犬猫小町(準備中)
PLATE 243 · 5G
※写真はダミーです。権利処理済みの実物写真と順次差し替えます。
実物の写真はJKC公式の犬種紹介画像検索もあわせてご覧ください。

原始的な犬・スピッツ / 大型

アラスカン・マラミュート

Alaskan Malamute

FCINo.243グループ5G 原始的な犬・スピッツ原産アメリカ合衆国(アラスカ)更新2026.07.14

柴犬など、昔の犬の姿を色濃く残す犬のグループです

体高 / JKC標準

58.5–63.5cm

020406080cm
体重
34–38kg
雄38 / 雌34(JKC標準の好ましいサイズ)
寿命の目安
10–14
個体差があります
運動量
60–120分/日
引く運動を好む
被毛
厚い二層の毛
(ダブルコート)。密で油分をふくんだ下毛の上に、粗くてかたい上毛が生えます。きびしい寒さに耐えるつくり

公認毛色 ライトグレー〜ブラック・セーブル〜レッド・ホワイト(単色として許容されるのはホワイトのみ)

この犬種の食事の要点

北の犬種に多い、亜鉛が足りずに皮膚が荒れるトラブルの素因があります。フードの亜鉛とミネラルのバランスを見ておきましょう。

大型犬なので関節への配慮も要ります。胸が深く体も大きいため、胃がねじれるのを防ぐ工夫(食後はしばらく静かに過ごす・1日分を数回に分けて与える)も忘れずに。暑い時期は食欲と水分の量に気をつけてください

  • 亜鉛が足りずに起こる皮膚のトラブル(北の犬種は血筋で出やすい。フードの亜鉛不足やフィチン酸・カルシウムの摂りすぎも影響)
  • 大型犬の関節への負担
  • 胃がふくらんでねじれる(胸が深い大型犬に多い)
病気との関係を見る

かかりやすい病気と、気づくサイン

この犬種で報告が多い病気です。必ずかかるわけではありません
右に「くわしく見る」がある病気は、食事との関係の解説ページがあります

すぐに動物病院へ
胃拡張・胃捻転(GDV)
気づきのサイン胃が大きくふくらんでねじれる、命に関わる緊急のトラブル。胸の深い大型犬に起こりやすい病気です。そわそわして落ち着かない、おなかが張る、吐こうとしても何も出ない。疑ったら迷わず夜間救急へ
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股関節形成不全
気づきのサイン後ろ足のつけ根の関節がうまくかみ合わない病気で、大型犬に多く見られます。育ちざかりの歩き方のぎこちなさ、おすわりで足を横に投げ出す、立ち上がるのをいやがる——このあたりが最初のサインです
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甲状腺機能低下症
気づきのサインのどにある甲状腺のはたらきが弱くなる病気。中年以降に増えます。左右対称に毛が薄くなる、体重が増える、元気がない、やたら寒がる。こうした変化が手がかりになります
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白内障
気づきのサイン瞳が白く濁ってくる目の病気。若いうちから中年で出る、生まれつきのタイプもあるとされます。物にぶつかる、段差をこわがるようになったら動物病院へ
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亜鉛反応性皮膚症
気づきのサイン亜鉛が足りずに皮膚が荒れる病気で、北の犬種では血筋で出やすいことが知られています。目・口・あご・肉球など、皮膚と粘膜のさかい目にかさぶたができ、角質が分厚くなります。数週間たっても治らない顔まわりのかさぶたは皮膚科に相談してください
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軟骨異形成(矮小症)/多発性ニューロパチー/昼盲(錐体変性)
気づきのサインどれもマラミュートで知られる、生まれつきの病気です(このサイトの疾患ページは未作成)。足の骨が変形する、少しずつふらついて力が入らなくなる、明るい場所で見えづらそうにする、といった形で表れます。繁殖の前なら遺伝子検査でリスクを調べられます

遺伝子検査で調べられるもの多発性ニューロパチー(AMPN/NDRG1・少しずつふらついて力が入らなくなる病気)の遺伝子検査(一般値)/錐体変性・昼盲(CNGB3・明るい場所で見えづらくなる病気)の遺伝子検査(一般値)。受けるかどうか、結果をどう暮らしに活かすかは、かかりつけの獣医師と相談して決めてください

性格とケア

JKC・獣医学リファレンスの定性記述を
5段階に変換した目安。個体差があります

この犬種の性格とケアの要点

人には友好的で、自分で考えて動く、力の強いそり犬。猫や小動物を追いかけたくなる子が多く、よその犬とは距離を取りたがる傾向があります。

暮らしの中では、夏の室温と散歩時間の管理・毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング・音と広さに余裕のある住環境に手をかける時間が長くなります。

指示より自分の判断を優先しやすいことと人やほかの動物に慎重なことから、初めて犬を迎える人には難易度が高めとされる犬種です。しつけ教室やトレーナーなど、相談できる相手を先に決めておくと進めやすくなります。

  • 夏の室温と散歩時間の管理
  • 毛が生え替わる季節のほぼ毎日のブラッシング
  • 音と広さに余裕のある住環境

気質

甘えん坊度4
子どもとの相性3
犬同士の相性2
ほかの動物との相性1
人なつこさ4
活発さ4
吠えやすさ2
しつけやすさ2
初めての飼い主向き1

暮らしの負荷

抜け毛の多さ5
太りやすさ2
暑さへの強さ1
寒さへの強さ5
サロン依存度2
デンタルケア優先度2
集合住宅への適性1
留守番への耐性2
運動量の目安5
運動のタイプ
引く運動(そり引き・荷物運び・キャニクロス)や、走ること、長く続ける運動を好みます。退屈すると穴を掘りはじめます
お手入れ
ブラッシングは週に数回。毛の生えかわる時期は下毛がどっと抜けるので毎日かけてください。毛が密なので、毛玉ができていないか、蒸れていないかも毎日見ておきましょう
トリミング
不要(毛には暑さ寒さをさえぎるはたらきがあるので、バリカンで刈るサマーカットはすすめません)

解説

アラスカン・マラミュート

沿革

アラスカ西部に住むマラミュート族(イヌイットの一部族)が、重い荷物を運ぶために使っていたそり犬です。祖先はシベリアの犬と考えられています。

白人がアラスカに入ったあと、ゴールドラッシュのころにはレース用の交配も進み、1926年から犬種としての改良が始まりました。アメリカの犬種団体AKCへの登録第1号は1935年(JKC沿革より要約)。シベリアン・ハスキーより大きく、速さより引く力と持久力を重んじて固められた、そり犬の重量級です。

一般外貌

胸が深く、筋肉のよく発達したがっしりした体つきの大型犬。JKC標準では「深い胸と、筋肉のよく発達したボディの、力強い犬」、毛は「厚く、粗毛である」とされます。密で油分をふくんだ下毛と粗い上毛の二層になっていて、これがきびしい寒さから体を守ります。

顔に入るキャップやマスクと呼ばれる模様は、この犬種の目印。しっぽは巻き上がって背中にのります。毛色はライトグレーからブラック、セーブルからレッドまで幅広く、一色だけで認められるのはホワイトだけです。

性格と暮らし

JKC標準の性格記述:「アラスカン・マラミュートは愛情深く、友好的で、ワン・マン・ドッグではない。忠実で、献身的なコンパニオン・ドッグで、いつでも遊びに乗ってくる。しかし、成犬になると通常、威厳が備わり貫祿が備わる」(出典: JKCアラスカン・マラミュートページ 2026-07-14確認)。 人にはだれにでも友好的で、番犬にはまるで向きません。そのかわり自分で考えて動く犬なので、しつけには根気が要ります。

そり犬ゆえに引く力が強く、脱走も得意。フェンスの下を掘って抜ける、リードをぐいぐい引っぱる——このあたりは覚悟しておいてください。ほかの犬(とくに同性)とはぶつかりやすく、小動物を追いかける気持ちも強いので、多頭飼いや猫との同居はその子しだい・管理が前提です。運動と仕事が足りないと、穴を掘る・物をこわすといった行動が出てきます。

ケアのポイント

いちばん手をかけたいのは、運動と暑さ対策です。そり犬らしく引く運動や長い散歩でしっかり発散させてください。足りないと、物をこわす・脱走するにつながります。

厚い二層の毛は、生えかわりの時期に下毛がどっと抜けます。ふだんは週に数回、換毛期は毎日ブラッシングを。毛には暑さ寒さをさえぎるはたらきがあるので、夏でもバリカンで刈るのはやめておきましょう。

暑さには極端に弱い犬です。夏は早朝と夜に散歩し、部屋の温度も管理して熱中症を防いでください。顔まわりの皮膚トラブル(亜鉛が関わるもの)は、食事内容の見直しと皮膚科への相談が中心になります。

出典

1

  1. 01雄 体高63.5cm/体重38kg、雌 体高58.5cm/体重34kg
    出典サイト ↗

このページは犬種の一般的な傾向をまとめたもので、個体差があります。 健康や食事について判断が必要なときは、かかりつけの獣医師の診察に基づいて決めてください。