実物の写真はJKC公式の犬種紹介や画像検索もあわせてご覧ください。
テリア / 小型
スコティッシュ・テリア
Scottish Terrier
穴にもぐる小さな獣を追う狩りで活躍してきた犬のグループです
体高 / JKC標準
25.4–28cm
- 体重
- 8.6–10.4kg 8.6-10.4(JKC標準)
- 寿命の目安
- 11–13年 個体差があります
- 運動量
- 30–60分/日
- 被毛
- 針金のようにかたい毛の二層 かたく密な上毛と、やわらかく密な下毛
公認毛色 ブラック・ウィートン・ブリンドル(いかなる色調も可)
この犬種の食事の要点
代謝はふつうで、体重管理はとくべつ難しくありません。ただし、かたい毛の下に体型が隠れて太ったのを見のがしがち。
手でさわって確かめてください。皮膚のアレルギーに配慮したフードの相談が多い犬種でもあります。ぼうこうにできるがん(移行上皮癌)のリスクが高い犬種とされ、野菜を食べる頻度との関わりを調べた観察研究があります(一般値・まだ研究の途中です)
- 毛に隠れて太ったのに気づかない
- 皮膚のアレルギーへの配慮
かかりやすい病気と、気づくサイン
この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります
遺伝子検査で調べられるものフォン・ヴィレブランド病(vWD。血が止まりにくくなる病気)の遺伝子検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。
性格とケア
JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります
この犬種の性格とケアの要点
忠実だけれど自分で考えて動く、勇気のある小さな犬。小さな子のにぎやかな動きが苦手な子が多く、猫や小動物を追いかけたくなる傾向があります。
暮らしの中では、サロンでの定期的なカット・夏の暑さ対策・歯みがきを習慣にすることに手をかける時間が長くなります。
指示より自分の判断を優先しやすいことと人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。
- サロンでの定期的なカット
- 夏の暑さ対策
- 歯みがきを習慣にすること
気質
暮らしの負荷
- 運動のタイプ
- 歩く、においをかぐ、掘る。地面のにおいをたどるのが大好きな犬です。もともと地中で獲物と向き合ってきた猟犬ですから
- お手入れ
- ブラッシングは週に数回。かたい毛でも毛玉はできるので油断しないでください。眉・ひげ・おなかまわりのスカートのような飾り毛は、もつれと汚れを毎日見てあげましょう
- トリミング
- 必須(6〜8週に1回。古い毛を抜き取るハンドストリッピングか、バリカンでのカット)
解説
スコティッシュ・テリア
沿革
はじめはハイランド地方のアバディーン市の近くで飼われていたため「アバディーン・テリア」と呼ばれていました。19世紀の終わりに、スコットランドの土着の犬として「スコティッシュ・テリア」の名で確立します。穴熊やカワウソの猟に使われたアース・テリア、つまり地面の中で獲物と向き合う猟犬です。ケアーン・テリアとは近い血筋ですが、テリアらしい気の強さはこちらが上。1940年代には世界的に流行しました(JKC沿革より要約)。
一般外貌
JKC標準:「がっしりしており、地中にもぐるのに適したサイズで短脚である。態度は敏活で、小さな体のわりにたいへん力強く、活動的である」。短い足と長めの胴、がっしりした体つき。ぴんと立った耳、豊かな眉とひげ、おなかまわりのスカートのような飾り毛が特徴です。毛は針金のようにかたい二層。認められている毛色はブラック・ウィートン・ブリンドルで、色の濃さは問いません。
性格と暮らし
JKC標準の性格記述:「誠実且つ忠実である。威厳があり、独立心が強く、控えめだが、勇気があり、たいへん利口である。勇敢だが、攻撃的ではない」(出典: JKCスコティッシュ・テリアページ 2026-07-14確認)。
「ディーハード(不屈)」と呼ばれる、芯の強いテリアです。飼い主には忠実ですが自立心が強く、知らない人には控えめに構えます。
しつけは入ります。ただし言われたことをただ繰り返すより、自分で考えて動くタイプ。初めて犬を飼う人には手ごわい相手です。地面を掘る本能、小動物を追う本能も残っています。猫や小動物との同居、多頭飼いには気を配ってください。
ケアのポイント
いちばん手がかかるのは、かたい毛の手入れです。6〜8週ごとにハンドストリッピングかバリカンでのカット、そしてこまめなブラッシング。サロンとは長いつきあいになります。
眉・ひげ・スカートのような飾り毛は、汚れと毛玉がたまりやすいところ。毎日見てあげてください。
おしっこに血が混じる、出し方がおかしい。この犬種ではぼうこうのがんを頭に置いて、見のがさないこと。
皮膚のかゆみは若いうちから気をつけて見ておきましょう。体重はかたい毛に隠れるので、手でさわって定期的に確かめてください。
このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。