犬猫小町(準備中)
PLATE 121 · 8G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

鳥猟犬(レトリーバー等) / 大型

フラットコーテッド・レトリーバー

Flat-Coated Retriever

FCINo.121グループ8G 鳥猟犬(レトリーバー等)原産イギリス更新2026.07.14

撃ち落とした鳥を回収したり、水に入って手伝ってきた犬のグループです

体高 / JKC標準

56.5–61.5cm

020406080cm
体重
25–36kg
雄27-36 / 雌25-32(JKC標準)
寿命の目安
8–11
平均 約9歳(イギリスで行われた追跡研究での、亡くなった年齢の中央値。日本国内で測った数字ではありません。)
運動量
60–120分/日
被毛
まっすぐ平らに寝た、つやのある中くらいの長さの毛
密に生えていて水をはじき、天気の悪い日にも強い毛です。耳・胸・脚・しっぽには飾り毛がつきます

公認毛色 ブラック・レバー

この犬種の食事の要点

よく動く大型のレトリーバーです。体重が増えるとそのぶん関節に負担がかかるので、量は決めて与えてください。胸が深い体型でもあるので、食後すぐに激しく動かすのは避けましょう

  • 体重が増えると関節に負担がかかる
  • 胸が深い体型で胃がねじれやすい(早食い・食後の運動を避ける・広く知られている範囲の情報)
  • 拾い食い・誤食
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

組織球肉腫
気づきのサイン白血球の仲間の細胞にできるがんで、この犬種にとくに多いとされます(一生のうち2割ほどがかかるという推計もあります)。足を引きずる、かたいしこりがある、すぐバテる、咳が出る、食欲が落ちる——初めのうちははっきりしない症状ばかりです。気づいたら早めに動物病院へ
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血管肉腫
気づきのサイン血管の細胞にできるがん。脾臓(ひぞう)や心臓にできると初めは症状がほとんどなく、おなかの中で出血して急に倒れる、という形で見つかることがあります
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リンパ腫
気づきのサイン血液の細胞にできるがんです。あご下・わきの下・ひざの裏など、体の表面からさわれるリンパ節が左右そろってぐりぐりと腫れてきます。ときどきさわって確かめてください
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肥満細胞腫
気づきのサイン皮膚にできるしこりで、大きくなったり小さくなったりするのが特徴。様子見をせずに診てもらいましょう
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股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気。成長期の歩き方のぎこちなさ、立ち上がるのに時間がかかる。このあたりから気づきます。競技をする子は定期的に確認を
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膝蓋骨脱臼
気づきのサインひざのお皿がずれるトラブル。後ろ足を一瞬ひょいと上げてスキップのように歩いたり、カクッと外れたりします
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緑内障
気づきのサイン目の中の圧が上がる病気で、この犬種では目の水の出口の作りが関わるとされます。白目が赤い、前足で目をこすって痛がる、瞳が開きっぱなし。急に起きたときは一刻を争います
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この犬種は、死因の半分以上ががんだとされています。がんへの備えが最大の課題です。イギリスの追跡研究では、がんで亡くなった子の年齢の中央値が9歳、そのうち肉腫では8歳、がん以外で亡くなった子は12歳でした(PMID 19453365)。もちろん、すべての子に当てはまる話ではありません。

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

泳ぐことと物を運ぶのが好きな、いつまでも陽気な犬。家族にも来客にも人なつこい子が多く、散歩や遊びをよく楽しむ傾向があります。

暮らしの中では、こまめなブラッシング・毎日の運動の時間の確保・留守番を長くしすぎない工夫に手をかける時間が長くなります。

難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。

  • こまめなブラッシング
  • 毎日の運動の時間の確保
  • 留守番を長くしすぎない工夫

気質

甘えん坊度5
子どもとの相性4
犬同士の相性4
ほかの動物との相性4
人なつこさ5
活発さ4
吠えやすさ3
しつけやすさ4
初めての飼い主向き3

暮らしの負荷

抜け毛の多さ4
太りやすさ3
暑さへの強さ3
寒さへの強さ4
サロン依存度2
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性2
留守番への耐性2
運動量の目安5
運動のタイプ
泳ぐこと、投げたものを取ってくる遊び、走ること。それに頭を使う課題。この4つが大好きです
お手入れ
ブラッシングは週1〜2回。毛の生えかわる時期はもっとこまめに。飾り毛はもつれやすいので気をつけて。水遊びが好きな犬なので、遊んだあとは耳の中が蒸れていないか見てください
トリミング
少しだけ(足まわりと耳の毛を整える程度。基本はカットしなくてかまいません)

解説

フラットコーテッド・レトリーバー

沿革

19世紀半ばのイギリスで生まれ、1860年のバーミンガムのショーに初めて出ました。はじめのころは毛が波打っていたので「ウェイビーコーテッド(波状毛)」と呼ばれ、しだいに平らな毛へと整えられて、いまの名前になります。祖先には小型のニューファンドランドチェサピーク・ベイ・レトリーバー、ラブラドール、カーリーコーテッド・レトリーバーが関わったと考えられています。最初は番犬とみられていましたが、鼻のよさが買われて猟犬に改良されました(JKC沿革より要約)。

一般外貌

JKC標準:「快活で、活動的な中型犬である。利口な表情で、力強いが重々しくはなく、細身ではあるがひょろひょろとはしていない」(※JKC原文は「中型」と書いていますが、体の高さも体重も大型犬の範囲に入ります)。密に生えたつやのある毛はまっすぐ平らに寝ていて、耳・胸・脚・しっぽには飾り毛がつきます。認められている毛色は黒とレバー(茶)だけ。長い鼻先と利口そうな表情が、ラブラドールとの見分けどころです。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「天賦のガン・ドッグとしての能力を備えており、熱心な尾の動きから分るように楽天的で友好的である。自信に満ちており、また優しい性格をしている」(出典: JKCフラットコーテッド・レトリーバーページ 2026-07-14確認)。

おとなになっても子犬のように陽気で、「永遠の子犬」と言われる犬種です。人が大好きで、番犬にはまるで向きません。

覚えはいいのですが、うれしくなると飛びついてしまいます。落ち着きを教えること、たっぷりの運動、頭を使う遊び。この3つを毎日用意してあげてください。長い留守番は苦手な子が多いです。

ケアのポイント

いちばんしてほしいのは、がんを早く見つけることです。月に1回、全身をさわってしこりがないか、足を引きずっていないか、元気と食欲が落ちていないかを確かめてください。習慣にしてしまいましょう。

運動は1日60〜120分。泳ぐ、投げたものを取ってくる、走る。ここに頭を使う遊びを足すと満足します。

飾り毛は週1〜2回のブラッシングで足ります。水遊びのあとは、耳の中が濡れて蒸れていないか見てあげてください。

うれしくなると飛びつく犬です。若いうちから「落ち着く」を教えておくと、あとがずっと楽になります。

出典

4

  1. 01天賦のガン・ドッグとしての能力を備えており、熱心な尾の動きから分るように楽天的で友好的である。自信に満ちており、また優しい性格をしている
    出典サイト ↗
  2. 02pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
    PubMed (PMID 19453365) ↗出典サイト ↗
  3. 03pubmed.ncbi.nlm.nih.gov
    PubMed (PMID 19754816) ↗出典サイト ↗
  4. 04akc.org
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。