実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
テリア / 小型
パーソン・ラッセル・テリア
Parson Russell Terrier
穴にもぐる小さな獣を追う狩りで活躍してきた犬のグループです
体高 / JKC標準
33–36cm
- 体重
- 6–8kg 約6-8(一般値。スタンダードに体重の決まりなし)
- 寿命の目安
- 13–15年 個体差があります
- 運動量
- 60分/日 以上/日+知的刺激必須
- 被毛
- 雨風に強い、密でかたい毛 手ざわりの違いでスムース/ブロークン/ラフの3タイプがあります
公認毛色 ホワイト1色・ホワイト優勢+タン/レモン/ブラック(またはその組合せ)の斑(斑は頭部・尾根に限られるのが望ましい)
この犬種の食事の要点
運動量がとても多い犬です。その日の動きに見合ったエネルギーと、筋肉を保つたんぱく質を確保してください。運動が足りない時期は、そのままだと太ります
- 太りすぎ(運動が足りないとき)
- しつけのおやつで積み上がるカロリー
- 落ちているものを食べてしまう
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
毛の手入れは軽いほうです。スムースは週1回のブラッシング、ラフとブロークンは定期的に伸びた毛を抜いて(ストリッピング)かたい毛並みを保ちます。 ただし、この犬の本当のケアは毛ではありません。「運動」と「頭を使う仕事」をどう用意するかです。庭のない集合住宅では、どうしても運動が足りなくなります(ロイヤルカナン)。 小型犬なので、歯みがきを習慣にすることも早いうちから。
遺伝子検査で調べられるもの原発性水晶体脱臼(PLL・目のレンズが外れる病気)の遺伝子検査(広く知られている範囲の情報・国内外の検査機関で受けられます)/遅発性運動失調(あとから体がふらつく病気・SCA2)の遺伝子検査(広く知られている範囲の情報)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
馬と一緒に走れるほど元気で、勇敢で人なつこい犬。猫や小動物を追いかけたくなる子が多く、気づいたことを声で知らせようとする傾向があります。
暮らしの中では、毎日たっぷり体を動かす時間・留守番を長くしすぎない工夫・歯みがきを習慣にすることに手をかける時間が長くなります。
人やほかの動物に慎重なことと毎日の運動量が多いことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- 毎日たっぷり体を動かす時間
- 留守番を長くしすぎない工夫
- 歯みがきを習慣にすること
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 走る、掘る、追いかける。狩りの動きに加えて、においを追う遊び(ノーズワーク)など頭を使うものも要ります。ロイヤルカナンは「外を走るのが何より好き・庭のない集合住宅には不向き」としています
- お手入れ
- スムースはブラッシングを週1回。ブロークンとラフは、伸びた毛を抜くお手入れ(ストリッピング)とブラッシングを定期的に行い、かたい毛並みを保ちます
- トリミング
- 不要(ラフとブロークンは、伸びた毛を抜くストリッピングをすすめます)
解説
パーソン・ラッセル・テリア
沿革
1800年代、イングランドの牧師ジョン・ラッセル(パーソン=牧師)が作り上げた犬です。フォックス・ハウンドと並んで走り、巣穴にもぐって獲物を追い出す。そんな働き犬を目指して、フォックス・テリアの血統を改良しました。
のちに背の高さと体のつりあいの違いから、2つの犬種に分かれます。背が高く四角い体型のパーソン・ラッセル・テリアと、背が低く胴がわずかに長いジャック・ラッセル・テリアです(JKC沿革・用途記述より要約)。
一般外貌
勇敢でよく動く、働くテリアです。理想の体の高さは雄36cm・雌33cm(各±2cm)。近い血筋のジャック・ラッセル・テリアより背が高く、四角い体型に近いのが特徴です。
毛は密でかたく、雨風に強いつくり。スムース/ブロークン/ラフの3タイプがあります。毛色は白1色か、白がまさったところに茶(タン)・レモン・黒の斑が入るもの。斑は頭としっぽの付け根にとどまるのが望ましいとされます(JKC)。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「生まれつき、土中に潜り、狩りをする能力とそれにふさわしい体躯構成のワーキング・テリア。勇敢かつ親しみやすい」(出典: JKCパーソン・ラッセル・テリアページ 2026-07-14確認)。 体は小さいのに「馬と並走できる俊足」と評されるほど動けます。求める運動量と頭を使う量は、小型犬のなかでも飛びぬけています。
人には友好的です。ただし巣穴の猟をしてきた犬なので、狩りの本能が強く残っています。猫や小動物といっしょに暮らすのは、よく考えてから。
運動が足りないと、家のものを壊す・吠え続けるという相談につながります。初めての1頭には、なかなか手ごわい犬種です。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。