実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
嗅覚ハウンド / 超大型
ブラッドハウンド
Bloodhound
鼻のよさで匂いをたどり、獲物を追いかけてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
62–68cm
- 体重
- 40–56kg 雄約46-56 / 雌約40-48(JKC記載)
- 寿命の目安
- 8–12年 個体差があります
- 運動量
- 60分/日 成長期は関節保護のため過度な運動を避ける
- 被毛
- 短毛 (薄くて硬め)。頭から首にかけて皮膚が大きくたるみ、深いしわとのど元のたるみ(デューラップ)ができます
公認毛色 ブラック・アンド・タン・レバー・アンド・タン・単色レッド(前胸・指趾・尾先端のわずかな白は許容だが好ましくない)
この犬種の食事の要点
胸が深く体も大きいので、胃がねじれるトラブル(GDV)が起きやすい犬種です。1日分を数回に分けて、早食いと、食後すぐの激しい運動は避けてください。
子犬のうちは大型犬用のフードで、急に大きくさせないこと。関節を守れます。よだれが多いので、食器やお水まわりもこまめに洗いましょう
- 胸が深い体型+早食い・一度に大量・食後の運動→胃がねじれる(いちばん注意)
- 急に大きくなることで関節に負担(子犬期のカロリー・カルシウム管理)
- 体重オーバーで関節に負担
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張捻転症候群(GDV/膨満)
このサイトにまだ個別ページのない傾向: まぶたが内側にまくれる/外側にめくれる状態(眼瞼内反・外反)そのもの。断定はできませんが、気になる症状があれば受診の判断材料にしてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
温厚で愛情深いが、においを追い始めると止まらない大きな犬。自分で判断して動きたがる子が多く、人に会うのが好きな傾向があります。
暮らしの中では、音と広さに余裕のある住環境・夏の暑さ対策・留守番を長くしすぎない工夫に手をかける時間が長くなります。
指示より自分の判断を優先しやすいことと住まいに広さと音の条件がつくことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 音と広さに余裕のある住環境
- 夏の暑さ対策
- 留守番を長くしすぎない工夫
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- においをかぎながら長く歩き回るのが向いています。何時間でも足跡を追える犬ですが、短い時間で激しく動く運動には向きません
- お手入れ
- 毛そのものは短くて手がかかりません。手間がかかるのは皮膚のほうです。顔と首のしわの内側を毎日拭いて、乾かしてください。長い垂れ耳の定期的な洗浄と、たれてくるよだれの拭き取りもセットになります
- トリミング
- 不要
解説
ブラッドハウンド
沿革
何世紀も前から、においを追う力の高さで知られてきた犬です。ベルギー・アルデンヌ地方の修道院で飼われていた黒と茶の系統(セント・ヒューバート・ハウンド)がもと。
11世紀にウィリアム征服王がイングランドへ持ち込み、その地で「ブラッドハウンド(純血のハウンド)」として固まりました。のちにアメリカ、とくに南部でも広がっています(JKC沿革より要約)。FCIでの原産国はベルギー、別名をシアン・ド・サン・チュベールといいます。
一般外貌
どっしりとした超大型のハウンドで、においを追う猟犬のなかではいちばん力強い体つきです。輪郭は長方形。堂々として気品があります。
頭から首にかけて、やわらかい皮膚がたっぷり垂れているのが最大の特徴。歩き方は弾むように軽快です(JKC標準)。長く垂れた耳、落ちくぼんだ目、たるんだ下まぶたが、この犬の顔をつくっています。ただし、しわやたるみが行きすぎるのは望ましくないとされます。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「穏やかで安定した気質で、人に対しては優しく愛想が良い。主人に対して愛情深く、他の猟犬や家畜に寛容。やや慎重で頑固。決して攻撃的ではない」(出典: JKCブラッドハウンドページ 2026-07-14確認)。 人にはとても温厚で、愛情深い犬です。ところが、においを追う本能は世界でも指折り。一度足跡をつかむと、呼んでも戻ってこない頑固さがあります。しつけには根気がいります。
体は超大型、よだれの量も多く、胃がねじれるトラブルや皮膚のしわの手入れまで付いてきます。初めて犬を飼う人には、正直ハードルが高い犬種です。
散歩は、においをかぎながらゆっくり長く歩くのが合っています。ただし体ができあがる前の子犬〜若いうちは、関節を守るため運動をやりすぎないでください。
ケアのポイント
この犬と暮らすなら、覚えておきたいことが3つあります。
1つめは胃です。1日分を数回に分けて与え、早食いと食後の運動を避けてください。おなかが張って吐けない様子は救急のサインです。
2つめは顔と首のしわ。内側を拭いて乾かす。これだけで、蒸れによる皮膚炎はぐっと起こりにくくなります。
3つめは目と垂れ耳。たるんだまぶたが黒目をこすること、耳の中が蒸れること。どちらも早く気づくほど軽く済みます。
毛そのものの手入れは簡単です。あとは、よだれをこまめに拭くことと、子犬のうちの食事・運動を大型犬向けに管理して関節を守ること。これが暮らしの柱になります。
出典
1件
- 01足跡追及犬・家庭犬(現在は警察の行方不明者捜索)
出典サイト ↗
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。