。

ここにあげるのは「多く見られる傾向」であって、診断ではありません。気になるサインがあれば早めに動物病院へ。 このほか、心臓の筋肉がのびて動きが弱くなる拡張型心筋症(DCM)、生まれつき心臓の出口が狭い大動脈弁下狭窄(SAS)、まぶたが外や内にめくれる眼瞼外反・内反などが、この犬種でよく話題にのぼります(どちらもこのサイトの疾患ページは未作成)。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

落ち着いていて愛情深い、家族を静かに守る力の強い犬。よその犬とは距離を取りたがる子が多く、あまり吠えない傾向があります。

暮らしの中では、夏の室温と散歩時間の管理・体格に見合った運動と体重の管理・体重と歯のこまめな確認に手をかける時間が長くなります。

人やほかの動物に慎重なことと超大型犬ならではの力の強さから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 夏の室温と散歩時間の管理
  • 体格に見合った運動と体重の管理
  • 体重と歯のこまめな確認

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性2
ほかの動物との相性2
人なつこさ2
活発さ2
吠えやすさ2
しつけやすさ3
初めての飼い主向き1

暮らしの負荷

抜け毛の多さ2
太りやすさ3
暑さへの強さ1
寒さへの強さ3
サロン依存度1
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性2
留守番への耐性3
運動量の目安2
運動のタイプ
ゆっくりした散歩が中心。見張りのような役割のある仕事を喜びます。走り込みや長時間の運動、暑い時間の外出には向きません
お手入れ
カットは不要。短毛なので、週1回ゴム製のブラシで抜け毛をとれば足ります。毎日やってほしいのは、顔の深いしわ・目のまわり・たれた口もとのよだれをふくこと。たれ耳の内側もときどきのぞいてください
トリミング
不要

解説

ボルドー・マスティフ

沿革

フランスでもっとも古い犬種の一つで、中世ヨーロッパの大型犬アランの子孫と考えられています。14世紀の終わりに "dogue" という言葉が初めて登場しました。19世紀の半ばには、アキテーヌ地方で大きな獣を狩る犬、闘犬、家畜や肉屋の番犬として働いていました。1863年のパリのドッグ・ショーで今の名前が使われ、第2次大戦後に数を大きく減らしたものの、そこから立て直されています(JKC沿革より要約)。映画をきっかけに広く知られるようになった、超大型のマスティフ系です。

一般外貌

JKC標準は「窪んだラインのある短頭蓋という典型的なモロシアン・タイプ」と表現する(出典: JKCボルドー・マスティフページ 2026-07-14確認)。筋肉の量はすさまじいのに、全体のつりあいはきれいにとれています。背はそれほど高くなく、地面から胸の下までの高さが、胸の厚みよりわずかに短いくらい。どっしりと堂々とした体つきです。頭は大きく、鼻先は短めで、深いしわが刻まれています。耳はたれ耳。公認されている毛色は単色のフォーン(マホガニー〜イザベラ)で、白い小さな斑は胸と足先にだけ認められます。顔は黒いマスク、茶色のマスク、マスクなしのいずれかです。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「護衛する能力がすぐれ、用心深さと多大な勇気により、攻撃性を見せることなく護衛する。良き伴侶であり、主人をよく慕い、非常に愛情深い。落ち着きがあり、刺激の強さに対する安定が取れている」(出典: JKCボルドー・マスティフページ 2026-07-14確認)。 家族にはおだやかで、よく尽くす犬です。そのぶん守ろうとする気持ちが強く、知らない人や犬には用心深く構えます。

50kgを超える力と、この守る本能。どちらもコントロールできるように、子犬のうちからいろいろな人・犬・場所に慣らし(社会化)、ぶれないしつけを続けてください。ロイヤルカナンも「経験豊富な飼い主が必要」としています。同性の犬とはけんかになりやすい傾向も。初めての1頭には、正直むずかしい犬種です。

ケアのポイント

まず暑さ対策です。鼻先が短く、暑さにはめっぽう弱い犬。エアコンをつけ、散歩は涼しい時間に回してください。

次に体重。そして胸の深い体型なので、胃がねじれる事故への備えを。早食いをさせない、食事は1日数回に分ける、食べたあとはしばらく静かに過ごす。

毛は短くサロンに通う必要はほとんどありませんが、顔の深いしわ・目のまわり・たれた口もとのよだれは毎日ふいてください。たれ耳の内側もチェックを。

子犬のうちは、フードの量と運動の量をおさえて骨と関節を守ります。あわせて、いろいろな人や犬に慣らしながら、ぶれないしつけを。これが安全に一緒に暮らす土台になります。

出典

3

  1. 01護衛、護身、諫止(いさめる)のための犬
    出典サイト ↗
  2. 02royalcanin.com
    出典サイト ↗
  3. 03短頭寄りの低活動・要経験者・暑熱に弱い超大型

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。