実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
牧羊犬・牧畜犬 / 大型
ジャーマン・シェパード・ドッグ
German Shepherd Dog
羊や牛の群れをまとめ、見守る仕事をしてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
55–65cm
- 体重
- 22–40kg 雄約30-40 / 雌約22-32(ロイヤルカナンの一般値・JKC標準に体重の決まりなし)
- 寿命の目安
- 9–13年 個体差があります
- 運動量
- 60–120分/日
- 被毛
- 短毛の二層 (かたく密なストックヘア。上毛はできるだけ密な直毛で、体にぴたりと寝ています)
公認毛色 ブラック&タン(レディッシュブラウン〜イエロー〜ライトグレーのマーキング)・ブラック(単色)・グレー(ダークシェード付き)
この犬種の食事の要点
おなかがデリケートで、下痢や軟便の相談が出やすい犬種です(ロイヤルカナンも消化管のトラブルに触れています)。すい臓から消化の酵素が出なくなる病気(膵外分泌不全・EPI)が多いことでも知られ、よく食べるのに体重が増えない・脂っぽい便が続くときはくわしく調べてもらってください。
大型犬なので関節に配慮した食べ方も要ります。胸が深い体型なので、早食いと食後すぐの運動は避けましょう。胃がねじれると命に関わります
- おなかがデリケート(軟便・下痢)
- 膵外分泌不全(EPI)で栄養を吸収しにくくなる
- 胃がねじれる(胸が深い体型。早食いと食後の運動に注意)
- 体重オーバーで関節に負担
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張・胃捻転(GDV)
遺伝子検査で調べられるもの変性性脊髄症(DM/SOD1遺伝子)の検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
落ち着いていて覚えが早い、人と働くために作られた犬。家族のそばにいたがる子が多く、家族との時間を大切にする傾向があります。
暮らしの中では、毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・毎日たっぷり体を動かす時間に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、毎日の運動量が多いことと抜け毛がとても多いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
- 毎日たっぷり体を動かす時間
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走ること、仕事らしい作業、頭を使う課題(服従訓練やにおいさがし)。体を動かすだけでは足りず、頭を使わせる時間も要ります
- お手入れ
- カットは不要。ブラッシングはふだん週2回、毛が生えかわる春と秋は毎日かけてください。抜け毛はとても多い犬種です
- トリミング
- 不要
解説
ジャーマン・シェパード・ドッグ
沿革
1899年、ジャーマン・シェパード・ドッグ協会(Verein für Deutsche Schäferhunde)が最初の犬種標準を定めました。ドイツ中部・南部の牧羊犬をもとに、計画的な繁殖を重ねて作られた働く犬です(JKC沿革より要約)。もとは羊を追う仕事の犬でしたが、覚えの早さと仕事ぶりが群を抜いていたため、警察犬・軍用犬・警備犬・災害救助犬・盲導犬へと役割を広げていきました。標準は1991年までに何度も見直されています。
一般外貌
JKC標準:「中位の大きさで、体長は体高より長い。又、力強く、筋肉質で、骨が乾燥し、全体的にがっしりしている」。ぴんと立った耳と、ふさふさして垂れたしっぽ。毛はかたく密な二層(ストックヘア)です。認められている毛色は、黒地に赤茶〜黄色〜薄いグレーの模様が入るもの、黒一色、そして濃い影の入ったグレー。鼻はどの毛色でも黒でなければいけません。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「安定した性格で、バランスが取れていて、大胆である。自信に満ち、全体的に落ち着いており(怒った時以外)、性格が良く、注意深く、訓練しやすい」(出典: JKCジャーマン・シェパード・ドッグページ 2026-07-14確認)。勇気・闘志・タフさも求められる犬種です。
訓練の入りやすさは全犬種でもトップクラス。警察犬・軍用犬といえばこの犬、という存在です。
そのぶん、運動と頭を使う時間をたっぷり求めます。警戒心も強い犬です。運動・トレーニング・社会化をきちんと用意できる、犬に慣れた人向き。退屈と運動不足は、そのままいたずらや吠えにつながります。
ケアのポイント
毛が生えかわる時期(年2回)の抜け毛は相当なものです。この時期はブラッシングとシャンプーの回数を増やしてください。
関節を守るには、育ちざかりに運動をさせすぎないこと、そして体重を増やしすぎないこと。体重は一生つきあうテーマです。
胸が深い体型なので、早食いをさせない、食後はしばらく静かに過ごす。この2つで胃がねじれるリスクを下げられます。
運動は体を動かすだけで終わらせないこと。においさがしや服従訓練など頭を使う課題を混ぜると、気持ちが落ち着きやすくなります。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。