実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
使役犬 / 超大型
レオンベルガー
Leonberger
番犬・警備・救助などで人と働いてきた犬のグループです
体高 / JKC標準
65–80cm
- 体重
- 40–77kg 牡約50-77 / 牝約40-63(一般値・RC。JKC標準に体重の明記なし)
- 寿命の目安
- 7–9年 個体差があります
- 運動量
- 60分/日 程度/日目安+水泳を好む
- 被毛
- 中〜長毛の二層構造 (天気に強い毛。雄は首まわりの毛がたてがみのように伸びます)
公認毛色 ライオン・イエロー・レッド・レディッシュ・ブラウン・サンド(フォーン・クリーム)・これらの組み合わせ(常にブラック・マスクを持つ)
この犬種の食事の要点
胸が深く体も大きいので、胃がねじれるトラブル(GDV)に気をつけたい犬種です。1日分を複数回に分け、早食いと食後すぐの運動は避けてください。
子犬のうちに食べさせすぎると、急に大きくなって骨と関節に負担がかかります。おとなになってからも、体重は一生つきあうテーマ。7歳を過ぎるとできものが増える年代に入るので、体調の変化を見ていてあげてください
- 早食い・食後の運動→胃がねじれる(胸が深い超大型犬)
- 子犬期の食べさせすぎ→骨と関節に負担
- 一生続く体重の負担で関節がつらくなる
- おとなになってからの体重管理
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
胃拡張捻転(GDV)
血管肉腫
以下は多く見られる傾向で、必ずかかるわけではありません。気になるサインがあれば早めに受診してください。 このほか、この犬種で語られることのある病気がいくつかあります(いずれもこのサイトに個別ページはまだなく、傾向としての言及です)。 骨肉腫は骨にできる悪性のはれもので、超大型犬に多く、この犬種では死因の上位とされます。足を引きずるのが治まらない、足がはれる。ここが手がかりです。レオンベルガー多発性神経障害(LPN1/LPN2/LEMPなど)は親から受け継ぐ神経と筋肉の病気で、後ろ足がふらつく、すぐ疲れる、吠え声が変わる、飲み込みにくくなるといった形で表れます。遺伝子検査(LPN1/LPN2/LEMP)でリスクを調べられるとされます(広く知られている範囲の情報)。拡張型心筋症(DCM)は心臓の筋肉が薄く伸びる病気。すぐ疲れる、失神する、咳が出る。これがサインです。
遺伝子検査で調べられるもの後ろ足がふらつく遺伝性の神経・筋肉の病気を調べる遺伝子検査 LPN1(ARHGEF10)(広く知られている範囲の情報・検査機関で提供あり)/同 LPN2(GJA9)(広く知られている範囲の情報)/同 LEMP(NAPEPLD)(広く知られている範囲の情報)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
子どもにも優しく物音にも動じない、穏やかで大きな家庭犬。家族にべったり甘えたがる子が多く、あまり吠えない傾向があります。
暮らしの中では、毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・夏の暑さ対策・留守番を長くしすぎない工夫に手をかける時間が長くなります。
難しさは中くらいで、超大型犬ならではの力の強さと抜け毛がとても多いことに見通しが立つかどうかが分かれ目になります。
- 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
- 夏の暑さ対策
- 留守番を長くしすぎない工夫
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- のんびり長めの散歩と、泳ぎ。牧畜犬の血をひく活動的な犬ですが、はげしい運動は必要ありません。何より家族と一緒に過ごすことを喜びます
- お手入れ
- カットは不要ですが、ブラッシングは週に数回。毛が生えかわる時期は毎日かけてください。首まわりの飾り毛、耳のうしろ、しっぽの飾り毛がとくにもつれます。水遊びが好きな犬なので、濡れたあとにしっかり乾かすことも忘れずに
- トリミング
- 不要(ブラッシングが中心)
解説
レオンベルガー
沿革
ドイツ南西部のレオンベルク市。この街の名前がそのまま犬種名になりました。作ったのは同市の州議員で、1830年代の終わりから1840年代のはじめに、ニューファンドランドとセント・バーナードをかけ合わせ、のちにピレニアン・マウンテン・ドッグの血も入れています。
最初の「本物の」レオンベルガーが生まれたのは1846年。19世紀の終わりには、優秀な牧畜犬として評価されました。二度の世界大戦のあとに頭数が激減しましたが、いまは家庭犬として世界中で飼われています(JKC沿革より要約)。
一般外貌
JKC標準は「大型で筋肉質、優美さを兼ね備え、均衡の取れた体と自信に満ちた落ち着き」と表現しています(出典: JKCレオンベルガーページ 2026-07-14確認)。
体高は雄72-80cm(理想76)、雌65-75cm(理想70)の超大型犬。毛は天気に強い中〜長毛の二層構造で、雄は首まわりの毛がたてがみのように伸びます。毛色はライオン・イエロー/レッド/レディッシュ・ブラウン/サンド(フォーン・クリーム)とその組み合わせ。顔にはいつも黒いマスクが入ります。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「シャイでも攻撃的でもない家庭犬。子どもに親愛を示し、どのような状況下でも愛想が良く従順。安定した気質が必須で、自信、落ち着き、中庸な気質、服従意志、学習能力、音への非過敏性が求められる」(出典: JKCレオンベルガーページ 2026-07-14確認)。 穏やかで従順、家族が大好きな「優しい巨人」です。子どもにもよく親愛を示します。泳ぐことを好み、活動的ではありますが、はげしい運動は必要ありません。何より家族と過ごす時間を大切にする犬です。
ただし50〜80kgという体格、厚い毛の手入れ、かかる費用、そして寿命が短めであること。これらを分かったうえで迎えてください。体の大きさだけを考えても、まったくの初心者向きとは言えません。
ケアのポイント
まずは子犬のうち。急に大きくしない食事と、やりすぎない運動。この2つで骨と関節を守れます。
次に胃です。胸が深い体型なので、早食いをさせない、1日分を複数回に分ける、食後はしばらく静かに過ごす。おとなになってからも体重は一生のテーマで、増えるほど関節がつらくなります。
厚い二層の長毛は、週に数回のブラッシング(毛が生えかわる時期は毎日)でもつれと抜け毛を管理してください。水遊びのあとはしっかり乾かすこと。
夏は暑さに弱いので、エアコンと涼しい時間帯の散歩を。そして7歳を過ぎたら、しこり・急にばたっと倒れる・足を引きずるといった変化に気づいたら早めに動物病院へ。できものが増える年代に入ります。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。